旅立ちの準備 ゲンガンの町
アルジャンが大きくなった!
ビックリだ
「アルジャン急に大きくなったからビックリしたよー、どうやったの?」
「きゅぃ?」 わかんない
そっかー、可愛いから良い
大きくなっても可愛い、間違いない
「きゅうきゅう!」
アスターは大きくなったアルジャンの周りを飛んで喜んでいる
ビックリしたよねーー
ギルマス「これは一体どういう事なんだ?」
ガロルド「ビックリしたが、良いタイミングだったな」
2人も驚いているみたいだ
「アルジャンにもわからないみたいです。ね?怒ったからかな?」
「きゅいい!」 あいつキライ
そっかー嫌いか、私も嫌いだな
嫌な人だったもんね
ガロルド「それにしても、国の使者がアレとはちょっとどうかしてるな」
「ほんとソレだよね、なんであんな言い方なんだろうね?」
ギルマス「それについては弁明のしようもないな。すまんな嫌な思いをさせて、あれでもここに来るまでに説明してたんだがな聞く耳がなかったぜ」
「国民でもなければ、臣下でもないんだけどな・・・・褒章ってのも意味がわかんないし」
ギルマス「あれは後付けの理由だな、なんだかんだ理由をつけて囲い込みたいんだろう」
ガロルド「迷惑な話だ」
「ほんとだね、ちょうど町を出るタイミングで良かったね」
ギルマス「もう町を出るのか?」
ガロルド「ああ、明日か明後日には出ようかと思う。国を出た方がいいだろう」
ギルマス「確かにな・・・まあ、後はまかせておけ。あの使者にはちゃんと話をしておく、これ以上ちょっかいをかける事もないだろう」
ガロルド「助かる、じゃあ行こうか」
「うん」
ギルマス「あ!そうだ、もうひとつ報告がある。俺以外のギルドマスター3人からのSランクパーティーの推薦が来ていた、これで4人揃ったからな、あと6人を集めれば晴れてSランクだぞ。国からのちょっかいにも多少は耐えれるようになるだろう」
「4人も!誰だろう?ダンギルマスかな?嬉しいな!」
ガロルド「俺はギルドマスターに心当たりはないからな、全部ルラの知り合いだろう。あと6人か・・・・アルジャンの為にもSランクを目指してみるか・・・。」
ギルマス「俺もSランクパーティーを目指すのをすすめるぜ、抑止力にはなるだろう。推薦人はダンスタンス、ニクソン、パドリック、俺、だな」
ダンギルマスが報告を聞いてくれてるんだ・・・
笑ってくれてるかな?喜んでくれてるかな?
すごく嬉しい
「聞いたことが無い名前もあるけど、きっと会った事があるんだろうな・・・・嬉しい」
ガロルド「良かったな、この調子で他のギルドマスターも口説き落とそう」
ギルマス「そうしてくれ、冒険者ギルドも国と揉めたいわけじゃないからな」
「迷惑をかけてすみません。ここもすぐに離れるので、『知らない』で通してもらえれば・・・」
ギルマス「いや、気持ちはよくわかる。それに冒険者を守るのが冒険者ギルドとしても役目でもあるからな、心配すんな、上手い事やっとくぜ。」
ガロルド「ありがとう、いつか落ち着いたら顔を出す」
ギルマス「ははっ、うちも美味しい思いさせてもらったしな、こんぐらいお安い御用ってもんだ。冒険者は好きに冒険すりゃあいいんだ」
「ありがとうございます。じゃあ行こうか」
ガロルド「ああ、世話になった」
ギルマス「気をつけてな、元気でやれよ・・・・っていうかそいつはそのままなのか?」
「あ、そうだ。アルジャン?ずっとその大きさなの?」
「きゅぃ?」 さあ?
「急に大きくなったから小さくもなれるのかな?」
「きゅぃーーー」 ちいさくーーー
だんだんと小さくなるアルジャン、すごい
「きゅぃ!」 できた!
「わあーー凄いねえアルジャン!大きくも小さくもなれるんだ!」
新発見だ!
小さくなったアルジャンはアスターと戯れている
可愛い
ギルマス「こりゃあすげえもんを見た、ドラゴンってのは人の姿になったり話したりするようになるって聞いた事はあるが大きさも自在ってか・・・」
そうなんだ・・・いつか話もできるようになるのかな?
今はなんとなくしかわからないもんね
ガロルド「大きさが自在なら町を出るのも困ら無さそうだ」
「うん、じゃ改めて行こうか」
ギルマス「ああ、またな」
部屋を出て鍛冶屋に向かう
「いつできるかで出れる日が決まるね」
ガロルド「そうだな、あいつらが追ってこないとも限らないからな。できるだけ早く町を出よう」
「うん、それにしても酷い言い方だったね」
ガロルド「確かに、上流階級は冒険者を下に見ているからな、あの態度でもおかしくはないとは思うが、国の使者があれとはな・・・・トップも似た感じなのかもな」
「うえええええ、絶対そんなところで働きたくない。」
ガロルド「同感だ」
「ふふふ、ガロとパーティーで良かった!」
ガロルド「俺もだ」
2人で笑いあった
最近よくガロルドとパーティーで良かったって思う
ガロルドが国で働くって言えばパーティーは解散だっただろうし
きっとガロルドじゃなかったらダンジョン踏破もできなかっただろう
最高の相方かも知れない
そう思うとニコニコが止められなかった
鍛冶屋さんに行って、いつできるか確認した
パレッド「なに?もう出発するのか?」
ピケット「随分と急なはなしだな」
「実は・・・・・」
かくかくしかじか
冒険者ギルドであった事をはなした
パレッド「なるほどな・・・そりゃあ災難だったな・・・」
ピケット「今の皇帝は貪欲だって聞くしな・・・取り込みたいんだろうな」
ガロルド「まあ、そういうわけで、できるだけ早く欲しい」
パレッド「よし!まかしとけ、明日の昼までには仕上げる」
ピケット「まかしとけ、急ぎだからって手は抜かねえバッチリ仕上げてやる」
ガロルド「頼む」
これで剣の受け取りは明日できそうだ
後は、みんなに挨拶回りをしよう
孤児院に行きウルテマさんに挨拶をする
ウルテマ「なに?明日?随分と急だな・・・」
「すみません、いろいろあって・・・・」
ウルテマ「いいんだ、冒険者ってのはそういうもんだ。世話になったな元気でな、また遊びにきてくれ」
ガロルド「ああ、あんたも元気でな」
「また来ます、お元気で!」
寂しいが、明るくバイバイをした
きっといつか会いに来よう
宿に戻って銀龍のみんなにも説明をした
アーバン「はあ?なんだその使者は・・・とんでもねえな」
サニー「信じられない、最低な男ね」
アイリス「ほんとにね」
デリック「国なんてそんなもんだろ、俺たちの事なんて馬鹿にしてんだよ」
「ははは、そんな感じでしたね。正直あんな態度で誰が付いていくんだって思いました」
ガロルド「そうとう酷かった、アルジャンがやっていなかったら俺がやっていた」
アーバン「ははっ、ガロルドが暴れる前で良かったな。でもアルジャンが大きくなれるとはなーーどんくらい大きくなったんだ?」
「うーん。身長は私よりも大きいくらいかな?」
アイリス「結構大きいわね・・・・」
サニー「もう抜かれた・・・・」
デリック「誰と競ってんだよ・・・・で?どこに行くんだ?」
ガロルド「海沿いで隣国に入ろうかと、追ってこないとも限らないからな」
「もっと海鮮を食べたいしね!」
アーバン「そりゃあいい作戦だな、なるべく足がつかないルートを取れば追っても
来れないだろう」
デリック「いいなー、もう一回海鮮食べたいな・・・・。」
アイリス「護衛で移動する?」
サニー「いいね!ダンジョンに飽きたら海鮮食べに行ってー、で、また戻ってくるの」
アーバン「いいな」
デリック「よっしゃーー!」
みんなもしっかり海鮮が好きになったみたいだ
きっとこれからもっと美味しい海鮮料理が増えるだろうし、楽しみだなーー
「また、いつかここにも戻ってくると思いますので、その時はまた一緒に美味しいものを食べましょう」
ガロルド「ああ、いつか戻ってくる」
アーバン「ああ、待ってるぞ。俺たちはこのへんで冒険者やっているだろうしな」
アイリス「そうね、待っているわ」
サニー「美味しいご飯見つけたら教えてね!」
デリック「次は隣国のダンジョン踏破かー?」
「ふふふ、そこにも行ってみたいね」
ガロルド「そうだな、踏破できるかはわからないが、頑張ろう」
「賛成!!」
アーバン「知らせが来るのが楽しみだぜ、待ってるからな」
アイリス「うん、待っているわ」
サニー「元気でね」
デリック「元気でやれよ」
「うん、みんなも」
ガロルド「また会おう」
最後にみんなでグータッチをした
バイバイは何回しても慣れないけど
新しい場所への期待とワクワクはしっかりとある
きっと大丈夫、楽しむって決めたから
仲間もいるんだ、大陸を旅をしてまた会いに来よう
ありがとござした!




