増える悩み事 でも なるようになるだろう
大変なことに なったかもしれない
魔法学の授業で大半の子が 属性魔法を魔石に入れることができるようになってしまった
あのクラスにいた子供たちの中に 適性魔術がなかった子もいるはずだ
それを考えると ほぼ 適性魔術のある子はできるようになった という事かもしれない
まじか
なんでこんな事になった?
また、マリーとシャールが教えたのかな?
でもコツを教えただけであんなことになる? ・・・・・・・なったか
実際、マリーとシャールは出来るようになった
あのコツの発信源は私だ 先生に聞かれたらなんて答えよう
私は友達2人に教えただけなのに・・・・・・
そっか、私が教えたのは2人だけ そうだ
なるようになるだろう
家に帰ってきた
最近は毎日畑の手入れをしている
野菜を植えれるようにするには まず 土作りからだ
前世でも家庭菜園をしていた 特に好きだったのは 大葉 だ
夏の間はほぼ毎日収穫できるし なによりすごくいい匂いだ
ここにもあるといいなぁ
肥料作り用の穴も順調だ ときどき混ぜて様子を見ている
生ごみも分解してくれる 有能だし いい肥料にもなる
あとは米ぬかとか あったら良かったんだけど
ないなら仕方がない
畑をいじったら 洗濯物がたまっていたのでやっておく
もう慣れたもので 魔法であっというまだ もう服を縮ませることなくできる (ドヤァ)
洗濯 すすぎ 脱水 乾燥 まるで全自動洗濯機だ
洗濯も終わり 乾燥させた服を畳む
母はまだ帰ってこない いつもより遅いな
洗濯を畳みおわり しばらくして 母が急いで帰ってきた
母「遅くなってごめんね、すぐにご飯つくるからね」
「おかえりなさい、アモラのことやっておくよ」
母「ありがとう、助かるわ」
アガゴリ「ただいま」 アガゴリは最近帰ってくるのが遅い遊びまくっているようだ
母「おかえりなさい、いまご飯つくるからね」
アガゴリ「え、ごはんまだなの?おなかすいた」
母「いま帰ったばかりなの、手を洗ってね」
アガゴリ「わかった、できたらよんでね」 行ってしまった
「アモラいこう、みずあびしてきがえよう」
アモラ「や」 アモラは最近反抗期みたいだ もうすぐ2才だからこんなもんなのか?
「みずあびしないと ごはんたべられないよー」
アモラ「やー」 仕方なく抱っこで連れていく
水洗い場でおろし ふくをぬがせる アモラはぷくぷくのもちもちだ まるいともいう
不満顔がすごいが無視しておく
桶に温水を入れる 最初は水しか出せなかったが
自分のお風呂で練習していたら 温水がだせるようになった 便利だ
「はーいアモラはいるよー」 持ち上げて入れる
アモラ「やーーーー」 じたばたしているが関係ない 砂埃まみれなのだ綺麗にしないと
温水にゆっくり下すと 静かになった
アモラ「ちめたくない?」 不思議そうな顔だ そうか水が嫌だったのか
「あったかいお湯にしたんだよ、きもちいいでしょ?」
アモラ「うん」 おとなしくなったチャンスだ
手早くタオルで体を洗い 頭は魔法で包んでわしゃわしゃとした
これなら目にも耳にも入らない 便利だ
手早く終わらせ タオルで体を拭き 風魔法で乾燥だ 便利だ
アモラも途中からたのしそうだったので 良かった
キッチンに行くといい匂いがした
母「あらもう終わったの?早かったわね。もうすぐごはんよ」
「うん、アモラいいこだったよ」
母「本当に?いつも やー っていうのに ふふふ」
父「ただいま」
「「「おかえりなさい」」」
父がアモラを見つけて抱き上げる 「いい子にしてたかー」とか言いながらじゃれている
せっかく綺麗にしたのに せめて手を洗ってからにしてほしい
父はアモラにそうとう甘い 末っ子はやはりかわいいのだろう
母「もうごはんができるわ、 アルノーラはアガベーラを呼んできてくれる?」
「はーい」
コンコンコン
「お姉ちゃんごはんできたよ」
アガゴリ「わかったわ」 いつもすごく偉そうだ 6才でこれで大丈夫か? 知らんけど
配膳を手伝い 晩御飯をたべはじめる
父「なぁ、最近メシが質素じゃないか?肉もほとんどない」
母「食費に余裕がなくて・・・・・・」
父「はあ?十分渡してるだろうが」
母「アモラが生まれる前から 食費は変わってないのよ。アモラもご飯をたべるようになったもの
これからもっと食べるようになるし、いまのままじゃ足りないわ」
父「それをうまくやるのが母親の仕事だろうが!!」
母「これ以上は無理よ、削れるところは削っているわ」
いつかは言い出すだろうと思っていたけど 計算もできないのか
そもそも給料が上がることを見越して 散財した自分が悪いんだろうに
しかも、おそらく給料は上がっていない じゃなっかたら母も働いてるのにおかしい
「お父さん、わたしやさいをそだてることにしたの。うまくいけばおかずもふえるとおもう
だからお母さんをせめないで」
父「子供が生意気な、 じゃあうまくいかなかったらどうする気だ」
「だいじょうぶ、ぜったいうまくいく」
父「言ったな 絶対になんとかしろよ」
「うん」
母「アルノーラ・・・・・・」
「お母さんだいじょうぶだよ、まかせて」
アガゴリがすごい顔でこちらを見ている気がするけど 無視だムシ
とんでもない空気の晩御飯を終えて
自分の部屋に戻る 「はぁ~」 ややこしいやつだなほんと
野菜を育てるのはだいじょうぶだ たぶんできる
問題は 野菜が育つまでどうするか、だ
どうやっても 数か月かかる 野菜を育てる 成長促進みたいな魔法はないもんかな?
ロスター先生に一応聞いてみようか
あとは、野菜を育てだしたらアガゴリが邪魔しに来るような気がする これは勘だ
父と話している時もすごい顔をしていた なにがそんなに気に食わないんだか さっぱりだ
アガゴリが畑にいたずらできないような対策が必要だな
ああ 忙しくなりそうだ
ありがとござした!




