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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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305/583

ダンジョンで料理の練習だ

唐揚げ教室の翌日からは、コンロが出来上がるまでもう少しあるので

冒険者ギルドで解体した分のお肉を受け取ったあと

ダンジョンに『深き森』と入る事にした


2階で鶏肉を確保して、自分たちだけでも作れるかの確認だ


1階で適当に狩りをしつつ進み

2階で合流、わかりやすいように入り口付近に戻ってくる事を約束して、解散


各自で、狩りをするんだけど

私とガロルドは別で狩りだ、その方が効率が良い


5匹ほど狩ってから、入り口付近に戻って来た

他の冒険者もちょこちょこ来るので、ちょっとだけ入り口から離れた場所にテントを置いた


「よし、ちょっとだけ下処理しておこかな」

みんなが戻って来るまで、他の料理を作ろう

塩唐揚げはドドさんが作るので、それ以外のもので

お肉ばっかりだといけないので、とりあえずサラダ

適当に葉野菜と、トマト、カリカリベーコンに温泉卵、チーズを削ればOKだ

あとは、大根のサラダも作ろうかな

あっさりしたものがいいよね


大根は薄切りから千切りにして、手作りのツナ、マヨネーズ、ポン酢、白ごま

これをまーぜまーぜするだけだ

仕上げに、もみ海苔とかカツオ節をかけたいー


スープも欲しいので、野菜たっぷりの豚汁も作った


これぐらいでいいだろうか?

あとは唐揚げだけだけど、ドドさんが大量に作る事になってしまうから

下味だけつけておこうかな?

そう思って、ドドさんが作れない醤油味と、甘辛味を用意することにした

みんなが出かけてから結構経つけど、もしかしてまた迷子だろうか?




ちょっと悩んだんだけど・・・・・

唐揚げを仕込みつつ歌う事にした


「どんぐりをたどっても~♪」


1曲を歌い終わる頃に・・・・「ただいま」ガロルドが戻ってきた


「おかえり、遅かったねー」

ガロルド「ちょっと夢中になっていた、ここを離れるともう大量には手に入らないかも知れないからな」

「確かに・・・・ってことはたくさん狩って来たの?」

ガロルド「30・・・・までは数えてた」

「わーすっごい、じゃあ、かなり遠くまで行ってた?」

ガロルド「そうだな、どっちに向かって戻ろうか考えていたら歌が聞こえてな」

「えー、そんな遠くまで聞こえるんだ・・・・不思議ー」


ガロルド「あいつらも夢中で狩っているかも知れないから、歌っておいた方がいいんじゃないか?」


「やっぱり?帰りが遅いなーって思ってたんだよね・・・仕方ないなあー・・・・どんぐりをたどっても~♪」


みんなが戻って来ますよーに

そう思いながら歌い、唐揚げをどんどん揚げた

美味しそうな匂いに我慢できなくて、2匹とガロルドと一緒につまみ食いをした


ガロルド「美味い、このタレがかかっているのは初めてじゃないか?」

「うん、この前食べた手羽先のタレと似てるんだけどね」

ガロルド「あーなるほど、確かに・・・どっちも美味い」

そんな事を話しながらも歌を歌っていたら・・・・

ガサガサという音がする方を見れば


「は?料理?」


「「あ」」 見つかっちゃった

みんなが帰ってくる前に、違う冒険者に見つかってしまった・・・・

まあ、そーなるか


「なんか美味そうな匂いと、歌が聞こえてきて・・・」

「これはどういう??」

「ここはダンジョンだぞ?」


ガロルド「俺たちは『アルラド』だ、料理中だ」


「『アルラド』?!ダンジョン踏破者の!?」

「どうして???こんな所で・・・しかも料理?」


「えへへへ、鶏肉が欲しくて・・・どうです?ご一緒に」



こうして、一緒に食事する事にした

仲間にしてしまえば怖くないもんね


揚げたての唐揚げと、作った豚汁とサラダなども振る舞いつつ話を聞く


Bランクパーティの『鉄の戦士』

リーダーのカンさん、オオカミ獣人のファブさんファトさん

ウルトさんの4人パーティだ


それだけ話して、あとは夢中でご飯を食べていた

良かった・・・たくさん作っておいて・・・

唐揚げがなくなりそうなので、おにぎりも出しておいた

でも、唐揚げと豚汁以外はほとんど食べていないみたいだ


「こっちも美味しいですよ?」

ファブ「いや、これって野菜だろ?」

ファト「俺たち野菜は苦手で・・・」

ウルト「美味しいですよ?」

カン「やさい・・・」


ウルトさん以外は食べていないようだ


ガロルド「ルラの料理はどれも美味い、食べないと損だぞ」

カン「そんなに?・・・・じゃあひと口だけ・・・」

目をつぶって大根サラダを食べたカンさん


カン「あれ?美味い、嫌な味がしない」

「ふふふっ、良かったですねー。唐揚げの合間に食べるとさっぱりしていいですよ」


ファブ「は?野菜なのに嫌な味がしないって?」

ファト「どーいう事だ?」

カン「いや、ほんとだって、しかも美味い」

ウルト「食わず嫌いはダメですよ」


ファブ「わかったよ・・・食べるよ・・・」

ファト「ちょっとだけなら・・・」

2人とも耳が下がっている・・・・そんなに怖い?可愛いけど・・・

恐る恐る小さな一口を食べてビックリしている


ファブ「うっめえ」

ファト「ほんとだ、うまい」

カニ「野菜を美味くするなんて・・・Aランクすげえ・・・」

ファブ「うん、さすがAランクだ」

ファト「Aランクって凄いんだな」

Aランクは関係ない気がするけど・・・・まあいいか


ガロルド「言っただろう、ルラの料理はどれも美味い」

ガロルドがドヤ顔だ、可愛い


料理の味を信じてもらえたのかどれもまんべんなく食べてくれるようになった

なので料理を再開して、みんなが戻って来れるように歌を再開した


「どんぐりをたどって~♪」

唐揚げも減ってしまったので、追加でどんどん作っていく


ファブ「歌が聞こえて来てたけど、彼女だったのか」

ファト「ああ、耳がおかしくなったのかと思った」

カニ「急に美味い匂いと、歌が聞こえるって走り出すんだもんな」

ウルト「ええ、びっくりしましたね」


ガロルド「ルラの歌は遠くまで聞こえるみたいでな、ここに戻って来やすいように歌ってくれてる」

ファブ「なるほど、これならどこにいても戻って来れそうだ」

ファト「うんうん、ずっと聞いてられるなー」

カニ「良い歌だなーー」

ウルト「ですねえー」


だいぶんお腹いっぱいになって来たのか、歌について話ている

「あの、恥ずかしいんで・・・・あんまり聞かないで欲しいです・・・」


ファブ「そんな無茶な・・・・」

ファト「なんで?いい歌だよ?」

カニ「こら、恥ずかしいって言ってるから・・・静かにしてればまた歌ってくれるぞ」


ファト「なるほど?」

ファブ「じゃ、静かにしておくか」


何か余計に恥ずかしくなってきた・・・・こっち見ないで・・・・


「あの、あっち向いててもらえます?」

ガロルド「ほら、あっちを向け」


カニ「繊細だな・・・」

ウルト「女性ですからねえ」

ファブ「そういうもんなの?」

ファト「見たいのにー」


すんごい歌いにくい・・・聞かれる分にはいいけど

歌について聞こえる位置で評価されるのは恥ずかしすぎる

せめて聞こえないところでやってくれーー

早く帰ってきてーーーみんなーーー


そう強く思いながら歌を再開

まもなく『深き森』のメンバーも帰ってきた


戻ってきて、他のパーティが居る事に驚いていたけど


ゲッコウ「やっぱり冒険者ホイホイだよな・・・この匂いがしたら来ちまうよなー」

「「「「「うんうん」」」」」


との事だった

パーティ同士で知り合いだったらしく

ドドさんが私みたいに料理をはじめて、びっくりしていた


ドドさんも昨日の料理教室で習った事を思い出しつつ

シャニラムさんが書き留めたメモを読み上げて確認しながら

唐揚げ作りを頑張っていた

ポリアさんも丸鳥の解体はできるという事でお手伝いだ

いいコンビネーションだね


私は見守りつつ、追加でどんどん唐揚げを作っておく

残ってもいいからね


ドドさんは昨日やった事をほとんど覚えていて

ちゃんと温度を確認したりして、安心して見ていられる動きだった

これなら全然一人でも作れそうだね


ドドさんが料理するのを見て


カニ「俺たちも料理するか?」

ファブ「誰がやるんだ?」

ファト「無理だ」

ウルト「僕も料理は未経験ですね」


どこのパーティもこの話になるのか・・・

このメンバーだとウルトさん以外に考えられないのか

3人でウルトさんを見つめている


ウルト「いや、ちょっと待って下さい。現実的にこの道具を持ち歩かないといけないんですよ?魔法カバンがもう一つ必要ですよ」

カニ「・・・・・・頑張るか」

ファブ「ああ、金を稼いでもう一つ買おう」

ファト「うん、欲しい」


これは、ウルトさんが料理する流れだな・・・・


ウルトさんも「仕方ないですね、魔法カバンが手に入ったら料理を勉強します」

「「「ヤッターー!!」」


交渉成立したみたいだ


個人的には料理なんて、覚えてしまえば誰でもできるとは思うけど

向き不向きがあるからね


でも、生活の向上になると思うので是非頑張って欲しい


そこからウルトさんはドドさんの料理をみながら

一生懸命メモを取っていた


ドドさんも仲間が出来て嬉しいのか

口下手なりに教えていた


いいね、みんなで美味しいものの為に頑張る

犠牲になるのはコッケーだけだけど・・・・・


君たちは無駄にはしないよ・・・・



こうして、唐揚げ仲間を増やして楽しく野営した


料理が完成して、みんなで食べたけど

さっき食べたはずの『鉄の戦士』のみんなも食べていた

どんな胃袋だ・・・・すごい

ありがとござした!

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