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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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花祭り フィナーレ

真の花、決定戦で見事優勝して


たくさんの歓声を浴びて、凄く気持ちよかった

恥ずかしいと思っていたけど、どこかで消えた


花束と金一封をもらって、ステージから降りるとガロルドが待っていてくれた


ガロルド「おめでとう、大丈夫だって言っただろう?」

「うん!ありがとう!」


ギルマス「いやー、負けたよ。完敗だよ、まさか双剣を持って回るとはねえ」

「ギルドマスター、ありがとうございました。楽しかったです」

ギルマス「あたしも楽しかったよ。まさか夫婦そろって負けるとはねえー、悔しいねえ」


バーモント「まったくだぜ、最近の若者は怖いな・・・」

「え!?夫婦!?」

ガロルド「・・・・・」

ギルマス「あら?知らなかったのかい?あたしの旦那だよ、素敵だろう?」

2人は身を寄せ合っていて、とてもお似合いだ


「知らなかったですー、びっくりしました」

ガロルド「俺もだ・・・」


バーモント「はははっ!俺たちもそろそろ引退か?」

ギルマス「あたしはまだやるよ、立てなくなるまでね。この町の花だからね」

バーモント「・・・これだから惚れちまうんだよ・・・」


おっと、イチャイチャタイムに入ってしまった・・・・


ギルマス「何いってんだい、あんたも頑張るんだよ。次はこいつを倒すんだよ!」

甘い雰囲気かと思いきや、ギルドマスターはバーモントさんの頬をつねっている


バーモント「わかってるよ。次は負けねえ」

頬をつねられているのに、なぜか嬉しそうなバーモントさん

ガロルド「俺も負けないがな」

バーモント「言ったな・・・右腕を鍛えるしかねえな・・・」


ギルマス「あたしは勝てる気がしないけどね、まあ、頑張るさ」

「私も全力でしたよ。もう、音も色も全部遠くのことみたいでした」

ギルマス「わかるわー、集中の極みって感じよね。それが最高に気持ちいいのよ」

「同じなんですねー、50センチって絶妙ですよね」

ギルマス「わかるわ!今まで何度か変わったんだけどね、結局あの大きさに落ち着いたのよ、あれがこの競技をより面白くしている気がするわ」


「ですよね!昨日の夜に練習してて、本当に絶妙だなって思ったんですよー」

ギルマス「意見が合うわ・・・・またお祭りに参加してね、楽しみにしているわ」

「はい!ぜひ!」


バーモント「お前も町に来たら参加しろよ」

ガロルド「受けて立とう」

2人は握手しているけど、明らかに力を入れまくっている・・・・

ケンカはダメだよ?


ギルマス「あんた、そろそろ見せ場だよ。かっこいい所見せておくれ」

バーモント「ああ、そうだな。踊ってくるよ」


どうやら、円になって踊る時間のようだ

ステージの上には楽団が準備万端で、男の人たちが円になっている


バーモント「何やってんだ、お前も行くぞ!」

ガロルド「は?俺はいい」

バーモント「何言ってんだ!優勝者は絶対参加だ!!」

ガロルド「は!?聞いてない!!」


わーわー言いながらも引っ張られて行かれた


ギルマス「さ、あたしらは花を買いに行こうかね」

「花を?ですか?」

ギルマス「ああ、踊りが終わったら花束を渡さないとだろう?自分の男だって示しておかないとね!」

「はあーなるほど」

そっか、ガロルドも花束をくれたもんね


ギルドマスターと一緒に花屋に向かい、花を選んで花束にしてもらった

アドバイスをもらいながら花を選んだ、薄紅と、薄青、カスミソウっぽい花をまぜて

鮮やかな花束になった


ギルドマスターは真っ赤な花束だ・・・・情熱的だ・・・


踊りが見える所まで移動して、ガロルドを見つけた

バーモントさんの横で踊っている、なんだ踊れるじゃない

普通にかっこいい


ギルマス「あんたも良い男を見つけたもんだね」

「やっぱりそう思います?ギルドマスターはバーモントさんとお祭りで知り合ったんですか?」

ギルマス「ふふっ、初めての祭りでナンパされちまってね。それからさ」

「わあーー、素敵ですね」

ギルマス「昔っから踊りが上手くて、腕っぷしが良かったからね。この男しかいないって思ったよ」

そこで選ぶんだやっぱり


「素敵ですね」


そこで音楽が終わり、踊りも終わった

ガロルドの前には女性がたくさん待っている、前に進めないみたいだ


ギルマス「行くよ!誰にも渡すんじゃないよ!」

「はい!」

行ったもん勝ちだ、ギルマスと同時に走り出して、ガロルドへ向かう

待ち構える女性たちを飛び越えて、ガロルドの前に降り立つ


「はい!これどーぞ」

驚いた顔のガロルド、その後、くしゃっと笑った


ガロルド「ありがとう」

花束を受け取ってくれた

「ガロ、踊れるじゃない」

ガロルド「昨日も見ていたからな」

「それだけで?凄いね」

ガロルド「意外と簡単だった」


普通に話をして移動しているけど、まわりでは女性が


「あの子、花の子じゃない」「まさかーー」「そんなーー」

「トップ同士なんて」「勝ち目ないわー」


悲壮な声が聞こえてくるが、無視で

ごめんね、ガロルドと一緒に旅がしたいんだ。ココには残れない


ガロルド「次はルラの番だろう?」

「うん、行ってくるね」


ポンチョをガロルドに預けて、踊りの円に加わりにいく

ギルマスも一緒だ


音楽がはじまる、軽快な音に合わせて踊り出す

くるくると回り、みんなと一体になる、凄く楽しい

くるくる、くるくる、花びらになった気持ちで、広がるスカートがきれいだ



良いお祭りだな・・・・



女性の踊りが終わると、男性が待っている

今日もガロルドが待っていてくれる、歩き出さずにいると

ガロルドが歩いてきて

ガロルド「綺麗だった」そう言って花束をくれた、昨日とは違う花束だ

薄青の花束、カスミソウっぽい花も入っている

「ありがとう!」

良い香りの花だった、香りを吸い込んで笑った


ガロルド「どうやら、祭りの勝者は他の人とも踊った方がいいそうだが・・・どうする?」

「あ、やっぱりそうなの?じゃあ最初はガロで、その後に他の人とも踊っていい?」

ガロルド「ああ、わかった」


そう話をして、花をくれようとしていた人達の所へ行った


「ガロルドと踊った後に、踊りたい人は踊りましょう」

そう言うと


「一番は俺だ!」そう言って、花を渡してくれた

「俺も!」「僕も!」そこからは何本受け取ったのかわからない・・・

収納に入れて、受け取ってを繰り返した


ガロルドからポンチョを受け取って、踊りの円へ入る

最初はガロルドと踊るんだ、だって相棒だもん


音楽と一緒に踊り始める、もう覚えた

前へ、後ろへ、横移動、手を放して一人パート

ガロルドの手を取ってくるくると回る、一周したら、腰をぐっと持たれて持ち上げられた

「ガロ!?」

ガロルド「はははっ」持ち上げたままぐるぐると回って下された


「ビックリしたー」

ガロルド「じゃあな、俺は見てるから」

「うん」


ガロルドと入れ替わりで、さっき花をくれた男性がやって来る

踊りに加わって、また踊り始める


手を取って前へ、後ろへ、横移動、手を放して一人パート

相手の手を取ってくるくると回る、一周したら終わりだ

次の男性と交代


その後も何人とも踊ったけど、不思議

やっぱり一緒に踊りにくい人っているんだな


こうやってパートナーを見つける理由がわかった気がする

相手に合わせてくれる人って少ないのかもしれない・・・



何十人も踊って、音楽が終わった・・・

全部の人と踊れたかはわからないけど、終わりなので許して欲しい


盛大な拍手と花びらが降り注ぐ、これで催しは全て終わりみたいだ


ガロルドの所へ戻る


ガロルド「お疲れ、換金しにいくか?」

「換金?あ!賭けの?」

ガロルド「そうだ、きっと俺のはかなりの倍率じゃないか?」

「そうだ!ガロの人気が最下位まで下がってたんだよ?信じられないよねー」

ガロルド「ははっ、そう思っていたのはルラだけかもな」

「そーかな?見る目ないよねー」

ガロルド「ふふ」


賭けの受付まで行くと、配当が張り出されていた


『ルラ・・・・・2倍』

『ガロルド・・・・18倍』


「うわ!18倍って・・・540!凄いね!」

ガロルド「すごいな、ルラも2倍だから60枚は貰えるな」

「わー、ガロルドって何人ぐらいから選ばれてたんだろうね」


「お、来たな。引き換えの紙を出してくれ」


「はい、お願いします。ガロルドって何人ぐらいの人が賭けてたんですか?」

「ああ、ガロルドだね・・・えっと、16人だな、どれも女だな、ある意味大人気だったな。羨ましいぜ」


ガロルド「・・・・嬉しくないな」

「あははっ、賭けた人たちは大当たりだね。。見る目あるよ」

ガロルド「・・・・そういう事にしておこう」


配当金を受け取って、屋台巡りに戻った

広場では子供が円になって踊っている


将来、大人になったら

キレイな花になって踊るんだろう

その未来を思って、嬉しくなった

本当に良いお祭りだな


食べ歩きしつつ、そう思った

お腹がいっぱいになってそろそろ帰ろうかとなった

帰り道を歩いていると、昨日も見た光景が目に入ってきた

射的で子供がぐずっている「とれないー!」って


立ち止まって見ていると、おじさんと目があった

お店に近づいて「やってもいいですか?」と聞くと「あ、ああ。小銀貨5枚だ」と返ってきた

断わりはしないんだな、と思って

お金を渡すと、おじさんは笑顔になった


子供からどれが欲しかったのか聞いて、1本の矢で落とした

「すげええー!」

「はい、これあげるね」そう言って、景品を渡してあげた

昨日と同じようにお母さんに「射的がしたかっただけなんです」そう言って納得してもらった


笑顔でお店を出て、帰る事にする


ガロルド「よく怒られなかったな」

「ふふっ!学習したんだー・・・おじさんには金貨を渡したんだ」

ガロルド「金貨を?」

「うん、おじさんは儲かれば嬉しい、私は射的ができて楽しい、子供は景品が手に入って嬉しい、お母さんは子供が笑って嬉しい。みんな笑顔!」


ガロルド「確かにな・・・・祭りのプロだな」

「でしょー?ケンカなんてしないんだから」


ちょっとケンカも楽しそうって思ってた事は内緒だ!


ありがとござした!

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