表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

349/581

リオーリオのお祭り 2日目 2

ショユーレスリングの準決勝がいよいよ始まる


『では、いよいよ準決勝戦に参ります!Aブロック勝者のユーハイム対、Bブロック勝者のガンドロフ!』

名前が呼ばれた2人が土俵へ上がって来る


ガロルド「いよいよだな」

「あ、ガロ。親方さん強いね・・・」

ガロルド「ああ、ユーハイムが勝てるのか・・・」


2人は土俵の上で睨みあっている


『レディー、ファイト!!』

突進するユーハイムさんを受け止める親方さん、ユーハイムさんはそのまま押さずに足を取りに行った

でも、親方さんは足を後ろに伸ばして避ける、そして頭が下がったユーハイムさんを押し潰しにかかった

「ぐうっ」苦しそうな声を出すユーハイムさん

でも親方の方が体が大きい、横へ逃げようとしても逃げきれていない

押しつぶされるのから逃げようとし続けて、場外へ押し出されてしまった


『勝者!ガンドロフーー!!』

「「「「うおおおー!!」」」「おやかたーー!」「つえー!!」

パチパチパチパチ

歓声と拍手だ


「強いねー、あそこまで行くと逃げるのは難しいね」

ガロルド「ああ、どうやって戦ったものか・・・」

「みんな首は取りにいかないよね?」

ガロルド「くび?」

「うん、首をこうやって、手でホールドするの。肩とか腕とかよりいいと思うんだけど」

ガロルド「なるほどな、ちょっとやってみるか・・・」

「今から?大丈夫?」

ガロルド「なんとかなるだろう、無理なら戻す」


『次の対戦はCブロック勝者ガロルド対、Dブロック勝者ドム!!』


そう言って土俵に上がって行った

今からガロルドとドムさんの試合だ、土俵に2人が立つと少し笑いあっている

楽しんでいるみたいだ


『レディー、ファイト!!』

深く腰を落とした2人が突進してぶつかり合う、ゴスッっと重い音がした

そのまま押し合いながら、足を取ろうとしたり、引いたりしながら様子をうかがっている


「いけーーー!」「おせーー!」「たおせーー!」

大きく仕掛けない2人にヤジが飛ぶ


そこでガロルドがドムさんの首の後ろをホールドした

そのまま自分の方へ引っ張り、ドムさんがバランスを崩している

「うおっ」

少し前のめりになったドムさんの体に自分の体を入れて、肩と首をホールドしたまま


投げた!!

ドムさんの体が浮いて、場外に半分投げ出された



「「「「うおおおー!!」」」「すげーー!」「なげた!」


『勝者!ガロルド!!!』

レフェリーがガロルドの手を高く上げる


「「「「うおおおー!!」」」「すげえ!」「つえーー!」「やるな!」


「ガローー!すごーーい!」あれは首投げってやつじゃないだろうか?

天才じゃないだろうか?



ガロルドは少しドムさんと話をして、土俵を降りて来た

「凄い!凄かった!!」パチパチパチパチと拍手して、ガロルドを迎える


ガロルド「ルラが言ってた事がわかった、攻めやすい」

「ほんと?あれだけで?凄すぎるんだけど・・・・。でも次の相手に通用するかどうかだよね」

ガロルド「どうだろうな?今までと違うのはわかる」


『さあ!いよいよ決勝戦です!前回優勝者ガンドロフ!そして相対するは初参加!ガロルド!!』

ガロルド「行って来る」

「頑張って!」


2人が土俵へ上がると、歓声も大きくなる

「いけー!」「やっちまえー!」「親方ー!」「がんばってー!」


こうして2人が並んでいるのを見ると、親方の方が大きいし厚い

体重差はかなりありそうだ・・・大丈夫かな?


『決勝戦を始めたいと思います!!』


『レディー、ファイト!!!』

深く腰を落としたガロルドが突進して親方へぶつかる、ドシッと重い音がして

親方がガロルドを受け止めている

ガロルドは親方の首をホールドして、揺さぶりをかけ始めるけど

親方は大きくは動かない


体重差もあるけど、かなり身体強化も強いみたいだ


ガロルドの揺さぶりが嫌なのか、親方が初めて攻めた、ガロルドを押して土俵際へ行く

ズズズズーッと押されるガロルドは、組手を解いて横へ避けた

やっぱり押し合いになったら体重差で勝ち目はないみたいだ


一度、離れて距離を取るガロルド

親方は動かない


ガロルドは腰を深くして、親方へ突進する

親方は掴もうとしたのかガロルドへ手を伸ばした、その手をガロルドが両手で掴み、飛んだ

そのまま親方の首へ足を絡めて、のけぞり


投げた!!!

「ヘッドシザーズホイップ!!」


「うおおおおおーっ!!」大きく投げ出された親方は、完全に場外に出ている

ガロルドも投げた勢いで足が場外へ出てしまった


どうなるの!?

みんながレフェリーを見る


『しょ、勝者は!ガロルド!!!』


どっと沸く観客

「「「「うおおおー!!」」」」「何だ今のは!?」「どうなった!?」「おやかたー!」

「投げたのか!?」「すげーーー!!」


ガロルドは投げ出された親方を立たせて、土俵へ戻り

レフェリーの勝ち宣言を受ける


『優勝は!ガロルドだー!!』

レフェリーがガロルドの手を高く上げた


「「「「うおおおー!!」」」「良かったぞー!!」「すごかった!!」

「カッコよかったぞー!!」「親方ーー!!」


ちょっとよろめいた親方もガロルドの反対側に立って、反対の手を掴んで上げた


「「「「うおおおー!!」」」「いい試合だった!」「ナイスファイト―!」

「良かったぞー!!」


そしてそのまま、優勝のトロフィーみたいなものと、賞金を受け取っていた

2位にも賞金が出るみたいだ、親方も賞金を受け取っていた


ガロルドは親方と何かを話して、握手をして土俵を降りて来た


「ガロ!凄かった!おめでとう!!」

ガロルド「ありがとう、まさかアレが効くとはな・・・」

「本当だよー!まさかアレをするなんて思わなかった!!」


ユーハイム「お前ってやつはーーー!」

ドム「やっちまったなー!!」

やって来た2人に肩を組まれて、頭をガシガシとされているガロルド


ガロルド「こら、頭が乱れるだろう」

ユーハイム「あーはいはい、ルラちゃんに編んでもらったんだもんなー」

ドム「いやー凄かった。あそこでアレが出るとは」

「ね!びっくりした。しかも足が出ちゃってたから!」


ガロルド「俺も、負けたかと思った・・・」

ユーハイム「ああいう場合は先に地面に触れた方が負けだからな、僅差だったな」


ガンドロフ「ちょっと失礼、いやあ、良い試合だった。楽しかったよ」

ガロルドと話をしに、ガンドロフさんがやって来た


ガロルド「ありがとう、俺も楽しかった」

ガンドロフ「ところで何だあれは?どうなっているのかわからなかったぞ?」

ガロルド「あーあれは、誰かがやっているのを見てな、真似してみた」


ガンドロフ「はー、えげつない事を考える人間がいるもんだ。とにかく楽しかった!来年は負けないからな。またやろう」

ガロルド「ああ、ありがとう」


ガロルドと握手をして、爽やかに去っていくガンドロフさん


ユーハイム「ぐふっ、えげつない人間・・・」

ドム「ぶっふーーふふふっ」


「ちょっとーー、失礼ですよー」

まあ、私が考案したわけじゃないしね。

私だって誰かの真似だ、一体誰が考えたんでしょうねー?

あえて他人事のような顔をしておく


ユーハイム「なんで他人事みたいなんだ?」

ドム「えげつないからな・・・」

心外だ・・・・・不満の『ふ』だ


話をしていると、ニャムさんとソマドも来た

試合を見ていたらしく


ニャム「さすがお似合いの2人だね」とか

ソマド「アレができるのはSランクだけか・・・・」とか言っていた


そんな事は無いと思うけど・・・・


その後、ガロルドは子供たちにも囲まれて

「つえー!」「抱っこしてー!」「俺もアレやりたい!」

なんて質問攻めと、抱っこ攻めにあって


腕にたくさんの子供をぶら下げて、歩いていた

子供と接しているときは優しい顔だし、口調も優しい


子供の輪の中にいるガロルドに近づこうとする女性もいたけど

無視されるか、「興味がない」とあしらわれていた


子供と女性との差が凄い


試合が終わったので私は屋台へ戻った

ハザーマさんと試合の感想を話しつつ、増えるお客さんを捌いていた


肉巻きみたらし団子が売れる、売れる

子供たちにも人気だし、かなり良い感じだ


これは1位狙えるのでは?とハザーマさんと話をしていると


『屋台頂上決戦の投票は間もなく締め切りです。投票がまだの方は投票をお願いします。』

そう聞こえてきた


ハザーマ「いよいよだな」

「うん、売れるだけ売ったし。どうなるか楽しみだね」


正直、屋台から見る限りは

芋もちの屋台が並んでいる人が多かった気がする

他には串焼きのお店


でも、提供に時間がかかっているとかで、並んでいただけかもしれない

売れ行き具合は未知数だ・・・

どきどきしながら結果を待つ

ありがとござした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ