花祭り、競技参加だーーー!
『さあ!お次はB組の方はステージへお越しください!』
呼ばれたのでステージへ上がっていく
奥から順番に板の上に乗っていく
自分の場所に立つと、思ったよりも狭い・・・50センチ
ちょっと緊張しつつも、そんな事も言ってられなくなってきた
さっき見た感じ、みんな回り方はバラバラだったけど、上手い人はみんな片足を軸に回っていた
自分もそれで行こうと思う
『では、B組のみなさん準備はよろしいでしょうか?位置について、よーーーい!』
プァーン!
心を決めて回りはじめた、回っているから観客を見る余裕もない
でも、思ったよりも安定して回れている
「がんばれー!」「負けんなー!」「止まるなーーー!」「まわれーー!」
色んな歓声が聞こえて来る
『あーっと!落ちた方はそのままで、動かないでくださいー!』
誰かが落ちてしまったみたいだ、でも見る余裕なんてない
『さあ、あと残り5,4,3,2,1,』プァーン!
止まる、下を向けば板の上には立てている
「はー、良かった・・・」意外と目は回ってないや、不思議だ
『残った方はそのまま落ちないでお待ちください!確認しにまいります!』
自分の所にも確認しにきてくれる
「え?」数字を確認して驚いた顔でこちらを見て、もう一度数字を見てを繰り返している
「何か変ですか?」
「い、いえ。失礼しました」
そう言って行ってしまった
板の上からでは回数は見えないのだ・・・不安なんだけどー
『さあ!結果が出ました!!おーーーーっとこれは、予選にしてとんでもない数字がでました!102回!ルラさん!一位通過おめでとうございますーー!!』
おお?102回?すごいのかな?わからない!
とりあえず嬉しそうな顔で観客に手を振っておいた
ガロを見つけたのでガロにも手を振っておく
「「「「わああああ」」」」
歓声がすごいよ、102回って凄いのかも
運営の方に従って舞台から降りる
「ルラさんですね、一位通過おめでとうございます。明日は午後から本戦になりますのでよろしくお願いいたします」
「あ、はい。お願いしまーす」
そう挨拶して、ガロの所へ戻る
戻る途中で「凄かったよ!」「良い花だった!」「素敵だったわ!」なんて
声をかけてくれたので、笑顔で答えておいた
なんて返していいのかわからない・・・
「ガロ!ただいまー」
ガロルド「おかえり、凄かったぞ」
「そうなの?自分じゃどれぐらい回ってるかわからなくってさ、めちゃくちゃ不安だったんだ」
ガロルド「ダントツで1番回っていたし、余裕そうだったぞ」
「確かに、もっと目が回ると思ってたんだけど、意外と平気だった」
ガロルド「そりゃあ、双剣であれだけ回転できるなら、普通に回るくらい簡単じゃないのか?」
「あ・・・・・・そっか」
そうだ、双剣で切っている時って、視界がなくなるくらい回転してたや
じゃあ自分ってかなり得意なのかも?
ガロルド「もしかして、自分が回転得意だとは思ってなかったって事か?」
「あ、ハハハハハハ。そうかも」
ガロルド「なるほどな、今までの態度の理由がわかった。自信があるからエントリーしたんじゃないのか」
「いや、ぜんぜん。ただ楽しそうだなって・・・・」
ガロルド「ははっ、まあ、いいんじゃないか?意外ともっと上がいるかもしれない」
「だよね、ちょっと見学しよう」
その後に出て来た、C組、D組は普通だった、平均70回くらい?
最後に出て来たE組を見てびっくりした
『さあ!今年も魅せてくれるか!我らが冒険者ギルドマスター!ベルアート様ーーー!』
ギルドマスターが真っ赤なスカートを翻してステージへ上がってきた
髪には沢山の花が飾られていて、凄い美麗だ
「ギルドマスター・・・すっごい美人だね」
ガロルド「真っ赤だな・・・」
そう、スカートは赤、ブラウスも赤、コルセットはワインレッドだ
髪も赤いので、髪飾りの花ぐらいだ、色んな色があるのは
「かっこいいー」
『今年も来てくださいましたベルアート様!現在驚異の12連覇!!彼女を破る花はあらわれるのか!?是非、咲き誇って下さい!では、参ります!位置についてよーーーい!』
プァーン!
合図とともに回り始める参加者
ギルドマスターはまるでバレリーナのように美しく回っている
これは段違いだ・・・・
他の参加者がゆっくりに見えてしまう・・・
ついて行こうと頑張っているのか、次々と脱落していき・・・・
最後に残ったのはギルドマスターのみだ
『さあ、あと残り5,4,3,2,1,』プァーン!
ギルドマスターはピタっと止まり、美しくお辞儀した
「「「「「わああああ!!!」」」」パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
観客は大歓声だ
『今年も魅せて下さいました!我らがベルアート様!結果は・・・・・驚異の128回!ケタ違いです!!彼女を破る花はあらわれるのでしょうか!?明日の本戦に期待です!!』
「「「「うおおおおお!!」」」」
大盛り上がりです、決勝戦かと思っちゃうよ
「凄すぎるね」
ガロルド「そうか?ルラなら勝てる」
え?ほんと?凄かったよ?
「でも、ギルドマスターは回るのも綺麗だったよ?」
ガロルド「ルラも綺麗だったぞ、少しもブレて無かった」
ほんとに?・・・・自分じゃわからないや・・・
ガロルド「俺はルラが勝つと思ってるよ、ほら、次は俺が行ってくる」
2匹が入ったポンチョを受け取る
「ありがと、頑張ってね!」
舞台に向かうガロルドを見送る
ポンチョを着て、ガロルドを応援しよう
ステージを見ると、舞台のうえにも回りにも大きな酒樽が置かれていた
酒樽にはA~Lまで描かれている
『さあ!野郎ども!男ならば腕一本で勝ってみせろ!予選参加の野郎どもは自分の組へ移動して、レフェリーの指示に従ってくれ!』
え?そういう感じ?
どうやら人数が多すぎて、各場所で各々対決してるみたいだ
ガロルドがいるDの樽の所まで行って見学する
対戦前に樽の上に置いてある腕輪を左につけて、対戦みたいだ
あれが魔封じの腕輪かー、見た目は普通に金の腕輪だ
ガロルドの順番がきた!
見ていると、腕輪を付けたあと、レフェリーの指示で手を組んで
「レディー―、ファイト!」ダンッ
へ?一瞬だった・・・・
ファイトって言った瞬間に、もう決着ついてたよ
早すぎ・・・・応援とかする暇もない・・・・
そのまま、勝ち残りらしく3連戦だ
どれも、一瞬だ・・・・相手がちょっと可哀そうだな・・・
負けた相手たちみんな涙目じゃない?
その後、それぞれの組の一位同士が勝負して
12人から6人まで減った、どれもガロルドは一瞬で勝ち
応援する暇も無かった・・・・
『さあ!決勝に残った猛者はこいつらだ!1番!いつもは優しいパパ!本気を出せば強いんだぞ!オーーターーー!!』
優しそうな男の人がステージの上で手を振っている
「「「「「うおおおお!!」」」」「「「「きゃあああ」」」」
歓声と悲鳴が凄い
『続いて2番!冒険者!ガローーーーールドーーーー!!!』
呼ばれても微動だにしない、ポーカーフェイスだ凄い
「「「「うおおおお!!」」」」「「「「きゃああ!」」」「結婚してーー!」「すてきー!!」「かのじょにしてーー!」
おお、人気高そうだ。特に女性人気
「ガローーー」手を振っておいた
気づいたのか、少し笑って、手を振り返してくれた
「きゃあああ!」「笑ったわ!」「こっち見たわよ!」「私をみたのよ!」
ガロルドの顔がスッともとに戻る・・・ちょっと面白い
『続いて3番!彼女募集中だ!ハーーーネスト―――!!』
笑顔で手を振っている、女好きそうな顔だな・・・偏見だけど
「「「「うおおおお!!」」」」「「「きゃあああ」」」」「いいわよーー!」「今夜空いてるわー!」
意外と反応がいいな。女性強い
『続いて4番!ベテラン冒険者!ファインーーーーー!!』
いかにも冒険者っぽい、でも優しそうだ、笑顔で手を振っている
「「「「うおおおお!!」」」」「「「ファインーー!!」」「「がんばれーー!」」
冒険者からの応援が飛び交っている、さすがベテランだ
『続いて5番!去年は惜しくも敗れました!今年は勝てるのか!?宿屋のドーーーンマーーー!!』
大柄なムキムキだ、本当に宿屋さん?
マッスルポーズでアピールしている
「「「「「「うおおおお!!」」」」「応援してるぞー!!」「がんばれーー!」
ここも男性受けがいいな
『そしてラスト6番!現在9連覇中!カンリン1の鍛冶師!バーーーーーーーモントーーーー!!』
ムッキムキ、腕もとんでもなく太い、ヒゲももじゃもじゃだ
鍛冶師・・・納得だ
「「「「うおおおお!!」」」」「「「「「「おやかたーーー!!」」」」
一番の歓声だ、さすが覇者だ
『以上が腕相撲の生き残りだ!!いったい誰が勝ち残るのか!?9連覇中のバーモントを倒す猛者は現れるのか!?予想に自信があるヤツは賭けに参加しよう!!腕相撲と花!配当は人気で決まるぞ!!明日の午前中までが期限だ!!一攫千金を狙うもよし!連覇を信じるもよしだ!!!では!また明日会おう!!』
賭けもあるんだ・・・・ガロルドに賭けなきゃ・・・
それにしても司会者上手だったなあー
ありがとござした!




