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魔法学の授業 2回目

今日は2回目の魔法学だ 授業はだいたい三日おきにある


カーンカーンカーン  鐘の音と同時に先生がはいってくる


ロスター「みなさん こんにちは 元気にしていましたか?

     授業のない間にすこしはできるようになりましたか?

     まずは確認のために 前回やりました魔石を光らせるのをやってみましょう」

 (なんだかみんなニコニコしてますね・・・・・どうしたんでしょう?)


ロスター「でははじめて下さい。 魔石が光ったら手を あげ て・・・・・? 

     あ?・・・・・・は?・・・・・・な?。」


手をあげてください。と言い終わる前に ちらほらと上がっていく手

ものの数十秒で全員の手が上がる


ロスター「い、いったいどどどどどどどうなって!?」


生徒の間を歩きよく見ていく  確かに光っている

光の強弱はあれど  全員が  

 

驚きすぎて 体中の穴という穴が開いてる気がする

思考が追い付かない・・・・・


そんなバカな いつも 最低でも3回目の授業くらいまで 数人できればいい方だった  はず

でもいま、2回目の授業で  ぜんいん・・・・?

光らすこともできずあきらめる子が毎年いるのに   ぜんいん・・・だと・・?

現実が信じられず 顔をおもいっきりつねってみる      痛い

夢じゃない


「せんせーどう?」「すごいでしょ?」「みてみてー」  子供たちはすごくいい笑顔だ


ロスター「あ、ああ すごいとも。どうしてこんなすぐに?」


「ちょっとねー」「コツだよコツ」「ねー」


ロスター「コツ・・・・コツだけでこんな全員が、信じられない」


近くの生徒に聞いてみる

ロスター「そのコツとやらは誰に聞いたんだい?」

「わかんない、なんかみんながいってたの。うわさできいたっていってた」

 

子供のうわさか・・・元をたどるのは不可能だろう


ロスター「そのコツというのを先生にも教えてくれないか?」


「あのねーめをつぶってー」「しゅうちゅうすんだ!」「おなからへんにあるの」

「うごけえーーうごけっておねがいして」「てまでもってくるの」


ロスター「そ、そんなみんなが一度に話すとよくわからないな

     とにかく、みんなはそのコツのおかげで出来るようになったんだね?」


「うん」「そだよー」「すごいでしょ」 みんな一様にいい笑顔だ


わかった、さっぱりわからないが    とりあえずわかった

受け入れよう みんな出来るようになった この事実を


ロスター「ちょっとみんなが凄すぎて、びっくりしてしまったよ

     素晴らしいです!よくできました!!」


みんな嬉しそうだ


ロスター「では、つぎの段階に進みたいと思います。

     みなさん手のひらに魔石を乗せて 出来るだけ強く魔力を送って下さい

     ちゃんと出来ていれば光が強くなるはずです」


みんなの魔石の光が強くなっている  本当にちゃんと魔力操作が出来ている証拠だ


ロスター「すばらしい・・・・・・。」

過去最高だ 間違いない こんなに嬉しいことはない


ロスター「はい、やめていいですよ。

     みなさん本当に素晴らしいです 見事に操作できていました

     先生は感動しました みなさんに魔法を教えられることを嬉しく思います」


子供たちはこんなに褒められるとは思っていなかったのか

みんな照れくさそうだ


ロスター「本当はもう少し先に教える予定だったのですが 嬉しい誤算です ふふふ

     今度は今の魔力に 属性をつけます。 みんさんが適性検査で 適性のあった属性

     それを思い浮かべ、魔力として魔石に送ります こうです」


先生が手にした魔石に 色がついていく 魔石は青に染まっていた


ロスター「これで魔石には水の魔力が入りました なのでこれに少し魔力を送ると

     水が出ます」


「「「「「「「おおーー」」」」」」」


ロスター「これを次の宿題とします 大切なのはイメージです

     たくさん練習してくださいね

     では、これで本日の授業は終わりです お疲れ様でした」





マリー「みたみた?せんせいのかお。すっごいおもしろかったねーー」

シャール「ふふふ そうね めがひらきっぱなしだったわ  ふふふ」

「そうとうビックリしてたねーー でもまさかクラスぜんいんできるようになってたなんて」


マリー「あ、アルはしらないの?まだできてない子たちにおしえてあげたのよ」

シャール「おしえてってみんなにたのまれちゃって、マリーとてわけして

     たくさんおしえたのよ、2組の子たちにも」

「そーだったの!すごくいいことしたねー」


マリー「で?こんどはどんなコツが?おしてえてーーー」

なんともいい性格をしているマリー 私をコツ製造機とでも思っているのだろうか


「コツもなにも せんせいがいってたじゃない?イメージがだいじだって」


マリー「イメージかー」

「マリーは火つかったことがある?おりょうりとか、たき火とか」

マリー「うーん、 ないかも。ママがあぶないからって」

「たしかに、あぶないね。じゃあみるだけでもいいとおもうよ。りょうりしてるときに

 のぞいてみてごらん?火ってあついし、ゆれてるんだよ」

マリー「ゆれてるの?はっぱみたに???」

「ちょっとちがうかなー いっかいみせてもらうといいよ あらためてみるってだいじだよ」

マリー「へーーーー」

 

マリーには刺さらなかったようだ 残念


シャール「じゃあ、わたしはかぜにふかれてみようかしら ふふふ」 

「そうだね いいかも。リボンとかあるといいかもね」

シャール「え?りぼん?どうして??」

「かぜってみえないでしょ?リボンをもっているとかぜがふいたときわかりやすいよ」

シャール「なるほどね、わかったわ」



そしてまた この会話を盗み聞いている 残っている子供たち

大人がああも驚く姿は 子供たちにとっては新鮮で また見たくなってしまう

新しい遊び(おもちゃ?)を覚えた子供たちは全力で遊ぶだろう


標的は 魔法学教師 

     



ありがとござした!

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