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下水掃除と仮面

最近の私はよく下水掃除をしている

お肉がなくなれば狩りにいくけど、基本は午前中に下水掃除

午後に雑用って感じだ


下水は町中に張り巡らしてあるからかなり広いんだ

10日はやっているけどまだ終わってない

でも、いい練習だと思ってやっている

浄化魔法を広範囲でやるとすごく疲れるんだ


依頼報告のおじさんには終わりだけ言いに行くことにした

毎回、依頼受けに来ましたーってめんどくさいんだよね

終わってから、今日はあっちらへんやっときましたーでやらしてもらっている

だって屋根の上を走るなって言われちゃったからね

なので町中は小走りで我慢している


反動で狩りに出たときは結構全力で走らせてもらってる

身体強化の扱い方が極まって来た気がする

走って町が見えなくなる距離まで行けるようになった


わかった事は町から見えているレーベルの森はかなり大きい

終わりはまだ見つけられていない

いつも出ている門の反対側には山がたくさんある、あっちには何があるのか

森に慣れたらあっちにも挑戦しようといおもっている


森では教えてもらった魔物は一通り狩った

フォレストスネークは思ったより大きくて私なんか一飲みできるサイズだった

しかも早い、狩るのはそんなに難しくないけど 


なので人生初めてヘビも食べた

噂で聞いた通り淡白な鶏肉って感じだった

唐揚げにしたらめちゃ美味 ギルマスにあげたら

山盛りたべていたよ 美味しいもんね


こんな感じで下水掃除をしては時々狩り

その下水掃除も終わりが見えてきた、この分かれ道を行けば終わりらしいのだ

この先がどんだけ長いか知らないけどまっすぐ行けば終わりだ

浄化しながら進む

下水の中はいわゆる人糞がないので生活排水のみだ

この世界のトイレはどうなっているかというと便器の中にはスライムが入っているのだという

小説では読んだことはあるけど、便器に中にスライム・・・・・

やはりスライムは何でも食べるらしく、汚物も綺麗に食べてくれるらしい

すごい

何もしなくてもご飯が落ちてくる穴としてスライムとは共存しているらしい

スライムが好きな野菜くずなんかを与えて食べているスキに連れてきて穴にいれる

これだけでいいらしい、異世界って感じだよね


まあそういう訳でここには生活排水、あとは雨で流れて来たであろう木や葉っぱのゴミたち

こういうのも拾っては燃やしている詰まったら大変だもんね

ゆっくり浄化しつつ進むと終わりが見えた

これ以上は行けないように鉄格子がしてある

さすがにゴミだらけだ

全部さらいあげて燃やす、うん、すっごい綺麗になった

いい気分だ  おじさんに完了報告をしにいこう


下水掃除は誰かがやらないとダメだからね

町に住んでいるんだし綺麗にできて良かったな

「おじさーーん、下水掃除終わりましたーーー!」

いつものおじさんが出てきてくれる

「おお!ついに終わらせちまったか!あんたちっこいのに凄いなあーまさか終わらせちまうとはな。ちゃんと領主様にも報告しとくからな、報酬もたっぷりもらえるはずだご苦労さんでした、はい依頼完了のサインだ。」

「ありがとうございます。じゃまたねおじさん」

手をふってバイバイする


タッタカ走って冒険者ギルドへきた

受付のお姉さんに依頼完了の報告だ

受付「ほんとに終わらせしまったのね・・・・。ギルドマスターの所へ行ってくれる?」

「ギルドマスター?わかりました。」

言われたとおりギルドマスターの所にいく  


コンコンコン 「失礼しまーす」

ギルマス「おう、どした?」

「いえ、なんか受付のお姉さんにここに行ってって言われて。下水掃除が終わったんですよ。」

ギルマス「ついに終わらせちまったか・・・。お疲れさん。このことは領主様に報告して追加の報酬も貰えるようにいっておくわ。」

「そのことなんですけど、領主様ってこの町にいるんですか?」

ギルマス「いや、領主様は隣町のモンスロスだここはモンスロス領だからな。」

「へえーー、そうなんだ。」

ギルマス「学校で習っただろう?変なやつだな」

「ちょっと地理は苦手で、大人になってからでいいやと思ってサボってました、へへへ」

ギルマス「はあーお前にも苦手なもんがあるんだな、なんか安心したわ」

「そりゃ苦手なものっていうか好きじゃないものもありますよ。」

ギルマス「へえーー、そりゃちょっと興味あるな」

「どうせ私のこと驚かせたりいたずらしたいだけでしょー」



ギルマス「・・・・・そんな事はない」   なんだその間は


「ほら、ちゃんと仕事しないと怒られますよ」

ギルマス「わーーってるよ、あ、そうだ。なんか最近このあたりのオークとゴブリンの目撃情報が増えてるらしいんだ、だから気を付けろよ。あとオークは納品してくれ。」


「増えてるんですかね?わかりました。見つけたら狩っときます。」


そう言って部屋を出る

早く終わったし、何しよっかなー


たまには家でゆっくり雑用でもしようかな?


そう思って家に帰ってさっそく鍋に火をかける

時間がある時はソース作りとか、骨からの出汁取りをしながらの作業だ

煮込み作業は離れられないからちょーどいいのだ


今作ろうとしているのは、仮面だ


ギルマスにねちねち言われてから考えた、非常識なことは良くない目立つしね

それだったら仮面をつけて誰かわからない恰好をすればいいんじゃない?


なのでさっそく仮面を作ってみている

木で猫の顔っぽいものを

アルミで柴犬っぽい顔に

銅でナマケモノっぽい顔に

うん、どれも可愛い


できるだけデフォルメされたゆるキャラっぽい顔にした

これを使い分けすればいいかな?


一個だけ鬼っぽい面でも作っとこうかな?

いや、あえて何もないつるつるで目だけ空いている方がいいかな


うん何もないほうがカッコイイかもしんない

私が鬼を作ってもゆるキャラっぽくなっちゃうんだよね

しゃーない、これでいこう


お面作戦がうまくいくといいなあーなんて思いながら

スープを作る


下水掃除も終わったし次は何をしようかな?

ありがとござした!

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