リンダオパンへ帰還
特別任務の報告も終わったので、買い物と買い食いを楽しんでから
リンダオパンまで戻ることにした
王都はまだ見てないところも多いし、気になるご飯屋さんも多かったので
たくさん買い物をした
孤児院にも寄付しようかと立ち寄ったけど、さすが王都
教会が運営する孤児院は大きく、子供たちも健康的
のびのび育っているみたいで安心した
一応、お気持ちを寄付して、終わり
この国の王様は、孤児にもお金を回してくれる出来た人らしい
子供が元気に育つって事は国の為にもなるからね、よくわかってらっしゃる
そんな事を考えながら、王都観光を楽しんだ
2日ほど楽しんで、出発
飛んで移動すればリンダオパンまでは1日で着く
暗くなる前にリンダオパンについて
特注の魔道コンロが完成するまでは、数日滞在だ
冒険者ギルドへ向かい、ガロルドたちがお散歩で仕留めた魔物の解体を頼みにいく
いつものように冒険者ギルドへ入ると、なんだかザワザワしだした
「おい、あれは『アルラド』じゃないか?」
「ほんとか?俺は実物はしらねえ」
「誰か知らないのか?」
ひそひそと話しているのが聞こえてくる
「何かしたっけ?」
ガロルド「ダンジョン踏破か?それから結構経ったけどな・・・・」
「あーー!!!いたー!!いたよー!!」
ガロルドとひそひそと原因について話合っていたら、大きな声がした
声の方向を見ると、『深き森』のメンバーがこっちに走ってくる
「あ、みなさん」
ミーニャ「もーーー!どこ行ってたの!」
ゲッコウ「そうだぜ、ずっと探してた」
ガロルド「俺たちを?」
ポリア「そうよ、もう1か月以上ね」
「そ、それはごめんなさい。ちょこちょこ帰っては来てたんですけどね」
シャニラム「その時に会えなくてですね」
ドド「見つけてくれって、依頼をだした」
「ええ!?依頼?そんな迷子探しみたいな・・・」
ゲッコウ「そーでもしないと会えないと思ったんだよ」
ミーニャ「そうそう、会おうとしたら、ダンジョン踏破しちゃてるし、町にいないし、戻って来ても会えなかったの」
ガロルド「それは悪かったな」
ゲッコウ「いいんだ、じゃあ依頼を取り下げてくるわ」
「だから、ギルドがザワザワしてたんだ」
ガロルド「そうだな、何かしたかと思った」
ポリア「超有名人だと思うわよ」
シャニラム「違いない」
ドド「うんうん」
「あはは・・・ところでどうして会いたかったんです?」
ドド「唐揚げを教えて欲しんだ」
「唐揚げを?いいですよ。ドドさんが料理するんですか?」
ドド「ああ、仕方ない。こいつらはどいつも使えない」
ミーニャ「ひっどい言い方・・・」
シャニラム「言い返せません」
ポリア「反論できなくて悔しいわ」
ゲッコウ「ただいま、どうした?」
ドド「こういつらは料理もできないって、話てた」
ゲッコウ「ぐっ・・・言い返せねえ・・・」
「ふふっ、大丈夫ですよ、みんなで覚えて行けばいいんですから」
「「「「ええ?」」」」
こうして、料理を教える事が決まったので
キッチンが使える所に泊まる事にした
とりあえず、ガロルドは解体分をギルドに頼んで
ゲッコウさんがおすすめする宿に来た
知り合いの宿屋さんらしく、キッチンも使っていない時なら借りれるとのことだ
宿に行く前に、調理器具をそろえないといけないのでお店で買い物
ダンジョンの中での唐揚げを目指しているらしく
とりあえず、重ねられる、かさばらない、お鍋を2つ
お玉、トング、バット、ボウル、まな板、お皿は最低限ちょっと大きめ人数分
大は小をかねるからね
あとはカトラリーも人数分
調味料はたくさん持っていた方がバリエーションがあっていいんだけど
料理初心者がたくさん持っていても使いこなせないので、塩コショウ
あとは、お肉がおいしいスパイスミックス、これで良い
あとは、調味料以外の薬味系、にんにく、しょうが、
もう一つ大事な、小麦粉
油は買うよりも自分で作った方が安いので、そちらも教えるつもりだ
油を保存しておく容器も買って、これでいかな?
ゲッコウ「結構買ったな」
「お肉を焼くくらいならもっと少ないですけど、揚げ物はこれぐらい必要ですね」
ミーニャ「戦闘より大変じゃない?」
ポリア「武器ひとつでいいものね」
凄く脳筋な話だ・・・・
「料理も慣れれば簡単ですよ、意外と」
ドド「・・・・性格が出るな」
ゲッコウ「なんもいえねえ・・・」
ミーニャ「悔しい・・・」
ポリア「もう仕方ないわ」
かなり諦めの境地だけど、ぜひ頑張って欲しい
ゲッコウさんに宿屋に連れて来てもらって、店主さんにキッチンを借りたいと交渉してくれた
夕食の時間が終わってからなら良い、という事だったので
部屋を確保してから、軽く外食して待とうか、となり
外にご飯を食べに来た
ゲッコウ「じゃあ、ダンジョン踏破おめでとー、と、再会にカンパーイ」
「「「「「カンパーイ」」」」」
お酒が飲める、ちょっとおしゃれなお店でのご飯だ
軽食と、ナッツや、チーズ、ハムなどが並ぶ
ゲッコウ「それにしても驚いたぜ?3階の入り口で待ってたら帰ってくると思って待ってたのによ」
シャニラム「戻って来ないから、地上に戻ったら」
ミーニャ「踏破しましたー!だもん」
ポリア「想像を越えたわ」
ドド「うんうん」
ガロルド「4階に降りたら、もう最下層だったんだ」
「うん、やれるだけやるか・・・ってなってね」
ゲッコウ「それでやれちまうんだもんなー」
「「「「うんうん」」」」
ミーニャ「それで?地竜って大きいんでしょ?」
「もう、びっくりするぐらい大きかったですよーー」
そこから、4階層の説明をした
巨木の森で、驚くほどキレイで幻想的な場所で
奥から地竜が歩いて来た、そんな風に話をした
ポリア「はあー、倒せる気がしないわね」
ゲッコウ「ミスリル剣でも切れるかわからんな」
ミーニャ「近づくのも怖いー」
シャニラム「魔法もほとんど効かないでしょう」
ドド「ハンマーもどれぐらい効くんだろうな・・・」
ちょっと絶望感を滲ませながらも、どうやって攻めるかを話あっていた
Aランクパーティはやっぱりこういう所が強いんだろうな
無理だってあきらめないもんね
私たちがどうやって倒したかも話たけれど
「真似できるもんじゃない」ってなってた
そもそも切れるのが前提だもんね、ミスリルかそれ以上の武器が必要だ
けっこう長い事、討伐談議をしてから宿に戻った
ミーニャさんと、ゲッコウさんは酔っぱらってしまって
もう料理どころではないので、お部屋に帰ってもらった
残った、シャニラムさん、ポリアさん、ドドさん、ガロルドで料理教室だ
そしてそこには何故か、宿屋の店主さんもいた
「ゲッコウが美味い料理だって言ってたから知りたい」との事だ
まずは、唐揚げの下味の付け方から
ぶすぶすとフォークで刺して、穴を空けていく
「こうして穴を開けておくと、味が染み込みやすいです」
シャニラムさんと、店主さんは真面目にメモを取っている
「下味はお好みなんですけど、シンプルなもので、分量なんかも自分でいろいろ試してみても良いと思います。今回は私がいつもやっている分量でいきますね」
ニンニク多めや、ショウガ多めなんかもお好みだもんね
私はニンニクちょっと多め、こしょう多めがお気に入りだ
料理酒がないので、白ワインを少し、しっかりと揉みこんで
コレを、寝かせている間に
揚げ油の作り方だ
魔物を解体した時に出る脂身から揚げ油を作る
「温度と、揚げ過ぎに注意です。焦げた味になってしまうので」
「「「「ふむふむ」」」」
そこから、揚げ物の危険性とか、温度の計り方を説明
ここからは実際に揚げながら、説明
漬け置きしておいたお肉に小麦粉を混ぜこんで、それに小麦粉をまぶしてから揚げていく
一度に入れすぎないこと、温度が下がる事、水分があると油が跳ねて危険だって事などを説明した
中温で揚げてから、高温で2度揚げも説明した
これをする事でカラっと揚がる
2度揚げなしも試食してもらって
店主「こんなに違うのか・・・」
ドド「絶対こっちの方がいいな」
「これもお好みなんで、時間がないとかなら全然1度揚げでいいと思いますけどね」
ポリア「このザクっと感がいいのよ」
「冷めた唐揚げもなかなか美味しいですよ。もちろん揚げたてが一番ですけど」
ドド「じゃあ、何個か置いておいて後で食べてみる」
「はい、唐揚げはこんな感じですね。何か質問はありますか?」
店主「漬け込みはどれぐらいするもんなんだ?」
「うーん、個人的には10分程度でもいいと思うんですけど。常温でお肉を置いておくのがあんまり良くないと思うので30分ぐらいまでにしておいた方が良いと思います」
店主「なるほどな」
ドド「これは、もっとデカいものを揚げるなら高温がいいのか?」
「あ、逆です。大きい場合は中まで火が通るのに時間がかかるのでより低温で時間をかけてください。最後に高温で揚げればカリッとしますんで」
シャニラム「大きいほど、低温・・・っと」
ドド「肉を焼くのと一緒か?」
「そうですね」
こうして、唐揚げ教室は終わった
ガロルドと2匹は味見役だ
みんなで色んな味を練習として作っては食べた
どれも美味しかったし、楽しかった!
ありがとござした!




