初めての魔法学授業
魔力適正検査から数日
いよいよ魔法学の授業だ たのしみだー
魔法学の授業は必須ではないので 午後の授業が終了後に
希望者のみ受けれるようになっている
魔術適正検査で F 判定だった人も 生活魔法くらいは使えるようになりたいひとは
参加しているみたいだ なので ほぼ全員が参加だ
魔法学の授業は 魔法学教室で行われる なので移動だ
特別教室のとなりだ
マリーとシャールももちろん一緒だ
マリー「楽しみだねー!」
「そうだね」
シャール「そうね」
教室にはすでに何人かいて好きな席に座っているようだ
なので三人一緒に座れる席についた
カーンカーンカーン 先生が教室に入ってきた
ロスター「みなんさんこんにちわ、 魔術適正検査で検査官をしていた ロスターです
魔法学の先生をしています これからよろしくおねがいしますね。」
ロスター「みなさんの魔術適正はそれぞれバラバラですが みなさん同じように勉強してもらいます
これで魔法が扱えるようになるかは 本人の努力次第です
結果が良かったひとも 必ず使えるようになるとは限りません
逆に、検査の結果が良くなかった人も がんばれば使えるようになるかもしれません
なのでみなさん あきらめずに頑張ってくださいね」
「「「「「はーい」」」」」
ロスター「では、はじめの授業は魔力を感じる所からです
いまからみなさんに一つずつこの石を配ります これは魔石です
みなさんのお家にもいくつかあると思いますが これはカラ魔石です
みなさんがよく使う魔石、水の魔石などはこのカラ魔石に水の魔力を込めたものです」
先生が一つ魔石を手に取り 上にかかげる
そして魔石が光りだした 「「「「「「わぁーーー」」」」」」
歓声が上がる
ロスター「このようにカラ魔石に魔力を流すと光ります 今からみなさんにはこれをやってもらいます
体の中の魔力を感じ 手のひらに集めて 魔石にそそぐ
そうすれば魔石は光ます。 では実際やってみましょう」
一人一つの魔石が配られた
ロスター「魔力操作は集中力が大切です 手のひらに魔石を置き 目を閉じましょう
体の中にある魔力を感じてそれを手のひらに集めてください
魔石が光ったひとは手をあげて下さいね」
これは簡単な気がする 一番にできてしまうのは良くないかな
ちょっと待とう 誰かが手をあげるまで・・・・・・・
「むーーーん」「うーーーん」「んーーーー?」
みんな唸っている 難しいみたいだ
どうしたもんか 目を閉じてやっているフリだけはしっかりやっておこう
・・・・・・・・・誰も手を上げない。
集中力が切れたのか寝ている子までいる。
ロスター「はい、みなさん今日はここまでです。最初はできなくて当たり前ですから
少しずつ練習しましょうね。 配ったカラ魔石は持って帰って
お家でも練習してみてください。
ここで大事な注意なんですが、お家にある魔石に魔力を流してはいけません
カラ魔石以外に魔力を流すと魔石は壊れてしまいますからね 絶対ダメですよ!」
カーンカーンカーン
ロスター「これで授業は終わりです。みなさん頑張って練習してくださいね
ではみなさんお疲れ様でした 次の授業でお会いしましょう」
マリー「えーーーー、ぜんぜんひからないよー。しかもまりょくなんてぜんぜんわかんない!」
シャール「そうね、わたしもわからなかったわ」
マリー「アルは?どうだった?」
「あー、なんていうか。 ちょとだけわかったかな?」
マリー「えぇ! ずるい!ちょっとコツおしえてほしいなーおねがいー」
「コツか、マリーめをつむって? おなかのここらへん」 手でそっとマリーのお腹を押す
マリー「ここ?ここがどうしたの?」
「ここをいしきしてみて? あったかいのかんじない?」
マリー「え?あったかいの?わかんない」
「マリー、だめだよしゅうちゅうして?」
シャール「・・・・わかったかも。」
マリー「え!?シャールも!?ずるいずるい」 マリーは集中力がないみたいだ
「マリーしゅうちゅうだよ。」
マリー「はぁい」
「シャールはそのあったかいものを、うごけーうごけーってつよくおもってみて
だんだんてのほうにいくように」
シャール「うごけ、・・・・・・てのほうに」
「!!・・シャールめをあけてみて。」
シャールの手の中の魔石はうっすらと光っている
シャール「やった・・・・・・やったーー!」
「シャールすごいね!こんなにすぐできるなて。」 シャールはセンスがありそうだ
シャール「ありがとう、コツをおしえてくれたからよ。もっとれんしゅうしなきゃ」
マリー「い、いえでれんしゅうするもーーん!」
マリーは教室を飛び出していってしまった
シャール「すねちゃったかしら?」
「かもしれない、 ははは。 わたしももうすぐできそうだから、いえでれんしゅうするね」
シャール「つぎのじゅぎょうがたのしみね」
「うん。マリーもできるようになってるといいな」
シャール「だいじょうぶよ、あのこまけずぎらいだもの ふふふ」 マリーのお姉さんみたいだw
「そっか、たのしみにしておこうっと」
この話に聞き耳を立てていた数名の生徒がいた
この コツ はあっという間に広がり
次の授業で先生は大変驚くことになる
ありがとござした!




