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いよいよ

あれから 大きな問題もなく

気づけばもう5さいだ


ついに学校に通える!  ヤターーーーーー♪


変わったことは  妹は2さいに 姉は6さいに

2さいの妹はかわいい ぷくぷくしている

でも最近はくちが悪くなってきた


どうもアガゴリがなにか吹き込んでいるらしい

何やってんだか 勉強しろよ


姉は勉強が得意な方ではなかったらしく

成績は中の下  そんなに良い成績ではない

だいじょうぶか?

高等学校いくんだろ?


幼年学校は 5さい~9さい

高等学校は 10さい~14さい


成人は15歳らしい

異世界だなーなんて思った


もうすぐ学校がはじまるので

母がご近所さんから学校に必要なもののお下がりをもらってきてくれた

学校の紋章入りのカバン

学校の紋章入りの小さなマント

筆記用具らしきものに

小さな黒板のようなもの


買ってもらわないのかって?   そんな贅沢な!

そんな余裕はうちにはありません


それにお下がりだって

今は自分のものだ  (前世では自分のものを用意してももらえなかった)

これで十分だ まだまだ使える


そして

母が学校に行くための服を買ってくれるという

今も来ている サイズの合わないワンピースで学校に行くのは

さすがに・・・・ね


なので母と買い物にいく

母「どんな服がほしい?」

「うーん、スカートじゃないのがいい」

母「え?女の子はみんなスカートだと思うわよ?」

「スカートはひらひらしてうごきにくいの、ズボンがいいな」

母「そうなのね、良さそうなのを探しましょうね」


子供服は基本 中古品 

既製服や大量生産品もない

なので服の山から 掘り出し物をさがす


んー  これは大きい  これは小さい

これはすぐやぶれそうだ

 

埋もれている服の中に 気になるのが一枚あった

ベージュ色のシャツ 胸元にヒモがついているタイプのやつだ

これはゴワゴワしない これがいい


ズボンはなかなか気に入るものがなく

母とあーでもないこーでもないと探しまくった


そしてみつけたズボンは黒っぽい色だった

生成りのものばかりの中では めずらしい黒っぽいものだった

スラックスのような感じで モモはゆるく 足首にむかって

細くなっているものだ

 

これはいい 動きやすい


そして靴も一足  大きめのものを

皮のひも靴だ


全部で金貨2枚


高いのか安いのかはわからないが

うちの家にとっては高級品だ

 

「おかあさんありがとう すごくだいじにするね」


母「いいのよ、このために働いたのよ。喜んでくれてうれしいわ」

本当にうれしそうに笑ってくれた


「わたしべんきょうがんばるね!」

母「いいのよ普通で、学校をたのしんでね?」

「うん!!」


うれしくて 体が浮き上がりそうだ    ヤターーーーー♪



そしてついに  初登校だ


いつも通り 朝の準備をして

買ってもらった服を着る


朝食を食べ終わったら

父が改まって言う


父「アルノーラ、学校では余計なことはするなよ

  アガベーラの評判を落とすようなことだけはするな わかったか」    だって


「・・・はい」


アガベーラは ふふん とでも言いたげなドヤ顔だ   腹立つ


なんで私がアガゴリの評判を落とすと思うんだ

評判が落ちたとしたらそれは本人のせいだろう? 何言ってんだ。


腹がたったので

歯ブラシ 便器磨きの刑だふたりとも


たまにこの二人が歯を磨いているのを目撃するたびに

ニヤニヤしてしまうw 

よくお腹こわさないよな? 強すぎんでしょ



さぁ気持ちを切り替えて

学校に行こう

向かう途中で 妹を託児に預けた


入学式があるんでね



ここが学校かー 一度外から見たが

入るのは初めてだ


「新入生はこちらでーす」

呼び込みの方に向かう

母「新入生のアルノーラ、です」

「はい、アルノーラちゃんはこっちね」


ここで母とはお別れだ

母「入学式を見たら一回帰って、また迎えにくるわね」

「うん。まってるね」

そうやり取りして

校舎へと入っていく

さぁ 異世界学園生活のはじまりだ



ワクテカなんですけどーーーー



ありがとござした!

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