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作りたいものがるんだ

オークションにて布をゲットしました

コレを何に使うかと言いますと


グライダー   です


いわゆるハンググライダーなるものを作りたいんだ

それには骨組みが必要なんだけど、木ではすぐに折れそうで

重量も問題だよね


軽くて、丈夫、これをクリアできる素材に出会えていない


なやんだ結果、相談してみることにした


まずは、武器屋のタイデンさん。

武器以外に防具も置いているからね、何か知っているかも


「こんにちはー」

タイデン「へい、いらっしゃい。おう、久しぶりだな。どうしたんだ?」

「実は・・・・素材のことをちょっと聞きたくて。」

タイデン「素材?武器のか?防具のか?」

「うーん、どっちでもないんですけど。軽くて丈夫な骨組みとして使えそうな素材を探してまして。」

タイデン「どっちでもないのかよ・・・・。軽くて丈夫なあ、ミスリルとかか?骨組み?として使われてるのは聞いたことがねえけどな。だいたい武具だぜ。」

「もし、ミスリルを買うとして、槍の長さ分を買うとしたらおいくらくらいになるんですか?」

タイデン「槍のながさ?槍ではないのがわけわからんが、素材だけなら金貨200~300ぐらいだろうか?」

「金貨200枚・・・・最低でも3本は欲しいから金貨600枚?高すぎるなあ」

タイデン「なにを作ろうとしてんのか知らねえけど、すげえ値段になるのは間違いないし、何より手に入れること自体が困難だぞ。ホイホイ手にはいるもんならここにも置いているしな。ミスリル武具が置いているのはダンジョン都市とか戦闘が盛んなとこだな。」

「ああー無理っぽい・・・。」

タイデン「軽さと丈夫さだけなら、魔物の骨ともなかなかだって聞くぜ?俺はそんなに詳しくはねえけど知りたいならオドさんに聞くのがいいんじゃねえか?あの人は武器以外も作るからな。」


「ああ!なるほど、オドさん確かに!聞きに行ってみます!」

タイデン「ああ、またな」

「はーい、ありがとうございました。」  

バイバイして店を出る


なるほど、確かに作っている人に聞くのが一番だ

走ってオドさんの鍛冶場へ行く


コンコンコン 「こんにちはー」



返事は無い、作業中かな?

入っていく 「お邪魔しますー」


カンカンカンカン  鍛冶場でオドさんは作業していた

お酒好きでも仕事は真剣なんだよね

ちょっとひと段落するまで待つ



しばらく待つと、手が止まった  「こんにちはー」


オド「おお、来とったのか。どうした?手入れか?」

「いえ、ちゃんとお手入れしてるので綺麗なまんまですよ。」

オド「どれ、見してみろ」

「はい」 双剣を外して見せる


オド「ふーーーーむ、なんか切ったか?魔物とか」

「はい、ちょくちょく切ってますよ。この前はでっかいヘビを切りました。」

オド「でっかいヘビ?その割にはキレイすぎる気がするが・・・。」

「あ、最近は魔法剣使ってるんで、汚れたりもないんですよね。」

オド「は?魔法剣???」

「刃に魔力を流して魔力で切るって感じです。」

オド「はあ?よくわからんがキレイに使っとるな。」

「はい、すごくいい感じです。」

オド「で?一体なんの用だ?」

「実は、軽くて丈夫な骨組みになりそうな素材を探してまして。ミスリルいがいで何かいいものはありませんかね?」


オド「ミスリル以外?そりゃ魔物の骨だろう。軽くて丈夫ならダントツで飛竜だな。」

「飛竜!!ワイバーンとかですか?」

オド「そうだな、ワイバーンならあっちの山に住んどるしな。そんな簡単に狩れるもんじゃないけどな。」

「なるほど、実は作りたいものがありまして。ちょっと聞いてもらえないですか?」

オド「まあ、聞くだけ聞いてやろう。」


かくかくしかじか

こういうハンドグラインダーが作りたい

布はこういうのが手に入った、と説明した


オド「っかーーーーー、また突拍子もないもんを考えるな、だがこの骨と骨をつなぐ部分はなかなか技術がいるぞ加工して組み合わせガッチリ固定せんといかん。」


「そうですよねー、金属ならくっつけられるんですけどね。ちゃんと報酬を出すのでもし作るとなったらお手伝いしてもらえませんか?」


オド「・・・・・・・正直興味はある・・・・・・・。が、だ。」

「・・・・なんですか?」

オド「酒とつまみは用意できるんだろうな?」


「!!!もちろん!!用意します!!」

オド「よし、交渉成立だ。だが飛竜の骨はどうするつもりだ?」

「狩ります」

オド「は?・・・・・・・・・狩る?と言ったか?」

「はい、ちょっと作戦を練ってチャレンジしてみます。無理そうならべつの方法も考えます。」

オド「お前さんの実力は知らんが、無理はするもんじゃないぞ。命あってのもんだぞ。」

「もちろん、できる範囲でしかしませんよ。ちょっとギルマスに相談します。」

オド「ああ、そうしてくれ。一人でやるもんじゃねえ。気を付けてな」

「はい!また来ますね!」

オド「はいよ、気をつけてな。」


手をふってバイバイする


よっし、目標は飛竜だ

その前にまずギルマスを・・・・・・・・









ギルマス「ダメだ」

 

即答だ、そりゃそうか


「まって下さい、作戦があるんです。」

ギルマス「なんだ言ってみろ。」


「まずエサで一匹、もしくは数匹をおびき寄せます。そこをヤル!!」


ギルマス「・・・・・そんだけか?」

「はい」


ギルマス「はあ・・・・・・お前は舐めすぎだ。」


「ギルドマスター?飛竜を狩りたくないですか?その頑張って習得した魔法剣で!」


ギルマス「ぐうっ、そ、それは・・・・・。」


「この前ヘビを切った時、思ったんです。これは飛竜も切れるのでは?と。だってほんとにスパッとそれはもう恐ろしくスパっと切れたんです!!」


ギルマス「・・・・・・・・・・。」 すごく葛藤している、もう少しだ!


「ギルドマスターと私ならヤレると思うんです、絶対。しかも飛竜の骨を使って、この前買った布を合体させてとあるモノを作ろうと画策中です・・・・・気になりません?知りたがってましたよね?」


ギルマス「ぐうぅぅぅぅぅ、一つ条件がある。」


「なんです?」


ギルマス「危ないと思ったら撤退だ。俺が撤退と言えば必ず逃げると誓え。」

「はい!!誓います!!」


ギルマス「なんか返事が良すぎて怖いぜ・・・・・。」

「なんでだ!?決意の表れなのに!」

不満の「ふ」だ!



こうしてギルドマスターを攻略した  ふっふっふっふ


で、エサにするお肉を用意することに


お肉なら何でもいいらしい。

肉好きだ


なのでお散歩中のオークを10体ほど集めた


ありがとう。君たちは無駄にはしない


これで用意は整った  待っていろ飛竜!!

ありがとござした!

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