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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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リオーリオのお祭り 屋台準備

カツオ節騒動も落ち着いたので、屋台の準備と『ショユーレスリング』の練習

2匹の運動不足解消にお散歩を挟みつつ、お祭りまで過ごした


『ショユーレスリング』は奥が深くて

休憩中はいつも見ていた


ガロルドは完全に慣れたみたいで、駆け引きが楽しくなってきたみたいだ

女子部門があれば出たかったな・・・絶対楽しい


ドムさんとユーハイムさんも押し引きがわかってきたみたいで

力のみの攻めを辞めたみたいだ


ダントツで体が大きいとかなら力のみもアリだと思うけどね




お祭りまでの時間で孤児院にも顔を出した

Sランク昇格のお知らせと、お祭りがあるので子供たちにお小遣いを渡しに行った

シスターは自分の事のように喜んでくれたし

子供たちもガロルドを見る目がキラキラとしていた


子供たちへのお小遣いはシスターに渡して、いくらずつ渡すのかは任せた

お店を出すので来てねって宣伝も忘れずに


そんな日を過ごして、いよいよお祭りの前日を迎えた


前日から自分たちが出店する場所に屋台を組み立てたり

食材や道具の最終確認をした


屋台で出す料理は半分くらいは作り置きなので、そこまで心配する事は無いと思う


屋台競技では最終的に、屋台料理を買って食べてくれた人は全員投票権があるらしく

2日目の午後までに投票、そしてその中に審査員も紛れているらしく

毎回ランダムで町民が選ばれて、その人だけは10人分の投票ができるらしい

毎回5人ほどが審査員で選ばれるらしいが、決まりはないので何人いるのか

審査員が誰だったのかもわからないようになっているらしい

不正の管理のためだろうけど、結構しっかりとしている



いよいよ明日からお祭りだ!ワクワクする


テントの中でそんな話をガロルドとしていた


「ガロは緊張してないの?」

ガロルド「緊張?はしていないかな・・・競技が意外と楽しめるものだったからな、どっちかというと楽しみだ」

「いいなー、まあ私も屋台が楽しみなんだけどね。ガロの試合も見に行くから頑張ってね」

ガロルド「ああ、頑張るよ」



そして翌日、早起きして軽く朝ごはんを食べたあとにハザーマさんと屋台の場所へ

ガロルドも一緒だ、自分の出番以外は手伝ってくれるらしい

って言っても、作り置きがあるのでそんなにする事がない


屋台は組み立て済みなので、調理器具を出して並べていく

団子を焼くコンロと網、みたらしのタレ用のコンロとお鍋

揚げ物用のコンロとお鍋を並べて、ディスプレイ用のトレイなども並べる

その横にはきな粉棒がたくさん入った容器も置いた、一緒に爪楊枝も

この爪楊枝は手作りだ、肉串はあるんだけど爪楊枝が売ってなくて・・・

自分たちが知っている丸く削られたキレイなモノじゃないけど

和菓子とかに入っている、切ったりもできる形のものだ


ちょっと日本のお祭りっぽくしたくて、屋台の上に看板も付けた

『団子・きな粉・甘いお菓子』って書いてある

他にもメニューと値段が書かれている木の板も設置


ハザーマ「これならわかりやすいな」

「うん、良い感じ。満足です」

ガロルド「これは客が来そうだ」

「だといいねー」


広場には屋台の準備をする人がたくさん来ている

もう1時間もしないうちにお祭りが始まるだろう


広場の中心には醤油樽を切ってひっくり返したものが置かれている

あの上で戦うのだそうだ


はじめて見たけど、相撲の土俵よりは小さい

直径3メートルあるかな?ぐらいだ

しかも樽が切られているとはいえ、高さも30センチくらいはある

土俵際で落ちたらケガもするだろう・・・・


「高さもあるんだね・・・落ちたらケガする人も出るよね?」

ハザーマ「ああ、毎年ケガ人が出るな。でも、もう少ししたら盛り土をすると思うからあのままではないぞ」

「盛り土?」

ハザーマ「樽の淵に土を盛って坂を作るんだ、それがないと有るでは全然違うからな」

「なるほどー、それは大事だ」


そういえば、土俵にもそういう部分があったな

これでちょっと安心かな?ガロルドがケガをするのを見たくはないからね


準備も終わったので、樽の周りに土が盛られていくのを見学だ

どこからか運ばれてきた土を樽の周りに置いて、土魔法で固めていく

出来上がったのは立派な土俵だ、凄い


自分が知っている四角いものではなく丸いけど

かなりキレイにできている

思っていたより本格的だ・・・・


「ねえ、どれぐらいの人数が参加するの?」

ガロルド「20人程度だと聞いているが・・・どうなんだろうな」

ハザーマ「いつもそれぐらいだけどな、今年は何人だろうか?」

「20人か・・・最低でも5回ぐらいは戦わないといけないんだね。ハザーマさんは出た事あるんですか?」

ハザーマ「ユーハイムさんに頼まれて出た事があるけど・・・ボロ負けだったな・・・俺は身体強化がそれほど得意じゃない、道具を使う方が得意だからな」


「そうなんだ、確かに向き不向きがある競技ですよね」

ハザーマ「ああ、その点、ガロルドは向いていると思うな」

「それは私も思います」

ガロルド「そうだろうか?まあ、初参加だしな・・・・どんな強者がいるのやら」

ハザーマ「ドムさんに勝てる時点で素人とは呼べないよ、去年の準優勝がドムさんだ、決勝でショユーの親方に負けたんだ」


「そうだったんだ!じゃあそのショユー親方は要チェックだね」

ガロルド「そうだな、どんな戦い方をするのかみて見たい」


土俵も完成して、広場にも人が集まりはじめた

屋台に立ってお客さん待ちだ

ガロルドは今なら買い放題だって、屋台の一番のお客さんになりに行った

私たちの分も買って来てくれるので、ありがたい


お祭りに一番乗りで来れば、並ばずに買えるのか・・・いいね


屋台に立ってお客さんを待っていると


「初めて見るな、初参加かい?」おじさんがやって来た

「はい、最近商品登録された新商品ですよ。いかがでしょうか?」

「新商品かい!そりゃあ試したいね、しかし商品が多いね・・・どれがダイズを使ったものだい?」

ハザーマ「全部ですよ、おすすめは団子のきな粉だよー」


「全部!?そりゃあすごいな・・・じゃあ団子のみたらしと、きな粉1個づつおくれ」

「「ありがとうございます」」

収納から焼く前の団子を取り出して、炙っていく

美味しそうな焼き色がついたら、みたらしのタレをつけて、一本にはきな粉をかけた


「はい、どうぞ。熱いので気をつけてくださいね」

「ありがとう・・・なんだか串焼きみたいな見た目だな・・・」

しばらく眺めた後に、団子を持ってひとつに噛り付いた


「んん?これは・・・・もちっとしてて、しかも・・・・タレがショユーか?」

ハザーマ「そうなんです、良くわかりましたね」

「そりゃあな、ショユーを作っているからな・・・しかし甘いショユーか・・・美味いな」

なんと、醤油屋さんでした


「いつも美味しいショユーをありがとうございます!もう一つの粉がきな粉って言って、ダイズを粉にしたものですよ」

「ははっ、照れちまうな・・・こっちの粉がダイズなのか・・・不思議な・・・匂いは美味そうだな」

きな粉の方をもって嚙り付いた


「んーーー、美味い!香ばしいな!もちもちと良く合う・・・いい」

ハザーマ「やっぱりですかー、俺もきな粉アリが好きなんだ」

「なんでこんなにかけるんだって、見た時は思ったけど、これはいっぱいかけた方がいいな・・・」

わかっていらっしゃる、きな粉はむせるぐらいかけても良い


「気に入ってもらえて嬉しいです。もし良かったら、揚げパンもどうですか?」

「こっちは何が違うんだ?」

「パン生地を揚げるんですけど、米粉が入っているので、もちっとした食感が楽しいですよ、団子よりも軽い食べやすい感じですね」

言いながら、生地を揚げていく


油をよく切って、きな粉をまぶした

「はい、味見におひとつどーぞ」

「いいのかい?じゃあ遠慮なく」

爪楊枝に挿して、ひとつを差し出す

おじさんは笑顔で受け取って、パクリと食べた


「ほおーー、これはまた、同じきな粉だが確かに軽い、でも、もちっとした食感で・・・面白いな」

ハザーマ「団子か揚げパンか悩む所ですよねー」

「これは・・・・選べないな・・・・とりあえず揚げパンを1個おくれ」


「ふふっ、ありがとうございまーす」

もっと食べたくなったらしい、おじさんに追加で作ってあげる


「ありがとうな、宣伝しておくよ!」

「「毎度ありがとうございますー」」


お客さん一号は凄く良いおじさんだった



ありがとござした!

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