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生きてて良かったと 思いたい私の異世界転生  作者: 蒼氷


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242/589

孤児院に行こう!

今日は孤児院を見に行く日なので、朝からお出かけだ


ガロルドと二人でてくてく歩いていく

孤児院は町の端っこにあるらしく、宿からはそこそこ遠い


「あれかな?」

ガロルド「たぶんそうだな」

そこには、『小さな島の学校』そんな感じの建物があった


門があるのでそこから伺う事にする


「これは勝手に入っても大丈夫なやつ?」

ガロルド「大丈夫だろう、玄関がそこにあるしな」

ガロルドが指差す方にはドアが確かにある


そこまで2人で入っていき扉をノックする コンコンコン

「ごめんくださーい」


ドタドタドタドタと足音がする ガチャ


開いた扉の先には4,5才くらいの子供が3人だ

「だれー?」「どうしたのー?」


「こんにちは、遊びにきたんだよー。大人の人はいる?」

「遊びにきたのー?」「いいよーー」


「いんちょーせんせーー!」


3人は走って行って、男性をひとり引っ張って来た

「おいおい、引っ張るな」


少し強面だが、優しそうな初老の男性だ


「こんにちは、遊びにきました。中に入ってもいいですか?」

「あ、遊びにきた?」


ガロルド「俺たちはAランクの冒険者なんだ、臨時収入をいくらか寄付しようと思っている、何か困っている事はないか?」

「おお!寄付なら大歓迎だ!入ってくれ、俺はここの院長をやっているウルテマだ、よろしくな」

「ルラです」

ガロルド「ガロルドだ」


ウルテマ「ガロルド?何か聞いた事あるな、有名な冒険者か?」

ガロルド「・・・・・知らない」

ウルテマ「そうか、自分から有名人って言うやつはいないか、ははははは」


中に入ると本当に学校のような雰囲気だ

教室っぽい部屋もある

外には庭もある


「あそぼーー」「遊びにきたんでしょー?」


「ちょっとまってねーー、あとで遊ぼうねえ」


「わかった!」「外にいこう」「いこーー」

そう言って外に飛び出していった


ウルテマ「ここは21人の子供がいるんだがな、世話する人間がいなくてな、俺が趣味でやってんだ。だからいつでも金欠だ!寄付ならいくらでも受付けてるぜ!」

そう笑って話すウルテマさんは本当に子供が好きなんだろうなと思った


ガロルド「そうだな、まずはここの建物の修繕から始めようか」

「うん、そうだねえ。」

見るからに老朽化している


ウルテマ「そりゃあありがたいが、キレイなところを探す方が難しいくらいだぜ?」

「いっそ建て替えるとか?」

ガロルド「それも考えた方がいいかも知れん」

ウルテマ「は?本気で言ってるのか?」

「え?だって危ないでしょう?」

ガロルド「そうだな、大工と相談しようか。ちょっと呼んでくるか」

「うん、お願い」


そう言い残してガロルドが出て行った


ウルテマ「ほ、本気なのか?」

「はい、もちろん。子供たちの部屋も見ていいですか?」

ウルテマ「ああ、もちろんだ」

後ろについていって子供のへやを覗く


4人で一部屋、2段ベッドが置かれている

「ベッドもだいぶんガタが来てますねえ」

ウルテマ「もう何年も使ってるからな」

「ベッド、布団、あとは何か必要なものとか困っている事とかありませんか?」

ウルテマ「まだ何かするつもりなのか?大丈夫なのか?」

「もちろんです。快適にしましょうね」

ウルテマ「・・・・わかった、とりあえず全部言うが、無理はするな」

「はい、だいじょうぶですよ」


次に向かったのはトイレだ

「あーここは酷いですねえ」

ウルテマ「子供が使うからな、こんなもんだ」

「浄化、浄化、浄化、浄化、」

トイレは木でできたボットン形式だ、これでは汚れ放題だな


洋式タイプに変えるのがいいかもしれないな


あとは、教会から子供たちのお世話に来てくれて

読み書き計算なんかも週に3回ほど教えてくれてるらしい


幼年学校で使うチャコペンセットも買い足そう


ウルテマさんの話では寄付は増えている、が

食費に消えるので修繕までは手がまわらない

子供が巣立っても、その分入ってくるからいつもパンパンだし

人手も足りない

人を雇う金もない


年上が年下を見るしかない


これが孤児院の現状だ


「うーーん、難しい話だな」

ウルテマ「これはもう仕方のない事だろう、孤児院は寄付がないと成り立たないし世話を無償でしようってやつはいないんだ」

「教会と一緒にしようとはならないんですか?」

ウルテマ「協力はしてくれてるぜ、金はくれねえが」

「じゃあ、お金さえあればなんとかなる?」

ウルテマ「そうだな、乳飲み子が一気にくるとかじゃないならなんとかはなるな」

「ふむふむ」


ガロルド「連れてきたぞ」

ガロルドが大工さんを連れて帰ってきた


「じゃあ、建物を見てもらって、修繕か建て替えかみてもらえますか?」


大工「じゃ、ちょっと時間もらいますね」

「お願いします」

建物を見に行く大工さん


「ガロ、もうガタが来ている所ばっかりだったし、やっぱり資金面が一番問題だって」

ガロルド「人は足りてるって事か?」

「教会からきてくれてるみたい」

ガロルド「なるほどな、じゃあ生活できる状態にするのが先だな」


ウルテマ「なんかすごい話になっているが本当に大丈夫なのか?ここを全部直すってなるととんでもなく金がかかるぞ?」


「大丈夫ですよ。子供が安心して暮らせるくらいにしましょう」

ガロルド「ああ、ここは良い所だ、建物以外な」

ウルテマ「・・・・なんでそこまで」


「?だって、子供は元気に育って欲しいし、ウルテマさんと気持ちは似ていると思いますよ。出来ることはしたいんです」

ガロルド「そうだな、俺も孤児院出身だ。できる事はしたい」


ウルテマ「・・・・あんたたち・・・・。ぐぅっ」

泣いてしまった

「やりたくてやっている事ですから」

ガロルド「そうだ」

2人で挟んで背中をさする


しばらくして戻ってきた大工さんに話を聞く

大工「これは、痛んでないところが無いってくらいの状態ですね。しかも雨漏りもしてます、このままじゃいつまで持つかわからない状態ですね」


「じゃあ、やっぱり修繕より建て替えの方が早いですか?」

大工「そうですね、急ぎでやれば、3,4か月でできますよ」

ガロルド「じゃあ、決まりだな」

「そうだね」


ウルテマ「ちょ、ちょっと待ってくれ。建て替えている間はどうするんだ?」

「ああ!そっか、じゃあお庭に仮設を作ろうか」

ガロルド「できるのか?」

「うん、任せて。これだけ広さがあるならなんとかなる」


大工「問題は解決ですか?明日解体して、着工でいいですか?」

「うん、間取りとかは明日話し合いしましょう」

大工「わかりました!では、また明日!」

元気よく帰っていく大工さん


ウルテマさんは完全停止してしまった


「ウルテマさん、お庭に仮設を作るので子供を集めて欲しいです」

ウルテマ「は?子供を集める・・・何をするつもりだ?」

「土魔法で仮設住宅を作ります」

ウルテマ「土魔法で?・・・・・どういうことだ」

ガロルド「大丈夫だ、ルラに任せておけ」

ウルテマ「・・・・もういう通りにするか、俺には処理できない。」

考えるのを諦めたようだ


よし、あとはお任せ下さい


「子供たちーーー!おやつがあるよーーー!!集合!」

大きな声で子供たちを呼び、ガロルドとウルテマさんにクッキーを大量に渡した


「じゃ、子供に配りながら点呼してください。全員集まったら庭には入らないように」

ガロルド「わかった」 もぐもぐ

ガロルドはクッキーをつまんでいる


ウルテマ「わ、わかった」

「えーーーおやつー?」「たべるーー!!」「おやつだー!!」

元気よく集まる子供たち


おお、早い早い


ウルテマ「このまま食堂にいこう、全員集まったぞ」

ガロルド「ああ」


「はい、じゃあこっちはやっときます」

庭に出て子供が残っていないか確認して、ついでに距離感なども確認

ちょっと狭くなりそうなんで2階建てにしよう


地面に手をついて、外側を一気に作ることにする


「よいっしょーーー」 ズゴゴゴゴゴゴゴ

一気に作ったので地響きがする

凄いなこんな大きなものを作るのは初めてだ、ちょっと楽しい!

入り口や窓も作って、間取りは

入り口を入って右にトイレ、左が洗い場

真っ直ぐ行けば、半地下に子供部屋その手前には院長室

子供の部屋のベッドは壁を掘りぬいて作ってある、階段を作って左右に寝るところを3段だ

縦に3段じゃなくて坂を作って3段にした

一か所に6人が寝れる、21人なので4か所作った


2階は教室兼、食堂だ

向こうの机や椅子も運んできて並べる

黒板も設置して


子供が落ちないように、窓は格子状にしておこう

荷物が多少おけるように棚とかも作った


トイレには各個室に浄化版を置いて

細かい所をこだわっていたら結構時間がかかってしまった・・・


強度アップもしておかないと、崩れたら笑えない

しっかりと固めて完成だ!!

ありがとござした!

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― 新着の感想 ―
今日の明日で着工してくれるなんてありえないしヤバいよ 普通は今現場抱えてるしその後の予約も入ってる。まともな業者なら 建て直す内容の計画も立てないで契約もしないで壊しにかかるってそれはヤバいとこ
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