ポーションを作ろう。そして精米だ
上級ポーションの薬草をゲットしたのでさっそく作ってみることにした
薬研ですりつぶして、お鍋に入れる。
おいしいポーションにするために果物も一緒だ
火にかけながら混ぜる、魔力をながしながら グルグルグルグル
光ったら完成なんだけど、 グルグルグルグル なかなか光らないな
あ、光った。
なんか体感だけど普通のポーションの5倍くらいの魔力を入れた気がする
やっぱり上級ともなると必要な魔力は桁違いなのかな
まあ値段も桁違いだもんね
さ、次は入れれるだけ魔力を入れてみよう
グルグルグルグル さっきのでも結構いっぱい魔力使ったと思ったけど
どんだけ魔力入るんだろうね・・・・グルグルグルグル 光った
さあ、こっからだ グルグルグルグル
まだまだ・・・・・・グルグルグルグル
うーーん まだかな?
ま、まだかな? 結構時間たったんだけどな・・・・
もう30分以上やってるよ
タイタンに治癒を使った時くらいは魔力を使っている気がする
なんか限界なんかない気がしてきた・・・・
ふう、さすがに疲れたんだけど?
グルグルグルグル もう何回もやめようかなって思ってるけど
だんだん光が強くなっているのを見るに良くはなっている気がするんだよなー
あ!止まった
もう魔力入らないや・・・・・。
一つ瓶に入れて眺めて見る 「なんかうっすら光ってるや」
これはやっぱり上級を越えた? 上級のうえは特級だ
上級の三倍くらいの値段だったはずだ 瀕死でも治すって書いてあったな・・・
でもこれってほとんど誰も作れないかも・・・・
私ももうできれば作りたくない
そもそも特級なんて売っているの見たことないから
流通自体がほとんどされていないんだろうな・・・・・
よし、これは内緒にして もしもの時用に取っておこう
これで5本は作れたし
あとは普通に上級ポーションをにして、持っておこう そうしよう
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それから数日後にダンギルマスが町に帰ってきた
ギルドへの呼び出しがあって、そこで初めて帰ってきたのだと知った
コンコンコンノックをしてギルドマスタールームに入る
「失礼しまーす」
ギルマス「おお、来たか」
「お疲れさまです、お帰りなさい」
ギルマス「ああ、疲れた。でもまだ終わっちゃいないんだ」
「ええ!まだ?」 そんなに大事になっていたのか通りで帰ってこないはずだ
ギルマス「終わっちゃいないがひと段落したんでな、報告だ」
そこからギルマスは事の経緯を話してくれた
モンスロスの冒険者ギルドを中心に人身売買が行われていたこと
子供や女性を狙ったもので、新人冒険者が狙わていたらしい
人知れず攫ったり、だまして連れて行ったりして金持ちに売っていたらしい
協力者は一部冒険者に、ギルド職員、宿屋や酒場なんかも関係していたらしい
構成員自体は多くはなかったかもしれないが小銭をもらって協力しているものが多く
宿屋や酒場は攫えそうな人の情報を流したりしていたそうだ
協力者があまりに多くて
洗い出すのに相当時間がかかったらしい
事の始まりは、他所で人身売買によると思われる子供を保護したことから始まったらしい
保護された子供のいうことにはモンスロスで捕まったと
そこでモンスロスから一番近い町のダンギルマスが身辺調査をするために動いていたらコレだ
他領地にもいくつかの人身売買が確認されて
急いで戻ってきたらルラからの連絡に驚いた、と
モンスロスでおこったことに領主様は大激怒で事件をきっかけに
一掃してキレイにすると言って、関係者を軒並み処分しているとのことだ
これにはもう少し時間がかかるから、綺麗になったらまた下水掃除を頼みたい
そう言っていたそうだ
「なるほどー、そんなに関係者が多かったんですね。」
ギルマス「ああ、お前がタイタンを頼ってくれて良かったよ。いい判断だった」
「・・・・・。早く大人になって自分で対処できるようになりたいです。」
ギルマス「ははっ大人になったらな、それまでは頼っておけ。子供はそれでいいんだ」
「・・・・・・はい。」
ギルマス「納得いってない顔だな、お前は十分良くやったよ。出来る事をした、人間は万能じゃねえんだタイタンだって頼ってもらえてうれしかったはずだぜ。」
「わかっていても納得できないことはあるんです・・・・・。」
ギルマス「いうじゃねえか、人間諦めたら終わりだからないいんじゃねえか?」
「なんか大人みたいな事言いますね。」
ギルマス「俺は大人だしおっさんだ!!!!言わすんじゃねえ!!!」
「ふふふふ、ごめんなさい。で?捕まった人はどうなったんですか?」
ギルマス「ああ?犯罪者は犯罪奴隷だな。強制労働だ。主犯格は死刑になるかもなあの悪徳ギルドマスターはとくに、人身販売は重罪だからな。」
「犯罪奴隷かあ、解放される事はあるんですか?」
ギルドマス「基本はねえかな、よっぽど有用なら他の仕事で使われるようになるかもしれんが一生首輪がついたままだ。」
「はあーそうなるかも知れないのに良く犯罪なんてしますね。」
ギルマス「バカなんだよ、金に目がくらんで頭がおかしいんだ。」
「そっか、話しても通じなかったもんな。それにしても悪徳ギルマスを詰めてるダンギルマスめちゃくちゃカッコよかったです、ふふふふふ」
ギルマス「だろ?滅多にない事だからな、久しぶりに暴れられて気持ち良かったぜ。半分以上お前がやっちまったけどな。」
「早い者勝ちですら、それにタイタンを傷つけたかもしれないヤツらだと思うとボコボコにしてやりたくて、付きまといされてた時からボコボコにしたかったんですよね!」
ギルマス「おお怖ーい。あんなエグイ攻撃なかなか見ないぞ、見ててうわーーーーってなったわ」
「へへへへへ、私を怒らせると怖いんですから」
ギルマス「確かにあれはくらいたくねえわ。ははははははは」
ギルマスからの事件報告は以上だった
とにかくOKがでるまではモンスロスに近づかない わかりました 理解
モンスロスにまたお米を買いに行きたいから
じっといい子にまっておこう
やっとお米に全力を注げる
とりあえず、籾とりを完成させて
稼働させてみる おおおおおおおおーーーすごい
これなら全部やってもそんなに時間もかからないだろう
出て来たお米をみて見る 「コレが玄米かあ」
前世ではほとんど食べたことなかったな
自分は白米派だこれは絶対だ 精米は風魔法ですることにした
要はコメどうしをぶつけてまわりのぬかをはがすのだ
ツボに玄米を入れて蓋をする、で、風魔法で攪拌だ
どんぐらいやるものなのか・・・わかんないな
やっては覗いて様子を見るを繰り返す、精米も魔道具をつくろうか
そうだな、入れてほっておけばできるのがいいよね 作ろうっと
なんどか攪拌を繰り返してこんな感じかな?というところで
振るいにかけてにぬかを落とす
「これこれこれーーーー、白米だよ、やっとできた・・・。」
純白とはいえないけど、確かに白い
さっそくお鍋で焚いてみる、このお米は無駄にはできない
大事に洗って 水に浸しておく 少しおいてから 炊飯だ
15分もすれば甘いお米の匂いがしてくる
ああ、たまんない。どうしようかどうやってたべようか
やっぱり、塩むすびは食べるとして。ほかは?
しまったお漬物でも作っておくんだった、そうなってくるとお味噌汁も飲みたい
さあ、炊けたよ・・・・・・はあ、良い色とつやだ
食べたいけどすこし蒸らしておくんだ
そのあいだに塩とおかずにローストディアを出しておく
ローストディアのソースを醤油で作っておいたのだ
うわーーーーーーーっドキドキしてきた
蓋をあけると、ふわっとあがる湯気 甘いお米の香り
最高にして至高
手を浄化して、濡らす、塩をてに振って ご飯を乗せる
あっつい、やけどする。こんぐらい熱いのを握るから美味しいんだ
ふわっと三角にした もう我慢できなくて かぶりつく
「んーーーーーーーーーーーーーーっ」
おいしすぎて、涙がでてくる
そのまま一つ食べきって もう一つ握る
かぶりつく
この一番上がいちばんおいしい!!
おにぎりを食べて泣く映画とかあるけど
こんなの泣くに決まってる、前世でも一番好きなものは白米だった
お米農家さんってのはすげえんだ、このおにぎり一つ作るのがどんだけ大変か
ふたつ食べきって ちょっと落ち着いた
三つ目を握って、上にローストディアを乗せた
この見た目の暴力!!!
かぶりつく、もーーーーーたまんない
夢中で食べた、気づいたらお鍋の中はカラだった
2合くらいは食べた気がする、もう晩御飯はいらないや
白米の余韻にひたって
つぎの精米の予定を立てる
これからはご褒美ご飯として食べて行こう
そして売っているものを買い占めてもいいようにお金を稼ぐんだ
次にモンスロスに行けるようになるのはいつだろうか
ああ、早くいきたいな・・・・・
お米のために頑張る、これは正義だ。
ありがとござした!
お米だいすき




