ヒトデ駆除 大型魔物襲来!!
大きな何かが沖からやってくる!
ここからじゃ何もできないと思った
「アルジャン!大きくなって!アスター行くよ!」
「きゅう!」「きゅぃ!」
アルジャンに飛び乗って、アスターが私の肩に乗る
「海面すれすれを飛んで、アルジャン!」
「きゅぃー」
滑るように海面を飛ぶアルジャン
「みんな!大型の魔物が来てる!すぐに陸へ!!急いで!!!」
探知で残っている人を探しながら声をかけて回る
全員に声をかけた後
「アルジャン、あいつの所にいこう。足止めがしたい」
「きゅいぃーー」
アルジャンが飛んで向かうそこに居たのは、大きなヘビ?
でも背びれがある
大きな体をくねらせながら、ヒトデの山に向かって悠然と泳いでいた
「足止めをするよ、あいつの前に大きな氷を落としたいの、できる?」
「きゅう!」「きゅぃ!」
「よし、いくよーーー!」
パキパキパキ
進む大型魔物の前に飛び、大きな氷を作っていく
「いけーー!」「きゅうー!」「きゅぃー!」
3つの大きな氷が大型魔物の前に落ちる
ドッボーン、ドッボーン、ドッボーン
大きな氷塊の一つが頭に当たったみたいだ
うっすら見えていた巨体が沈んだ、その後
大きな頭が海面から出て来た
ギシャアアアアア!!
激おこな大型魔物はターゲットをこっちに変えてくれたみたいだ
もっと攻撃したいが、まだ海に残っている冒険者がいる
「2人とも、しばらく気を引きたいから、氷魔法で攻撃するよ!」
「きゅう!」「きゅぃ!」
氷の槍をいくつも作って飛ばしていく
大型魔物に当たっては砕けている、刺さりはしないかな?
アルジャンは飛び回りながら、大型魔物の気を引いてくれている
ギシャアアアアア!!
怒ったのかいくつもの水柱を打って来た
「わー激おこだねー、もうちょとだからこのまま怒らせておくよ」
「きゅぃー」
飛び回っては氷の矢を打ち付ける
そろそろいいかな?
探知で残っている冒険者がいないか確認する
よし、OKだ
「さあ、トドメを刺そう、一気に雷魔法で仕留めるよ」
「きゅううー」「きゅぃぃー」
バチバチと蓄電して
「いくよ、3,2,1!!いけーーー!!」
「きゅうう!!」「きゅぃぃ!!」
ズッギャーーン!ズッギャーーンズドンッ!!
バリバリバリバリ、バチバチバチッ
グギャゥッ
特大の雷を浴びたあと、完全に硬直して、少し沈んで
浮いて来た
「わあーーー、でっか!でっかいねーー」
アルジャンに乗って眺めた体は太くて、長い、鱗で覆われた体はキラキラしていた
「陸まで引っ張って行こうか・・・ロープでひっかける?」
「きゅぃぃ」
「え?いける?」
アルジャンは器用に後ろ足で顔をがっしりと掴んで引っ張ってくれた
「ええーー、凄いアルジャン!力持ちーー」
「きゅぃぃぃー」
ドヤ顔可愛いー
騒がしい砂浜に大型魔物を引っぱりながら運ぶと
大歓声が起きた
「すっげーーー!!」「ドラゴンかっけーーー!!」「なんだよあれーー!!」
「英雄だーーー!!」「うおおおおお!!」
もう叫んでいるだけの人もいる
大丈夫かな? ふふふ
頭を砂浜に置いて、アルジャンに下してもらった
すぐそばにガロルドとギルドマスターが来て
ガロルド「無事か?けがは?」
「平気、無傷だよ。みてこれ、凄くない?」
ガロルド「良かった、これが原因のようだな・・・デカすぎる」
ギルマス「いや・・・・無事で良かった・・・飛んでいった時はどうなるかと・・・」
え?ギルマス涙ぐんでる?
「え?いや、アルジャンがいたし、大丈夫でしたよ?泣かないでください」
ギルマス「泣いてねえっ!!無事で良かったな!お前らもよく無事で!!!」
いやあ・・・・それで泣いてないは無理がある気が・・・・
どうやらとても情に厚いギルドマスターのようだ
「あっはっはっはっは!ギルマス!全員無事だぜ!」
「奇跡だーー!!」
「さすがAランクだぜ!!」「いやSランクだろ!こんなもん!!」
「宴だーーー!!」
もうギルマスは泣いてるし、冒険者は盛り上がってカオスだ
ガロルド「まあ、・・・・無事に終わって良かったな」
「そだね、それにしても・・・・これは?リヴァイアサンとか?」
ギルマス「こいつはおそらくシーサーペントだな。リヴァイアサンってのはドラゴンの一種って言われてるからな、たぶんもっとデカい」
「これよりでっかいの?」
ガロルド「想像できないな・・・・」
ギルマス「シーサーペントは小さいのがたまに出るからな、こいつはなかなかの大物だ!さあ!手早く解体すんぞ!身体強化が得意じゃないヤツはギルドに行って解体ができるヤツをかたっぱしから呼んでこい!!漁師もだ!!身体強化が出来るやつは運ぶぞ!!位置につけーー!!」
「「「「「「おおーー!!」」」」
「何か凄い事になったね」
ガロルド「楽しそうだな、俺はこっちに参加しとく」
「わかった、私はここの片づけしておくね」
シーサーペントの解体はギルドに任せて、自分はここの掃除だ
その前に2匹を目いっぱい褒めておいた
「ほんとに凄いねえーー、強くて可愛くて最高だよーー」
わしゃわしゃと撫でくり回して、褒めまくった
そして、シーサーペントの巨体を呼んできた漁師さんたちと一緒に運んでいくのを見送って
砂浜のヒトデたちを焼却してキレイにしておいた
浴槽も収納して、シーサーペントの解体現場に合流する
みんなでシーサーペントに群がって鱗を回収しているみたいだ
一枚鱗を持ってみたけど、すごい、ガラスみたいだ
いくつか割れているものもあって
氷魔法が効いていたんだなって思った
いい素材らしく、キレイなものは大事に分けられていた
ギルド職員さんも総出だ
鱗の回収が終わると腹を開いて、内臓が取り出されていく
そして開かれた身は真っ白で凄く綺麗だった
「うわーーーー、すっごく美味しそうだね!」
ガロルド「美味そうだな・・・・」
ギルマス「シーサーペントは美味いぞ、どうする?あんたが倒したんだ、好きにしていいぞ」
「ええ!?これ全部!?」
ギルマス「もちろんだ、狩ったのはあんただろう?」
「えーーー、そんな、みんなで分けるもんだと思って・・・」
ギルマス「馬鹿いうな、ここにこんな馬鹿でかいシーサーペントが狩れるやつはいねえよ」
「それでもやっぱりなー・・・そうだ!こんなにいっぱいあるんだもん、みんなで食べましょう!!そうしよう!!」
ギルマス「正気か?これ全部売れば一生遊んで暮らせるぞ」
ガロルド「いいんじゃないか?金には困ってない」
「うんうん、いっぱい稼いできたもんね」
ギルマス「さすがダンジョン踏破者だな・・・・おっし、じゃあ手伝いの人間も呼ぶか」
「お願いします。身はこっちで回収しときますんで」
ギルマス「ああ、任せな、漁師の家族に任せりゃいいからな」
「はーい!じゃあまってまーす」
ガロルド「シーサーペント料理、楽しみだな」
「うん!」
こうして、切り身にされていくシーサーペントを受け取って収納して行った
あとから来た漁師の家族の方に切り身を渡して料理してもらう
焼きも、蒸しも、スープも、いろんな料理が出来上がっていく
自分も何か料理しようと思って、奥様がたの横に机を出してコンロを置いた
「どんな身なんだろうか、ちょっと焼いてみよう」
フライパンに油をして、切り身を少し焼く、塩で味付けして
持った感じは崩れていくって感じじゃない
ぱくりっ、噛むとしっかりとした噛み応え、でもほぐれていく
強い旨味も感じるし、脂ものってて
「おいしい~、なにこれー。こんなの何しても美味しいでしょ」
焼きも、蒸しも、スープもあるなら
私は揚げでしょう!
さっそくてんぷら粉を作って、油を温めていく
こんなに美味しい身なんだ、シンプル塩コショウで良いでしょう
パラパラと下味をつけて、衣液をつけて揚げていく
じゅわわわわ
あー良い音・・・絶対おいしいやつ
下味はついているけど、一応、柑橘のくし切りと、岩塩を削ったものを用意した
だんだんとじゅわじゅわが収まると、OKの合図だ
バットに上げて、油を切る
そして、味見だ。ふーふーして、サクリッ
「ふわーーー、あついー、美味いーーー、さいこーー」
シーサーペントは揚げると身がふわっふわになった
万能シーサーペントだ、なんでも料理に合う、最高
「きゅう!」「きゅぃ!」
「はいはい、まっててねー」
とりあえず自分が一口かじったものを2匹にあげた
美味しいのがわかったので、次々に揚げて行った
料理をしているうちに解体もだいぶん終わりが見えてきたみたいだ
料理が終わった奥様がたが私の所を覗きに来て、味見をして
作り方を聞かれたので、教えながら、一緒に揚げてもらった
揚げ物はやっぱりまだ浸透していないみたいで
「贅沢だねえ、でも美味しいから今度作りたいわ」なんて言っていた
奥様方ときゃっきゃと料理していたら、いつの間にか解体も終わっていた
ギルマス「お前たち!ご苦労だった!『アルラド』の好意でシーサーペント料理を振舞ってくれるそうだ!!しっかり浄化してからメシを食え!!以上だ!!」
「「「「「「うおおおーーー!!」」」」」
冒険者と漁師さんたちが一緒に歓声を上げている
解体でドロドロになった体を浄化した人から、料理がある机に取りに来る
完全に炊き出しだなって思った ふふふ
一番に私の所にきたガロルドは山盛りのシーサーペントてんぷらを取って行った
ガロルド「シーサーペント・・・美味い。他の白身よりも味が濃いな」
「ね!凄いよね、シーサーペント」
他の奥様方が作ってくれた料理も堪能させてもらって
凄く美味しかった!さすが漁師の家系!
辛い系がないので安心して食べれたし、蒸したシーサーペントはすごい旨味だった
葉っぱで包んでから蒸された身は、葉の香りと身本来の味が一体となって
もう最高だった、ガロルドとあれが一番美味しかったって同じ意見になった
冒険者と漁師さんたちはどこからかお酒を持ち込んで
誰かが歌いだし、楽器を弾く人もいて
最終的には大宴会になり
奥様方とも一緒に踊ったりして最高に楽しかった
ありがとござした!




