花祭り 2日目
「あーーー、楽しかった!」
ガロルド「・・・・・・良かったな」
ちょっと呆れた感じで言われてしまった
「お花ありがとう、買って来てくれたの?」
ガロルド「ああなるのは想像できたからな」
「そうなんだ、あんなにいっぱいいるとは思わなかったよ」
ガロルド「本気か?予選通過者ってだけでも人気は出るものだぞ」
「あ!なるほど、確かにあれで顔が知れちゃったかな」
ガロルド「・・・・・・それだけじゃないと思うけどな」
お祭りは続いているけど、町を出てきたので
続きは明日楽しもう
町から少し離れて、目立たない所にテントを設置して
花瓶がない・・・って事に気づいたので
土魔法で、適当に花瓶を2つ作って
ガロルドからもらった花束を花瓶に挿した
髪飾りに選んでもらった花と同じ花だった、いっぱいあると迫力がある
間に私が選んだカスミソウっぽい花も入っていて、すごく華やかだ
その他の渡してくれた花たちは、髪飾りだったり、1本だけだったりでバラバラなので
カットして、まとめてもうひとつの花瓶に挿した
色んな形と色がごちゃ混ぜなので雑多な感じになってしまったけど
これはこれでいいでしょう
ガロルド「・・・・・・凄い数だな」
「うん、こんなにもらっちゃっていいのかな?」
ガロルド「良いか悪いかで言うなら良いんじゃないか?だが、受け取るっていう事はダンスのパートナーをOKしたって事にもなるからな」
「ええ!?・・・じゃあギルドマスターが全部受け取っていたのって・・・・。」
ガロルド「なるほど?それを見て真似したのか?」
「うん、横を見たらそうしてたから・・・それが普通だと思って」
ガロルド「・・・教えていなかった俺が悪いか・・・。必ずパートナーをしなけらばならないって事ではないけどな、ギルドマスターはいつも全員と踊っているからな、体力お化けだ」
「ふあーー、ギルドマスターすごいー」
ガロルド「俺が花束を渡したからな、別にもらったやつらとは踊らなくてもいいぞ」
「へ?そうなの?」
ガロルド「ああ、俺がルラのパートナーって事になる。花束を受け取れば成立だ」
「なるほど」
確かに、一本だけより花束の方が強そうだもんね
屋台でご飯をいっぱい食べたので、しばらくはご飯が入らない
なので回る練習をする事にした
50センチ四方の板を作って上に立つ
ギルドマスターは足を使って遠心力で回っている感じだったな
まさしくバレリーナだ
私は双剣があれば手に重しがあるようなものだから、より回りやすいんだけどなー
「双剣を持って回っちゃダメかな?」
ガロルド「・・・・それは見た事がないが・・・運営に聞いてみてもいいんじゃないか?」
「そっか、聞いてみよっかな。持てれば回りやすいんだけどね」
ガロルド「なるほどな」
板の上で普通に回るのと、双剣を持っている雰囲気で回るのと2通りでやってみた
どうやっても双剣を持っている方が回りやすい
でも、これにも欠点がある
足を開いてしまうのだ
回り始めれば最小限のスペースで済むけど、回りはじめと終わりが・・・・
どうしても踏ん張ってしまう
「ああーー、やっぱり出ちゃう」
ガロルド「出ないようにするには回転数を落とすしかないのか?」
「うん、勢いをつけようと思うとバランスが・・・・」
ガロルド「うーん、一定のペースで行けば勝てない事もないと思うが・・・」
「たぶんぎりぎり勝てるか、勝てないか・・・だよね。しかもまだ予選だったから、きっと本気じゃないよ」
ガロルド「それはありえる」
「困ったーーー、負けちゃうかもーーー」
何度やっても、スピードが乗ると足が出てしまう
50センチ奥が深い・・・1メートルならいけたのにー
その後も回り続けて、少しコツがわかってきた
飛べばいいのだ、軽くジャンプすればより回れて、キレイに回れる
これならいけるかもしれない・・・かな?
そこで練習を終えて、お風呂に入って寝る事にした
屋台でたくさん食べたから、お腹が空かなかった、お祭り凄い・・・・
2匹はちょっとだけ食べてたけど、成長期かな?
翌朝、軽く朝ごはんを食べて
祭りの衣装に着替えて、髪はサイドを三つ編みにしてから、ハーフアップにした
昨日貰ったガロルドの花束から数本取って髪飾りにして
髪に挿した、もちろん風車も
ガロルドも昨日と同じでサイドを編み込みにして、少しカスミソウっぽい花を付けた
本人は出来栄えを見て困惑していたけど「カッコイイよ」と言うと納得してくれた
良かった、花束から取ったカスミソウっぽい花をガロルドの胸ポケットに挿して完成だ
昨日よりも花が増えて、より華やかだ
準備万端で出発した
ガロルド「どうだ?勝てそう?」
「うーん、ギルドマスターの本気がどれぐらい凄いかによるかもしれない・・・」
ガロルド「そこは未知数だな・・・」
「ガロこそ大丈夫?」
ガロルド「出るからには全力で勝ちにいく」
おお、意外とヤル気だった
「ふふっ、頑張ろうねー」
ガロルド「賭けないとな」
「やっぱり?私はガロに賭ける」
ガロルド「俺はルラに賭ける」
「ははっ、大丈夫かな?怒られない?」
ガロルド「自分に賭けるわけじゃないからな」
2日目のお祭り、全力で楽しもう!
そう思って町に行った、昨日よりも人が増えたかもしれない・・・
町に入るだけでも少し時間がかかったし
色んな人に声をかけられた
「昨日見てたよ!頑張ってね」「綺麗だったよー頑張って!」「応援してるから!」「俺は君に賭けるぞ!」
「私と踊ってー」「ペア募集中よー」「カッコイイー!」「私も抱っこして走って!」
など、さまざまだった
通りすがりに声をかけてくれるのだ
広場まで来ると、さらに声が増えた
「凄いね」
ガロルド「本戦は賭けもあるからな、注目もされる」
「ふふっ、こんなに注目されるのはじめて。賭けの所見に行こう!」
ガロルド「ああ」
2人で賭けを受け付けている所に行くと
人気がグラフになっている
「おおーーー凄いね」
ガロルド「さすがに連覇中の2人が人気だな」
「うん」
腕相撲一番人気は覇者のバーモントさん
2番人気は前回2位のドンマーさんだ
ガロルドは・・・・・・下から2番目?嘘でしょ?見る目ないなー
まあ、倍率が上がっていいんだけどね!
賭けの申し込みの所に行く
「お嬢さんも賭けに参加かい?さあ、誰に賭けるんだい?」
「えっと、上限っていくらなんですか?」
「銀貨一枚~金貨30枚までだよ」
「じゃあ、金貨30枚をガロルドで」
「は?正気かい?彼は下から2番人気だよ?」
「はい、もちろん。はい、金貨30枚」
「わ、わかったよ。はい、これが引き換えになるからね。無くさないようにね」
「はーい、ありがとう」
引き換えに渡された紙には、ガロルド金貨30枚と書かれてある
ガロルド「俺はルラに金貨30枚だ」
「おいおい、マジかよ。お互いに賭けあってるのか?」
ガロルド「勝つと思っている所に賭けるだけだ」
「はははっ、こりゃ面白くなってきたぜ。はい、引き換えだ、無くさないようにな」
ガロルド「ああ、ありがとう」
「ふふっ、びっくりされちゃったねー」
ガロルド「まあ、みんな見る目がないんだろう」
凄い自信だ、ふふふっ
ちなみに私は2番人気だ、予選も2位通過だしね
賭けも終わったので、屋台巡りだーー
昨日食べれなかった屋台をめぐって、食べまくった
食べてる最中にも声をかけられたり、昨日みたいに私の服を汚しに来る人もいた
でも大丈夫だ 「私、汚れませんので」
どうやら、私の服が汚れれば着替えたりでどこかに行くだろうっていう魂胆らしい
ガロルドが一人になるのを望んでいるみたいだ
まさか趣味の付与がこんな役割を果たすとは・・・・
汚れても浄化で一発だったろうけどね
反対に私は男の人に声をかけられる事も無かった
どうやらガロルドの花束が効いているみたいだ、ずっと一緒にいるしね
ガロルド凄い
屋台を楽しみ過ぎて、お腹がパンパンなので
昨日買ったジンジャーエール風の飲み物をのみつつ休憩だ
もうすぐ腕相撲がはじまるしね
今日は、腕相撲からスタートだ
次に私が出る、ターン競技で
最後にみんなで円になって踊る、花祭りの大トリだ
さあ!ガロルドを応援しなきゃだ
ありがとござした!




