お肉集めと、銀龍と魔剣
16階で銀龍と会えたので一緒にお昼ご飯を食べている
アーバン「オーガの上位種を倒すまではいいんだが、これから先だよな」
アイリス「そうね、複数同時に相手をするとなるとちょっとねえ」
デリック「2体が限界かなー」
サニー「そうねー、2人で1体かな」
「じゃあ、ここより下層はちょっとキツイかも知れないですね。ここのボス部屋がオーガ上位種が3体だったはずなんで」
ガロルド「そうだな、もっとオーガ上位種が増えるしな」
アーバン「そうか、じゃあここでしっかり戦って稼ごう。そんで3,4体でも同時に戦えるようにしないとな」
「「「了解」」」
デリック「で?2人はなんでまだダンジョンに潜ってんだ?」
アーバン「そうだぜ、ルラは双剣もないじゃないか」
「最下層でドロップした弓を試したくて、お肉も欲しかったんです。孤児院でたくさん使うので」
ガロルド「俺は魔法剣の練習と運動だ」
サニー「弓がドロップしたの?珍しいわね」
アイリス「そうね、あまり聞いた事がないわ」
「ドロップっていうか宝箱に入っていたんですけどね、すごくカッコイイし強いんです」
ガロルド「ああ、凄いぞ」
弓を取り出して、かまえて見せる
魔力の矢がつがえられている、これが最高に格好いい
アーバン「なんだなんだ!?魔力で作ってんのか?」
サニー「すごい、魔弓ってこと?」
デリック「すげえ、めちゃくちゃかっこいい!」
アイリス「綺麗ねえ」
ガロルド「威力も凄いぞ、オークだろうがオーガだろうが一撃だ」
「「「「一撃!?」」」」
「へへへ、うまく当てれればですけどね」
構えをといて矢を消す
アーバン「へえーー踏破するとそんな物まで手に入るのか、すげえ」
デリック「いいなあ、魔槍とか憧れる」
サニー「いいわね、あたしも大賢者の杖とか欲しいわ」
アイリス「魔剣が一番いいでしょう」
そこからは自分が一番欲しいドロップ品の話になった
みんな同じなのは『魔』がつくものがいいなってこと
それで、この魔弓も誰でも使えるものなの?って話になって
弓が少し使えるデリックさんが引いてみる事に
「構えて引くときに魔力を流せば矢が出来ます」
そう言って弓を渡す
デリック「わかった、おおおおお、かっけーー」
デリックさんが弓を構えた
デリック「ぐっ、ううううう」
矢が現れた、けど、霧散してしまった
デリック「なんだこれ?魔力めちゃくちゃもってかれんだが」
「あー、確かに?」
デリック「こんなもん3発くらいで俺は魔力切れになっちまう」
「そんなにですか。」
相性とかもあるのかな?自分はそこまで消費している気はしない
アーバン「魔剣も人を選ぶっていうしな、こいつもそうなのかも知れんな」
アイリス「それは言えているわ、デリックが持つよりルラちゃんが持つ方がしっくりくるもの」
サニー「言えてる」
デリック「俺は槍だからな、弓に嫌われてもいい」
ちょっと拗ねたデリックさんが弓を返してくれた
アーバン「魔剣が手に入っても自分で持てないんじゃあなあー」
アイリス「悲しすぎるわね」
サニー「うん、さすがに自分で見つけたものは自分で持ちたいよね」
デリック「でも、オークションに出る魔剣とかはやっぱり持てない人が出してんじゃねえか?」
「「「・・・・確かに」」」
魔剣の悲しい現実にちょっと切なくなった
私はこの魔弓が持てて良かった、幸運だった
「ミスリル武器が手に入ったんですから、まずはそれを使いこなさないとですね」
ガロルド「そうだな、一人1体倒せるようにな」
サニー「・・・・できるかな?」
アーバン「一人1体かあ、頑張るか」
デリック「俺はできると思うぜ」
アイリス「ほんとかしら、私は回数を重ねればいけると思うわ」
「ふふふ、サニーさんも風魔法を極めればオーガを切り裂けるようになるかもしれませんよ」
サニー「風魔法で?・・・・やってみるかー」
銀龍のみんなは向上心があって偉いな、もっと強くなりそうだ
「ガロ、ここからはどうしようか?」
ガロルド「もう少し下層にいかないか?もっと硬いものが切れるのか試したい」
「わかった、じゃあ私はミノタウロスでも狩ろうかな」
アーバン「下層にいくのか、気を付けてな」
ガロルド「ああ、みんなも油断せずにな」
デリック「おう、じゃ、また地上でな」
アイリス「またね」
サニー「美味しいご飯食べにいこうねー」
「はーい、じゃあまた!」
手を振ってバイバイをした
2匹もご飯を食べて元気いっぱいだ、自分たちで飛んで移動している
ボス部屋のオーガ上位種が弱く感じるほどの戦力だ
17階へ降りていく
過剰戦力で進みつつ、いろいろな倒し方を模索中だ
私も距離がどれくらいまでいけるのか確認中だ
100メートルぐらいなら余裕そうだけど、ダンジョンの中では距離がそこまで取れない
なので射ってからの軌道修正がどこまで出来るかの実験だ
早めに軌道修正すれば90度でも動かせるみたいだな
矢が目視できる範囲じゃないとできないけど、これでも十分凄いと思う
もう少し下層に行きたいのでボス部屋にきた
オーガ上位種が7体でも問題なしだ、一度弓を射れば3体まで同時に倒せるようになった
すごい
もう双剣の出番がなくなってしまうかもしれない
18階へ降りた
ガロルドも随分使い慣れてきたみたいだけど、疲れたみたいだ
やっぱり魔力消費が問題だね
早めに休む事にして
18階のセーフエリアへ向かう
ガロルド「ふう、魔力が足りない」
「いや、十分戦えていると思うよ?」
ガロルド「ルラはもっと長時間戦えるだろう?」
「それは、私のほうが魔力が多いからだし・・・・。」
ガロルド「俺はルラと同じぐらい戦えるようになりたい。パーティーだろう」
「ガロ・・・。へへへ、嬉しいな」
ガロルド「俺もドラゴンを倒したいしな」
「ああーー、でもガロなら剣さえあれば倒せそうだけどね、あの時も刺さっていればトドメになっていただろうし」
ガロルド「そうだな、だからリベンジしないとな」
「ははは、いいね。一緒に連れて行ってね」
ガロルド「もちろんだ、パーティーだろう」
「パーティーだもんね」
「きゅうう!」「きゅぃぃ!」
「そうだね、2人も一緒だもんね」
4人で笑いあった
一緒に強くなって
一緒の目標がある
パーティーを組めて本当に良かったな
ずっと一人だったらこんな経験もできなかっただろう
いっぱいの嬉しいと楽しいを感じられて幸せだ
その日は18階のセーフエリアで休んで
次の日から下層に進み、19階と20階でたくさんのミノタウロスを狩って
お肉を大量にゲットした
階層を狩りつくしたけど、戻ってくるのも面倒なのでもう一日だけ狩りをすることにした
20階と21階のミノタウロスを狩りつくして帰る
お肉が大量でほくほくだし
いい運動にもなった
冒険者ギルドにドロップ品を持ち込んだらビックリされたけど
しっかり買い取ってもらえた、良かった
孤児院へ帰る前に商業ギルドへ向かい
イライアさんを呼んでもらう
すぐに来てくれて
「屋台に『売り上げの一部が孤児院に寄付されます』の看板をつけて欲しい」
そう頼むと
イライア「確かにそうですね!気が回らず申し訳ありません!!!」と
凄い勢いで謝られてしまった
そんなつもりで言ったのではないと釈明しておいた
わかってもらえただろうか
そして孤児院に帰ると子供たちに囲まれてしまった
「おかえりーー」「どこいってたのーー」「まってたーー」
なんてもうすっかり家族の一員みたいだ
ウルテマ「おかえり、どうだった?」
「お肉たくさんゲットしてきましたよ、ふふふ」
ウルテマ「そりゃあいいな、ありがとな」
「はい、晩御飯はお肉を焼きましょうねー」
「「「「「「やったーー!!」」」」」
「きゅうう」「きゅぃぃ」
みんなお肉大好きだもんね
いっぱい食べて大きくなるんだよーー
ありがとござした!




