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4さいの決意

いつも通り 目が覚める


あれから母は大丈夫だっただろうか


いつも通り

軽くストレッチ

顔を洗い 歯を磨く


キッチンに行くと いつも通り母は朝食を作っていた

「おはよう」

母「おはよう、顔はだいじょうぶ?腫れてない?」

「うん、だいじょうぶだよ ねたらなおった」

母「よかったわ」 

 

母はすごく疲れた顔をしていた 大丈夫だろうか


「だいじょうぶ?」

母「大丈夫よ、あれからちゃんと仲直りしたわ」


・・・・・・ほんとだろうか?



父「おはよう」

「「おはよう」」   あいかわらずこっちを見もしない


「お姉ちゃんおこしてくるね」

母「ありがとう」


アガゴリの部屋に行く

ノックをして 「あさごはんだよ」 と、言いながらドアを開ける


予想外に アガゴリは起きていた

アガゴリ「いまいくわよ」

「わかった」


これは予想外だ 自分で起きれるようになったのか


「お姉ちゃんおきてたよ」

母「そうなの、もうすぐ来る?」

「うん、たぶん」

母「わかったわ」


母とふたりで配膳をする いつものスープとパン

配膳が終わるころに アガゴリが来た


そろったのでご飯を食べ始める  (父はいつも先に食べ始めている)


いただきます

ひとりでいただきますをして もくもくと食べる

昨日は晩御飯を食べていなかったから すごくお腹がすいていた


もくもく食べ進め

父が食べ終わったタイミングで口を開いた


父「お前たち、これからはアガベーラの邪魔をするな

  特にアルノーラ、言動には気をつけろ

  お前が飯を食えてるのは俺のおかげだ アガベーラの邪魔を

  すればタダでは済まさんぞ、わかったか」


「・・・・・はい」 (邪魔なんていつしたんだ しらんがな)


そうクソムカつく事を言い残して 出勤した


アガベーラも ご飯をたべ終えると

アガゴリ「あたしのじゃましないでよね、あんたとはちがうのよ」


なんて言い残して 学校に行った


なんて似たもの親子なんだ  (むなくそわるい)


母は暗い顔のままだ

「おかあさん だいじょうぶ? おてつだいするよ」

母「うん、アルノーラ、は優しいね。」


思いつめた顔をした母が「アルノーラは学校いきたい?」と聞いてくる


「うーん。いってみたいけど。 おかあさんがたいへんなら

 いかなくてもだいじょうぶだよ?」


母「そう」   すごく泣きそうだ


母に抱きついて言う

「おかあさん、 わたしほんとにだいじょうぶだよ

 べんきょうはいえでもできるし、 いえにいればおかあさんの

 おてつだいもできるもん」

母「・・・アルノーラ」


泣きながらぎゅっと抱きしめてくれる

 

胸が苦しい


母を助けてあげられない


4さいの体がもどかしい


「ねぇおかあさん、あらいものとか、せんたくとかおしえて?

 もっとおてつだいしたいんだ。 ねぇおねがい」

母「そんな、あなたはまだ4才よ?できないわよ」

「だいじょうぶだよ、みずあびも、はみがきも、アモラの

 おもりだってできるもの」

母「・・・・・わかったわ。おしえるけど、できなくてもいいのよ?」

「やったーーーーー」

わざと大げさに喜んでみる


母「ふふふ、 不思議な子ねほんとに」


母が笑顔になった

作戦成功だ!  (ドヤァ)




そこから母は掃除、洗濯などを一緒にやりながら教えてくれた

洗濯物を干す場所も 低い位置にロープを張って作ってくれた


よし!!

これでできることが増えた!



でも、ここからどうしたもんか



父と戦い


母を守る



なかなかの難題だ


学校には行けないかもしれないけど

それはもうしゃーない



とりあえずは 父の暴力に対抗するために

身体強化とバリアを特訓せねば


治癒魔法も練習したいけど

これはケガをしないことには 

実践できない 困ったもんだ



さぁ ハードモードらしくなってきたじゃないか

がんばろう 自分のために



ありがとござした!

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