リオーリオのお祭り 2日目 屋台投票結果
『これで屋台へ投票を終了致します。ご協力ありがとうございました。集計が終わり次第連絡いたしますので、引き続きお祭りをお楽しみください』
どうやら投票は終わって、開票時間になったらしい
「どうなったんだろうねー、緊張するー」
ハザーマ「あそこも人気があったもんな、上位には入っていると思うけどな・・・」
ガロルド「好みの問題もあるしな、売り上げなら一位な気がするけどな」
「確かに、品数も多かったもんね」
品数の多さはうちが一番だろう
審査とは関係なさそうだけど・・・
結果を待ちつつも、まだ買いに来てくれるお客さんたち
「投票したよー」と教えてくれるお客さんもいた
嬉しい
『投票の結果が出ました。人気の屋台、3位から発表したいと思います。第三位は210票獲得のウルパさんの串焼き!おめでとうございます』
パチパチパチパチパチパチパチパチ
盛大な拍手と共に店主さんが司会の人の元へいく
金一封を受け取って下がっていった
『えー、つづきまして、2位を発表いたします。第二位は322票獲得のサリエリさんの芋もち!おめでとうございます!!』
パチパチパチパチパチパチパチパチ
盛大な拍手と共に店主さんが司会の人の元へいく
金一封を受け取って下がっていった
「こ、これはあるんじゃない?」
ハザーマ「あ、あるのか?」
ガロルド「あるだろう」
『さあ!そして栄えある第一位を発表いたします!第一位の屋台は363票獲得のハザーマさんの団子と甘味!おめでとうございます!』
ハザーマ「まじか!」
「やったー!ハザーマさん行ってきて!!」
ガロルド「ふふっ、おめでとう」
パチパチパチパチパチパチパチパチ
盛大な拍手のなか、ハザーマさんが出ていく
『屋台頂上決戦の1位、おめでとうございます。えーこちらの屋台では、最近登録されたダイズを粉末にしたきな粉という物を取り扱っておりまして、これから町を大いに盛り上げてくれる事になるでしょう。審査員の方々は全員こちらの屋台へ投票なさったそうで・・・2日目の今日に新しいメニューも追加されております。まだ食べていない方は是非食べてみる価値あり!と、私からも言わせて頂きます。では、あらためまして、1位おめでとうございます!』
ハザーマさんが金一封を受け取って、嬉しそうに掲げている
パチパチパチパチパチパチパチパチ
盛大な拍手をもらって、戻ってきた
ハザーマ「やったな!」
「うん!嬉しい!」
ガロルド「おめでとう」
2位とはなかなか近い差だったけど、審査員が全員投票してくれるとは・・・
いったい誰だったんだろうな・・・・
喜びに浸る暇も無く、屋台にどんどんお客さんがやってくる
「団子、2つおくれ!」
「私は揚げパン3つ!」
ハザーマ「はーい」
「よし、がんばろう」
ガロルド「ほら、並んでくれ」
ガロルドが一気に増えていく人を並ばせてくれている
助かる―
こんな時に作り置きが役に立つ
どんどん出して、きな粉をかけて出していく
どんどん増える列にちょっとびっくりだ、想像以上
まだ食べていなかった人も多かったみたいで
やっぱり未知のモノは食べないって人も多いみたいだ
芋もちの屋台にも行列ができている
嬉しい悲鳴ってやつかな
作り置きのお陰で列に並ぶ人たちはだいぶん捌けた
でも、さすがに売り切れが近い
きな粉はまだあるけど、団子はあと3つだし、きな粉棒は売り切れ
揚げパンは生地が作れるので、揚げればあるって感じだ
そこにお客さんがきて、最後の団子3つが売れた
もうここで終わりにしようとハザーマさんと決めた
『売り切れ』が書かれた看板を立てた
「お疲れ様ー」
ハザーマ「いやー、凄かったな・・・」
ガロルド「凄い人だったな」
「ガロもありがとう、助かった」
ハザーマ「俺からもありがとう、列を作ってくれて助かったよ」
ガロルド「大したことじゃ無いけどな。芋もちの屋台ももう売り切れそうだな」
「ほんとだ・・・」
何人か並んでいるけど、ここまでしかないですーって断っているみたいだ
「私たちもかなりの量を仕込んでたのにね、まさか売り切れるとは」
ハザーマ「想像以上だったな・・・安めに設定したけど、かなりの儲けが出た気がする」
「ふふっ、良かったねー」
ちょっと座って休みながら話をする
ユーハイム「終わったか―?おつかれさん。打ち上げに行こうぜ!」
ドム「おつかれー」
ハザーマ「元気だなー」
「ちょっと待って下さいね。片付けてしまうんで」
そう言って、屋台の荷物を片付け始める
収納に入れるだけだから、すぐに終わる
ハザーマさんは屋台の解体を進めてくれてる
ガロルド「他のヤツはいいのか?」
ユーハイム「あー、ソマドとニャムはどこにいるかわからないんだよ」
ドム「ソマドは帰って来ないかもな、ニャムはそろそろ戻ってきそうだけど・・・」
そんな話をしていると、遠くからニャムさんが歩いてくるのが見えた
「来ましたね」
ユーハイム「ソマドはほっとけばいいし、このメンバーでいくか」
ドム「そーだな」
ソマドさんはナンパ成功したのかな?
屋台を片付けて、昨日と同じ店で打ち上げだ
ユーハイム「じゃあ、ガロルドの優勝と屋台の優勝を祝って!カンパーーーーイ!」
「「「「カンパーーーーイ」」」」
昨日と同じ店で打ち上げだ
ドム「今年も良い祭りだったな」
ユーハイム「ああ、俺たちの勝ちだ!」
ガロルド「来年は頑張ってくれ」
ユーハイム「え?来年もこの時期に帰って来いよ」
ガロルド「タイミングが合えばな」
ドム「勝ち逃げはずるいぞ」
ガロルド「・・・そんなつもりは無い」
ユーハイム「ほんとだぜー、次は勝つ」
ハザーマ「来年は俺も出ようかな・・・」
ドム「お?いいじゃねえか。どうした?好きじゃないって言ってたのに」
ハザーマ「何かルラと話てたら、俺でも戦えるような気がして来た」
ユーハイム「それはわかるわ、力だけじゃねえってわかったし」
ニャム「そーなの?」
ドム「ああ、そうだな。ガロルドだって親方に勝ったしな」
ニャム「あれはカッコよかったー!」
ユーハイム「だよな!俺も練習しようかなー」
「ふふっ、あれは奇襲だからできるんですよ、来るってわかってれば避けられちゃいます」
ユーハイム「まーじか!無敵の技じゃないのか!」
ドム「確かに技としては大ぶりすぎるもんな」
「締め技とか、固め技とかできればもっと違うでしょうけど・・・」
ニャム「めっちゃ怖い事言ってるー」
ユーハイム「ルラちゃんに弟子入りしたら殺人兵器になれそうだ・・・・」
「そんな暗殺者製造機みたいな言い方・・・ちょっと戦いとかに興味があるだけですよー」
ドム「それであんなエゲつい技仕掛けるんだもんな」
ニャム「うんうん、怒らしたら怖いよー」
ガロルド「ルラは優しい」
ハザーマ「のろけだ」
ドム「でもいつの間に、あの技を教えてもらったんだ?」
ガロルド「いや、見様見真似だ」
ユーハイム「なにーー!?」
「本当ですよ、急に出すから私もビックリです」
ドム「真の天才ってやつか・・・」
本当に天才肌だよね
ガロルド「どうやって攻めても重量と力で負けると思ったんだ、倒すならアレしかないと思ってな」
ユーハイム「すげえ・・・・やろうと思って出来るのがもっとすげえ」
ドム「だな」
ハザーマ「あそこまでは無理でも、駆け引きでそこそこは戦えるだろう?」
ユーハイム「ああ、それは証明済みだな、俺も結構うまく立ち回っていただろう?」
「はい、凄く上手でした。親方さんは重心をずらさないから、勝つにはもっと仕掛けないと難しいかもしれませんねー」
ユーハイム「仕掛ける?どんな感じだ?」
「ガロは揺さぶりをかけてたじゃないですか?それを嫌がって力で押して来たんだと思います」
ドム「あー、あの首をガッチリ固めて振ってくるやつか。アレは嫌だったな・・・」
「そう、それです。仕掛ける前に揺さぶってバランスを崩した所を攻めるのが一番良い気がしますけどね」
ニャム「おちょくってやればいいんじゃないの?」
「それも、いいと思います」
ユーハイム「おちょくるのかー」
ハザーマ「得意そうだ」
ドム「確かに」
ユーハイム「なーんで俺が得意に見えるんだ?変な話だなー」
ドム「いつもソマドをおちょくっている」
ハザーマ「ああ」
そうなんだ・・・・
ユーハイム「あれは可愛がりだ、今日もたぶん泣いて帰ってくるんじゃないか?」
「え?泣いて?」
ドム「それはありえる」
ニャム「かもねー」
何でだろう?と思っていたけど
そろそろ帰ろうとしていた時にソマドが店に来た、半泣きで
ソマド「家に行ったら・・・・・彼氏が帰ってきて・・・・」
ぽろぽろ泣きながら話はじめて
お祭りを一緒に回っていた女の子の家に行ったら
彼氏が帰ってきて、修羅場
彼氏はいないって言っていたのに・・・・と言う事だそうだ
ユーハイムさんから、何回目だ?いい加減学習しろって言われていた
本人はいたって真剣だったらしく
徹底的に見る目がないらしい
ガロルド「あいつに追われていた俺って・・・」って遠い目だった
見る目が無い中でも、ガロルドだけは違ったのかもしれない・・・・そうとしか言えなかった・・・
ありがとござした!




