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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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旅立ちの準備

今世、人生初めてのお祭りは最高だった


前世でのお祭りって、屋台巡りと花火ぐらいが楽しみだったけど

ああいう盛り上がる競技っていいなって思った


踊りが盛んなところはチーム戦であるだろうけど

参加した事は無かったし、映像でしか見た事がなかったから

きっとあんな感じで盛り上がるもんなんだろうなって思った


地方のお祭りが減っていく

そう言われていたから


危険だからってなくなったお祭りとかもあったな


町全体で楽しむって良い事だなって思った

なんとも言えない一体感だった


野営場所に移動するあいだも、気持ちが高ぶったままで

くるくる回ったりしながら歩いた


ガロルドは笑ってたけど




屋台でお腹いっぱいなので、お風呂に入って寝る事にした


「お祭り楽しかった?」

ガロルド「そうだな・・・楽しかった」

「良かった・・・ガロが競技に参加するの嫌だったんじゃないかなって思ってたから」


ガロルド「一人だったら参加しなかっただろうな・・・だが、思ったよりも楽しかった。ルラが一緒で良かった」


「ほんとに?ふふっ、私もガロが一緒で良かったよ、きっと一人だったらもみくちゃにされてた」

ガロルド「それは俺も一緒だな・・・ルラが花束を持って来てくれて良かった」

「ギルドマスターがね、教えてくれたの」

ガロルド「ギルマスが?」

「うん、他には渡すな!って」



ガロルド「・・・・そうか・・・良い事言うな」

「だよね・・・・たのしかったー・・・・」


ベッドでそんな話をしながら、いつの間にか寝ていた



翌朝、目が覚めると

いつも通りガロルドが外で素振りをしていた



日常が戻ってきた、そんな感じがした


いつも通り、軽く朝ごはんを食べて

今日どうするかの話をする


ガロルド「とりあえず冒険者ギルドだな」

「うん、あとはー孤児院に寄付したいな。賭け金は全額」

ガロルド「そうだな」

「あとは、買い物かな・・・お祭りで売っていた腸詰欲しくない?」

ガロルド「欲しいな、買いに行こう」

「あとは、その他の買い物をしてーそれぐらいかな?」


ガロルド「じゃあ、次は俺のいた町に行かないか?」

「いいね、行こう」

ガロルド「良かった、ここから飛べば2日もあればつくと思う」

「結構近いね、じゃあ明日出発かな」

ガロルド「ああ、特に予定がなければ」

「ガロの住んでた町、楽しみだなー」


ガロルド「普通だと思うがな・・・・」

「そうなんだ、ガロが小さい時の話とか聞きたいなー」


ガロルド「・・・・急に行くのが嫌になってきた・・・・」

「え?聞かれたくない?」


ガロルド「・・・・どうだろうか?不安だ」

「あははっ、どんな悪い事してたの?」

ガロルド「悪い事・・・・していたかもな」




行くのが楽しみだ



テントを片付けて、町に向かう

祭りも終わったのですんなり町に入れた


冒険者ギルドへ向かうと、ギルマスの所へ案内された


ギルマス「来たね、買取の査定は終わっているよ」

応接セットへ移動して、査定の紙を見せてもらう、もろもろで金貨2300枚の買取だ

特に異論もないのでサインして、買取は完了だ


ギルマス「買取金は口座に半分づつ入れておくね。ありがとう、良い取引だったよ」

「こちらこそありがとうございました。用事も終わったので明日には次の町に行こうと思います」

ギルマス「もう行っちゃうのかい、ゆっくりすれば良いのに」

「ガロの住んでいた所に行きたくて」

ギルマス「そうかい、挨拶は大事だもんねえ。仕方ないか、元気でね。また遊びにおいで」


ガロルド「ああ、また来る」

「お祭りがある時に来れるといいねえ」

ギルマス「それが良い。あんたたちのお陰で大盛り上がりだったからね。しかもお互いに賭けてたんだって?」


「はい、だって勝つって思ってたんで」

ガロルド「当然だ」

ギルマス「かあーーー!熱いねえ!かなりの配当だったんだろう?羨ましいねえ」

「ガロのは18倍?とかでしたよ、全部寄付するつもりですけど」

ギルマス「18倍・・・を寄付とはねえ・・・早くSランクになれるといいね」


「はい、あと1人の推薦を頑張って勝ち取りたいと思います」

ガロルド「そうだな」

ギルマス「あんたたちならやれるさ。良い知らせを待ってるよ」

「ありがとうございました。待っててください」

ガロルド「ありがとう」



こうして、ギルドマスターとお別れして

孤児院へ向かい、困っている事を聞いて、子供が元気かを見ようと思ったんだけど


囲まれてしまった

「花のおねえちゃーーん!」「つえーーひとだ!」「ししょーに勝ったんだ!」

お祭りでの事を見ていたようで、しばらくわちゃわちゃともみくちゃにされた


孤児院に居るシスターに助けてもらって

特に建物も大丈夫そうなので、賭け金の全額と賞金を寄付しておいた

すごく感謝されたけど


この町からもらったものだしね、還元だ


その後はお買い物

屋台で売っていた腸詰と野菜、特に大葉

サトウキビもここの名産だし、キビ砂糖を大量に買った

他で買うよりかなり安い


この町も最後になるので、最後に買い食いもした

醤油があるだけあって、隣国よりは親しみやすい味が多い

辛すぎるという事もなく、口に合う


ガロルドが私の料理を好きなのも、この事が原因なのかもしれない

醤油の味って恋しくなるもんね

他の国に無かったし


ほぼ塩の味付けには私も苦労したものだ

美味しいんだけど、物足りない、満たされない

これは日本人特有なのかもしれないけど


そう思いながらも地元料理を楽しんだ


たくさん買い物をして、町の外に戻った

野営をして、次の日の朝に出発予定だ


あっという間だったけど、楽しい町だったし、良い人ばかりだったなー



翌朝、いつも通り起きて、軽く朝食を食べた後に出発した


いつも通り、私はグライダー、ガロルドがアルジャンに乗って飛ぶ


一日野営を挟んで、さらに飛び

お昼すぎには町が見えてきた

ガロルド「あそこが俺が住んでいたリオーリオの町だ」

「結構大きい所だねー」


ガロルド「今から行っても夕方になるだろうし、このあたりで野営しないか?」

「え?いいの?孤児院に泊まったりしなくて」

ガロルド「いい、俺たちがいると気を使うだろうしな」

「わかった」


ガロルドがそう言うのなら、そうなのだろう


少し離れた所に降りて、野営をする事にした


日暮れまでには時間があるしな、何を作ろうかな


屋台料理ってお肉か小麦粉って感じなんだよね

なのであっさりしたものが食べたくなりがちだ


なので久しぶりにしゃぶしゃぶでもしようかな、野菜いっぱい食べたい

決まりだ


適当に野菜を切って、しゃぶしゃぶ用に昆布だしを取っておく


お肉は豚と、牛、両方用意しよう

薄切りを量産していく


タレを少し工夫して、ゴマダレ、ポン酢、おろしシソポン酢の3種類用意した

大根おろしが大量にいるので、ガロルドに手伝ってもらった

ときどき頼んでいるので上手なのだ

最初は手を削る勢いだったけど、パワーでおろすと辛くなるって説明したら

理解してくれた


辛いのが好きな人はそれでもいいけどね、さすがに辛すぎるとつらい


用意ができたら、みんなで鍋を囲んでしゃぶしゃぶした

ガロルドもお箸使いが上手くなったので自分でしゃぶしゃぶしている


2匹とエメの分はしゃぶしゃぶして上にタレをかけてあげている


エメはおろしシソポン酢が一番好きみたいだ

2匹はどれも好きと


ガロルドは相変わらず「選べない・・・・」となっていた


私は個人的にはこれのどれでもない・・・・・ゴマポン酢だ

ゴマダレとポン酢合わせたものが一番好き


どれも好きなんだけどねー


野菜がいっぱい食べれて、お肉もさっぱりで美味しい

最高です


ガロルドはゴマポン酢を教えると、さらに困惑していた

「どれも美味すぎる・・・」って


選べないみたいだ、ふふふ


お腹いっぱい食べたあとは、最近内職をしている


ガロルドに貰った花束を押し花にしようかと思って

でも、ふだん本を読んだりしないし

しおりとか使わないので、テントの中に飾れる大きなものをつくろうと思って

いろいろ試している


とりあえず、紙にはさんで花をプレス、軽く乾燥、冷やす、軽く乾燥を繰り返して

かなりキレイに仕上がっているんじゃないかな?ぐらいにはなった


押し花が完成したので、今度は自分が持っている一番キレイな白い紙をキレイにカットしていく

レース風に見えるように切り取って行って・・・・

これを台紙にして、そこに押し花を並べていく・・・これが難しい・・・


なかなか満足のいく配置が決まらない・・・・色も大きさもバラバラ

形もバラバラだもんね


何回も置いては入れ替えてを繰り返して「これでいいでしょう」と満足のいく形を作ったら


シーサーペントの鱗で両面を挟んだ

ガラスのように透明な鱗は花をキレイに見せるには丁度いい

鱗の模様ですこし波打って見えるのもまた綺麗だ


鱗のふちを銅で囲って行って、額縁っぽくキレイに装飾して・・・・完成だ!


テントの壁にピンを付けて、そこに引っかけた

「うん、良い感じじゃない?」


ガロルド「祭りの花で作ったのか?」

「うん、良い思い出になるかなって」

ガロルド「いいな」



これを見るたびにお祭りを思い出せる

キレイな鱗は海も思い出せる、良い思い出がいっぱいだ!

ありがとござした!

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