モンスロス冒険者ギルドの制圧
タイタンをモンスロスの町に置いて帰ってきたあとに
レーベルに帰ってすぐにあった事をギルドに報告して
明日はギルマスに一緒に出向いて欲しい事を伝える
いつもの受付嬢さんもさすがにあちらさんのギルドの対応がおかしいと言い
こちらの代官さんを通じてあちらに抗議する事をしておきます、とのことだ
また朝にここに顔を出す約束をして家に帰る
タイタンが心配だ、明日はなるべく早く行こうと思った
いつもはなんやかんや作業をするけど早く寝た
翌朝、いつも通り家族を送り出して
私も家を出てギルドに向かって走る、受付に行くとギルドマスターはすでに出発したから
追い付いて来るようにとのことだ、話が早い
私も門へ向かいすぐに出発する、しばらく走ると
馬を駆るギルドマスターを発見した
「おはようございます。もうギルマス肝心な時にいないんだから!」
ギルマス「おはよう!そう言うな!俺だって仕事してんだ!しかも間の悪い事にモンスロスのギルドの身辺調査だ、どうも人身売買に関与している話があってな、よその領地に子供をうっぱらってたって話だ!お前が無事で良かったが今度はタイタンがあぶないかもしれん!!」
「子供を売る?ほんとにそんな事を?信じられない。タイタンは少し調べるって言って残ったんです。」
ギルマス「ああ、聞いた。変な事に首突っ込んでなきゃいいんだがな、とにかく急ごう。」
「はい!!」
走り続けてモンスロスの町に着くいつも通り門を抜けて入るけど
タイタンの姿がない、ここで待ち合わせしたのに・・・・・。
ドキドキする 嫌な予感が・・・
「ギルマス、ここでタイタンと待ち合わせだったんです・・・」
ギルマス「とりあえずギルドに行ってみるか、なにかわかるかも知れん。」
ギルマスの後ろについていく、何があったんだろう
ギルマスはギルドへ入っていく
ギルマス「邪魔するぞ、ここのギルドマスターはどこだ話がある」
受付「いったい何のごようでしょうか。」
ギルマス「俺はレーベルのギルドマスターダンスタンスだモンスロスのギルドマスターに直接聞きたいことがある、案内してもらおう。」
受付「・・・・わかりました、ついてきて下さい。」
私も後ろに付いていく
この前入った部屋へ案内された、中には感じの悪いギルドマスターだ
ダンギルマス「突然失礼する俺はレーベルのギルドマスターダンスタンスだ、うちの所の冒険者3名が行方不明なんだが何か知らないか?」
「これはこれはようこそいらっしゃいました、ですが急に来るなんて不躾ですね。レーベルの人間は品位が無いらしい、おたくの所の冒険者など知りませんが、どこかに依頼でも受けにいったのでは?」
ダンギルマス「そうか、ではこの子がこっちの冒険者から付きまといに合い、襲われたのにその犯罪者は釈放されたらしいが一体どうゆう事だろうか?説明いただきたい。」
「そちらの子供が?何も被害はなかったと報告を受けていますが?子供の被害妄想では?言いがかりは止めて頂きたい。」
ダンギルマス「そうか、ではうちの冒険者の行方は知らないし、この子の被害も何もなかったと、そう言うことだな?」
「そうなるね、一つ忠告しておこう。よそのギルドへ来てあまり横柄な態度を取らないほうがいい、あまりに粗暴だと取り押さえないといけなくなるが?」
部屋の外に反応がある、きっと突入してくる
ギルマスの服を掴んでアイコンタクトを送る
ダンギルマス「そうかそうか、だが残念だな。俺は領主様からここの捜索権限と従業員、ギルドに関わる者たちへの調査権限を持っている、今すぐ投降し捜査に協力するように。」
「ははははは、面白い事を言うな。そんな事がまかり通るとでも?やってしまえ!!!」
部屋になだれ込んでくる ごろつきのような男たち
ダンギルマス「やるぞ!!殺すなよ!半殺しだ!!!」
「はい!!」
武器を持った男をよけて金的を思いっきり蹴り上げる 「ぐうあああああ」
口から泡を吹いちゃった
ダンギルマス「おい!殺すなって言っただろう!」
「えええ!死んじゃったの!?」
次の男もつぶれるくらい蹴り上げてやる 「ぐぎゃああああ」 泡を吹く
ダンギルマス「えげつねえ」 ダンギルマスは悪者ギルマスを締め上げている
そっちもなかなかですけど ほら 泡が出てきてますよ
もう一人向かってきたから 金的!!!って言ったら大事なところを手で守っていたから
下がった顔に思いっきりヒザをプレゼントだ あれ 鼻がぺちゃんこだ
6人全員を伸して 縛りあげる
ダンギルマス「下は領主様のとこの騎士が鎮圧しているはずだ、タイタンのやつらの場所はわからんか?どっかいそうな場所とか。」
場所?そんなのわかんないよ。どうしよう・・・・・・・・
そうだ!「ちょっと探してみます!」
探知を広げる・・・・集中だ、あの3人の感じを思いだすんだ
いた!! 「いました!!近い!」
ダンギルマス「よし!!行くぞ!!」
ギルドを飛び出して走る 「こっち!!」
入り組んだ路地を抜けて行く 「ここだ!」
家のドアをブチ破る バッガーーーン 弾け飛ぶ扉
中には3人いた 一気に距離を詰めて 一撃を入れる メキメキ骨が逝く音がする
返す足で首に一撃 男は壁にぶち当たって 気絶していた
もう一人はダンギルマスが倒していた
ダンギルマス「お前すげえな。」
「ギルマスも。」
どうやら地下にいるみたいだ 見張りもいるみたいだ こっちに向かってきている
階段を駆け上って来る男を飛び蹴りで階下まで落とす
その勢いのままみぞおちに一撃を叩き込んだ 「ぐぅおおおっ」
これで終わりだ
奥にある牢屋には三人がぐったりしていた
「ガッツさん!サンさん!ボイルさん!!しっかり!!!」
ダンギルマス「おい!しっかりしろ!」
さっき倒した男の服を漁ってカギを探す あった!!
振るえる手でカギを開ける
中に入って3人の状態を確かめる ひどい暴力をうけたあとがあった
なんて酷いことを・・・・・
ダンギルマス「おいしっかりしろ。」 2人で手分けしてポーションを飲ませる
手持ちのポーションを全部飲ませたけど、まだ完全には傷は治っていない
どうしよう
「ギルマス、3人大丈夫かな?」 悔しくてぎゅっと拳を握る
ダンギルマス「ああ、死にはしないだろうが。まだ痛々しいな」
「ううーっ、三人ともごめん。私のせいだ・・・・・。」 涙が止まらない
私が頼んだりしなかったら・・・。こんな事には・・・。
ダンギルマス「冒険者やってりゃこういう事はあるもんだ、この3人もわかってるさ。」
「でも・・・・。」
そうだ、治癒魔法。子供のころから使ってなかったけど・・・
きっとできる。できるって思え
今やらなきゃ
横にいるサンさんの胸に手を当てて 全部治れ 全部治れ! 全部治れ!!と強く願う
強く魔力を込めて 全部治れ!!
一瞬強く光って すぐに収まる ゆっくり目を開けてサンさんを確かめる
治ってる? 「っサンさんっ、サンさんっっ」
サンさんがゆっくりと目を開けた 「サンさん!!だいじょうぶ?痛くない?」
サンさんの体を触って確かめる
サン「僕は・・・・。ルラ大丈夫だ痛くないよ、泣かないでくれ。」
治った?
ダンギルマス「すげえ、治癒魔法じゃねえか・・・・。」
「ほんとに?痛くないの??ちゃんと治ってる?」
サン「ああ、治してくれたんだね。ありがとう」
「じゃあ、2人にも・・・・。」
ダメだ涙でよく見えない‥‥。しっかりしろ
涙をぬぐって もう一度治癒魔法を使う
ガッツさん 絶対治すから・・・・・ 強く光って すぐに収まる
ガッツさんもちゃんと治っただろうか? わからない・・・・
ボイルさんも ちゃんと治って・・・お願い。 強く光って すぐに収まる
「ガッツさん、ボイルさん。死なないでぇぇぇ。」
ガッツ「おいおい、殺すなよ。」
ボイル「まだ死ねねえ」
2人が目を覚ます 良かった 良かった 良かったぁ
泣きすぎて 前が見えない
3人が生きてて良かった 本当に
ありがとござした!




