表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

312/585

カンリオ国の食事情

関所の食事改善もできたし、お風呂も作って満足したので

翌朝出発する事にした


隊長さんに「いろいろとありがとう、これは気持ちだが・・・・」

そう言って、金貨が入ったであろう小袋を渡そうとしてきたので


「いえ、好意でやった事なので、差し入れの延長だとでも思ってください」

そう言って断った

はちみつ村でもそうだったけど、やりたくてやった事だ

お礼なんてもらえない


ティストル「だが、さすがに風呂を作ってもらった代金ぐらいは・・・」

そう言っていたけど、しょせん素人仕事なので


「魔法で作ったので、いつまで持つかもわからないし、補償もできません。お金を受け取るって事はその後に起きた不具合なんかも対応しなきゃいけないんで、旅をしている私には無理な話です。なので、子供が遊びで作ったもの、くらいの気持ちで使ってもらえると・・・・1年くらいしかもたないかもしれないって事です」

ティストル「なるほど・・・・では、またここを通る時にでもお礼させてもらおう」

「はい、それまでお風呂が残っていればいいですけどねえ」

ちょっと悪い顔をしておく


ティストル「その時はまた作ってもらおうかな、はははっ」

「はい、その時はもっと耐久のあるお風呂が作れるように練習しておきますね。じゃあお元気でー」

ガロルド「またな」


関所のみんなにバイバイをして走り出す

仕事中以外の門衛さんは全員出て来て見送ってくれた


ガロルド「良かったな、みんな喜んでくれたみたいで」

「うん、せめて美味しいご飯が食べれるようになってくれたら嬉しい」

ガロルド「そうだな、まさか冒険者でなくても質素な食事をする衛兵も居るとは思ってなかった」

「あ、それは私も思った。町もそこそこ近いしね」

そう、忘れていた

この世界は輸送費が一番お金がかかる所かもしれない

護衛が必須だからね、できるだけ回数を減らしたいのはわかる

日持ちしないもので栄養をしっかり取るってのも難しい話だもんね

お米も買うって言っていたし、これからは美味しいご飯を食べてくれるといいな


ここからは切り替えて次の町を目指す事にする

この国にもダンジョンがあるらしく、その町に向かいつつ

途中の町に寄るつもりだ

町ごとにお祭りの開催日は違うらしく、到着してみないとわからないとの事


一番近い町に到着して、門番さんにお祭りがいつあるのか聞いてみると

「10日後だよ」と返ってきた

まだ結構先みたいだ

もう少し進む事を決めて、町で買い物だけする事にした


さっそく調味料系のお店に行くと

お味噌の種類がいくつかある、聞けばこの辺ではよく使われるらしく

味を確かめたいので、とりあえず全種類買った

今使っているのは赤みそっぽいものだ

白みそっぽいものも売っているのでコレを合わせればいい感じになるかも知れない

でも、白みそが想像よりも白くない・・・・これは合わせてあるのか・・・それとも原料のせいなのか


まあ、頑張ってお気に入りのお味噌を見つけたい


お味噌がこの国で作られているのなら、お醤油もあるんじゃないの?

なのでお店の人に聞いて、「他の国にあんまり置いていない調味料はありませんか?」って聞いた

一つはお味噌、もう一つは、魚醤だ、店員さんに聞いたところ

魚と穀物が使われているらしい、なるほど


そして、なんと醤油があった

ここではショユーという名前らしいが

味見させてもらうと、かなりしょっぱい・・・でも確かに醤油だ

これはムニエルさんに手紙を書かないと・・・・


醤油は2種類あって、色が濃い目と、薄目があった

どっちも味見したけど濃い目の方が塩分が少ない気がする

これは使う量を考えないと、塩分取り過ぎになっちゃうなー

とりあえず若干塩分少な目そうな濃い目の醤油を買った

これを色んな食材と料理で試してみたい


気になったものを買い物したあとは、屋台ご飯だ!

これを食べれば、どんなものが流通しているかわかりやすいもんね!


さっそく一軒目は串焼きのお店だ

醤油が焦げる香ばしい匂いがしてくる

「ガロも食べるよね?」

ガロルド「ああ、もちろんだ。5本くれ」

「はいよー」


おじさんが串焼きをタレのツボに漬けてから、鉄板に置いて焼いていく

じゅっわわわわー

香ばしい匂いが一気に広がっていく


あー、馴染みのある匂いでしんみりしてしまう


「はいよ、おまちー」

「ありがとうございます」

道の端によって、さっそく食べる事にする


「きゅうーー」「きゅぃー」

「はいはい、どーぞ」

お皿を出して、2匹の分は串を外してあげた

「いただきまーす」

かぶりついたお肉はしっかりと焼けていて、香ばしい匂いで口がいっぱいだ


「ふーーーん、おいひいーー」

ガロルド「ああ、懐かしいな。美味い」

「そっか、ガロにとっては馴染みの味?」

ガロルド「そうだな、食べなれた味だ」

なるほど、もしかしてガロルドが私の料理を好きなのって醤油を使っていることが多いからかな?

故郷の味が一番馴染みがあって美味しいって感じるもんね


それにしても、このタレ

醤油だけじゃない、色んなものが入っている

味見した醤油はしょっぱかったけど、もしかしてこうやって色んなものでアレンジするために

元がしょっぱくなっているのかな?


「おじさん、このタレすんごく美味しいですね。もしかしてお酒とか使ってますか?」

「おお!嬢ちゃんわかってるねえ、使ってるぜ、他にもいろいろ混ぜてる秘伝のタレだぜ」

「やっぱり!もしかして透明なお米のお酒だったりします?」

「・・・・・・それは言えねえなー」


すんごい目を逸らされた ふふっ

正解っていっているようなもんじゃない?

「ありがとうございますー、答えにくい事を教えてもらって!追加で10本ください!」

「お!太っ腹だねえー、あんがとよ!」


ガロルド「酒の事が知りたいのか?」

「あ、うん。お米から作るお酒が欲しくて」

ガロルド「それなら買えるぞ、酒場なら売っているだろう」

「ほんと?あとで買いに行きたい!」

ガロルド「ああ、あとで行こう」


やったーー!お米で作るお酒!日本酒!やっと手に入る!!

大収穫すぎるー


その後も、屋台巡りを楽しんだ

ここではパンとお米が半々くらいで食べられているらしく

お米料理の屋台がいくつかあった

そうか、この国から輸出されているのかー


お米料理はリゾットみたいなもの、あとは丸い焼きおにぎりがあった

でもどっちも玄米を使っているみたいで

どっちも思っているような味ではなかった、不味くはないけど

たぶん自分で作ったほうが美味しい


「ねえ、白いお米はこのへんでは食べない?」

ガロルド「そうだな、茶色のコメを食べていたな。ルラと会ってから白いコメを食べるようになった」

「そっかー、最近食べるようになったって事かな」

ガロルド「おそらく?どこかの店に入ってみればあるかもしれない」

「そうだね、夜はどこかのご飯屋さんに行ってみようー」


屋台の感じは、お肉かお米料理、醤油を使っている所もある

スパイスをたくさん使った料理もあったので、隣国の文化が若干入っている感じだ


玄米も美味しいんだけど、やっぱり白米が好きだ


野菜も変わったものが無いかチェックだ

たくさんある野菜の山を吟味する

とりあえず、なすびが他の所よりも美味しそうだ、買いで

葉物はあんまり変わったところが無いかなー?

白菜美味しそう、買いで


順番に見て行った、端っこでついに出会った・・・・・大葉!

手に取って香りを確かめる「これだ!」最高!!


お店の人に確認して、買えるだけ買った


ガロルド「その葉っぱがそんなに好きなのか?」

「うん!これは美味しいんだよー、いい香りだし!よそには売ってないかもしれない」

ガロルド「ただの葉っぱにしか見えない・・・」

そうなのだ、ただの葉っぱ、されど葉っぱ


君に会えて嬉しいよ・・・

大葉があるのなら、赤しそもありそうだけど・・・・

野菜のところにはないな・・・・


もしかして、染色の方にあるかな?

っていうかどっかに自生しているかも?

ちょっとわくわくしてきた・・・


野菜を買ったあとにガロルドにお酒を買って来てもらった

一番安い、お米のお酒

瓶に入ったそれは確かに透明、これは間違いないでしょう

ガロルドにお礼をいって


買い物を楽しんだあとに適当に見つけたご飯屋さんに入る


玄米を使った料理もあるけど、『丼』料理がある!

さっそく注文した


一つは角煮っぽい物が乗ったもの

もう一つは、分厚い豚バラを炒めたようなものだ


「どっちも美味しそうだけど、お肉のみだね」

ガロルド「ああ、俺はこれでもいいけどな」

ガロルドはこういうけど、白米の上にはお肉のみだ

野菜のかけらもない・・・・胸やけ案件だ・・・・


ガロルドと半分こする事にして


角煮っぽいものが乗っている方から食べる

「うん、美味しい。ちょっとスパイスを感じるね」

ガロルド「ああ、少しピリッとするな」

醤油で煮込まれているのは間違いないけど、何かのスパイスを感じる

異国の角煮、そんな感じだ


もう一つの丼は、シンプル焼き豚かと思いきや

ちょっと山椒の香りがする


ガロルド「これは・・・独特の香りがするな・・・」

「うん、これは好き嫌い別れそう」

ガロルド「俺はあんまり好きじゃないな・・・」

「そっか、じゃあこっち食べていいよ。私が食べるから」

私は好きでも嫌いでもない、うな重を食べる時くらいしか食べないから違和感はあるけどね

料理でも使わないしね

好きな人はめっちゃ好きだろうけど

2匹も角煮の方が好きみたいだ、仕方ない


ご飯を楽しんだあとは町の外で野営をすることにした


この国には、味噌も醤油もある、美味しい料理に出会える期待大だ!


テントのなかでさっそくムニエルさんに手紙を書く

ダンギルマスにも書いておこうかな、ポルモットさんに頼めば輸入してくれそうだし

醤油は使い方がわからないと難しいからね、レシピも書いておかないと・・・

みんなの事を思い出しながら手紙を書くと、自然と笑顔になった

ありがとござした!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ