カンリン ダンジョン4階層で見つけたもの
クモの大群を倒した
だいたいこういう所には何かある
見回してみる石が多めの川、森の中から始まる水源
所々に特徴のある葉が生えていた
何か見た事があるような・・・・?
近づいて、水の中に入る
葉を避けて根っこの部分をみて見る、これってもしかして?
一株引き抜いてみた
出て来た根っこは、緑色、ビンゴだ!!
「山葵だ!!」
ガロルド「ワサビ?」
「うん!これも欲しかったものの一つだよー。自生しているのなんて初めて見た!」
感動だ!根っこの部分しか見た事無かったんだもん
葉っぱとか茎とか調理したものしか見た事無かったよー
ガロルド「これが欲しかったのか・・・・どうやって使うのか想像もつかないな」
「これは、すりおろして使うんだよ、薬味・・・ってわからないか・・・柚子胡椒みたいな刺激があるタイプの調味料として使うんだ」
ガロルド「柚子胡椒みたいな・・・・それは美味そうだ」
「このまま食べるものじゃないからね、これは貴重だよー」
ガロルド「収穫しようかと言いたい所だが、昼ごはんにしないか?」
「うん、お昼ご飯食べてから収穫しよう!」
せっかくなので、ワサビを使いたい
茎を取って、ヒゲを切る、キレイに洗って
「はい、ガロ、これをすりおろして欲しいな」
ガロルド「わかった」
おろし金とワサビを渡して、すりおろしてもらう
私は魔道コンロを出して、赤牛のお肉をステーキ用に切り分けていく
塩コショウをして焼いていく
そう、ステーキをワサビ醤油で食べたいのですー!
赤牛のお肉はほどよくサシがあって赤身のお肉
すごく美味しそうだ
表面がしっかりと焼けたら、お皿に乗せて保温、あとは余熱におまかせだ
ガロルド「できた」
「ありがとう」
すりおろしたワサビを受け取って、醤油に少し混ぜた
乗せて食べても美味しいけど、2匹には難しいからね
保温していたステーキをカットしていく
中はピンクで凄く美味しそうだ・・・・
これにワサビ醤油をかけて・・・
ガロルドと私の分は、小皿にお醤油とワサビを別盛りだ
「はい、どーぞ!」
ガロルド「美味そうだ・・・」
「きゅうー」「きゅぃー」
2匹は置いた瞬間にかぶりついている、見た感じワサビも大丈夫そうだ
「お醤油につけて食べて欲しいんだけど、ワサビはお好みで乗せてもいいし、お醤油に混ぜてもいいよ。最初はわからないと思うから、ちょっとずつお醤油にこうやって混ぜるといいよ」
ガロルド「なるほど・・・こうだな」
「うん、そうそう」
一切れ取って、ワサビ醤油につける、ぱくりっ
口に広がる爽やかなワサビの風味、鼻に抜ける清涼感
これこれー
お肉なんていくらでも食べれちゃいそうだ、さっぱり食べれるんだ
美味しすぎる
しかもワサビが新鮮!風味が抜群だ!
たまんないー
しっかりと噛みしめていると
「きゅうー」「きゅぃー」
「え?もう食べたの?」早い
2匹はワサビが気に入ったらしい、追加でお肉を焼いてあげた
ガロルド「これは独特な風味だな・・・美味い」
「でしょ?つけすぎると鼻にくるから注意だよ」
ガロルド「・・・・そう言われるとやってみたくなる」
「えー・・・・・涙でちゃうんだから」
ガロルド「涙が?そんな事あるか?」
「ふふっ、一回やってみたら?」
ガロルド「これぐらいか?」
ステーキになかなかの量のワサビを乗せてぱくりっといった
うわーー、あれは鼻に来そうーー
数回嚙みしめて、止まった・・・・
鼻を押さえて、上を向いて耐えている
「きた?」
ガロルド「これは凄いな・・・・・こう・・・・ツーンとした刺激が・・・・」
しばらく上を向いたあとに、元にもどると目が赤くなっていた
「ね?つけすぎ注意だよ」
ガロルド「ああ、身にしみた・・・だが適量なら美味いな」
「うん、この風味がいいんだよねー、他にはない味だよ」
ガロルド「確かに感じたことのない刺激だった」
「あははっ、貴重な経験だったね」
その後も、追加でお肉を焼いて
ワサビ醬油を楽しんだ
お腹いっぱいになった後は、収穫だ
ズボッと抜いていく
見る限りはかなりの数が収穫できそうなんで
10本ほど収穫して、葉ワサビの醤油漬けを作っていく
鮮度が命らしいので
葉と茎をしっかりと洗ってから、3センチくらいでざく切り
お鍋にお湯を出して、沸騰直前くらいの温度にして、そこへ投入だ
ちょっと混ぜて、全体がちゃんと浸かるようにしたら、もう終わり
ザルに上げて、よく水を切る
ボウルに入れて、塩を振ってなじませる
このまま、冷蔵庫へ保存だ、2時間ぐらいは置きたい
あとで入れる調味料は、酒、みりん、醤油、を混ぜて、少し火にかける
冷めたら完成
あとで調味料も投入して、もう一度寝かせたら、完成だ
葉ワサビの料理ってこれぐらいしか知らないんだよね
火を通しすぎると辛さが飛ぶとか、えぐみを取るために塩もみとか
下茹でがいるって事くらいしかわかんないや・・・
まあ、そんなに大量に食べるわけじゃないし、いいかな
この醤油漬けを色んな料理に入れるのがいいかな
うん、そうしよう
漬け置きしている間に収穫をして、かなりの数が取れた
ガロルド「けっこう取れたな」
「うん、思ったより生えていたね」
100本くらいは取れたんじゃないかな
そんなに大量に食べるものじゃないし、これでいいでしょう
森から少し離れて、野営をするところを決める
夢中で収穫していたので、もうすぐ夕方だ
さっそく夕食の準備をする
一番食べたかったワサビ醬油も食べれたので
葉ワサビが使えるような料理にしようか・・・
豚肉に合わせようかな
3匹でお散歩に出かけたので、時間はあるし
お鍋に水を入れて、豚バラ、スライスしたショウガ、長ネギの青い部分を入れて
沸騰させる、そこから中火で少し煮込んで、アクは取る
別の鍋に、ゴマ油を入れて、みじん切りのニンニクと輪切りの鷹の爪を炒める
香りが出てきたら、スライスした玉ねぎを入れてしんなりするまで炒める
そこに、茹でた豚バラとゆで汁を漉したものを入れて、塩で味を調える
蓋をして1時間煮込む
この間に、ブリを薄切りにして、湯通しする
玉ねぎのスライスを水にさらして、辛みを取る
玉ねぎの水分をしっかりと取ってからお皿に盛って、その上に湯通ししたブリ
小葱を散らして、葉ワサビの醬油漬けも細かく切って散らす
ポン酢を回しかけて、完成だ
煮豚は柔らかくなったら、お好みの厚さに切って並べて
その上に、葉ワサビの醬油漬けを乗せていく、上から煮豚の煮汁をかけて、完成だ
あーここに鰹節かけたいーーー
塩煮豚の葉ワサビの醬油漬け乗せと、玉ねぎとブリの葉ワサビサラダの完成だ
葉ワサビを少し味見してみる
ぱくりっ、シャキシャキとした歯ごたえと、爽やかな風味だ
「美味しいー、ごはんだ、これはご飯が必要」
きっと牛肉にも合うよね、ローストビーフにも乗せたいな
エビとか海鮮もあうよね
もう何でも合う、間違いない
おにぎりの具にも入れよう、絶対美味しい
追加で葉ワサビの醬油漬けを作っておこう、いつでも使えるように
明日の朝にもう一度、収穫してもいいかもしれない
その後、3匹が帰ってきたのでご飯を食べた
豚も、ブリも好評で、あっという間に無くなってしまった
もっと作っても良かったかもしれない・・・
ガロルド「ワサビは葉っぱも美味いのか・・・驚きだ」
「美味しいよねー、さっぱり食べれるからどんどん食べれちゃうし」
ガロルド「ああ、魚も肉も合うなんて最高だな・・・・・明日も収穫しておくか?」
「あははははっ、ハマっちゃった?いいよ、いっぱいあれば安心だもんね」
ガロルド「よし、明日もいっぱい収穫しよう。それにしてもここのダンジョンは変わっているな」
「うん、ほんと不思議だよね。私は嬉しいしかないけど」
ガロルド「もしかして、最下層も・・・・・?」
あり得るだろうか?
「何かあるのかな?」
ガロルド「戻るくらいなら進まないか?気になる」
「賛成!私も気になる!」
この先に何があるのか、ダンジョンはこれだから楽しい!
ありがとござした!




