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美味しい約束

商業ギルドで薬を追加購入して、そしてなぜか商品登録も

これが終わったあとに、そのまま冒険者ギルドに向かっていた


問題が解決?したので

少し落ち着いたし、前にした約束を果たそうと思って

そうだ、ギルドマスターと約束した美味しいご飯が出来たら食べてもらうという約束だ


そして、なんと、ついに

とんかつソースが完成したのだ!

料理をするときは常に煮込みつづけて10日以上かかった

味見をしつつ、少しずつ味を調整して

香辛料はもう数えきれないくらい調整した

すべてメモっておいたので、つぎは一発で作れるはずだ

たぶん・・・・・。


念願のとんかつにとんかつソースはもう涙が出るくらい美味しかった

厳密に言えば普段食べていたとんかつソースとは味がちがう

でも限りなく近い雰囲気のものが出来た、きっとお店で出てきたらこういうものだ

というぐらいには完成度は高いと思う


なのでこの感動を誰かと共有したくて

ギルマスにご飯を食べてもらおうかと、そんでどうせなら一緒にたべようかなって


なのでいま、冒険者ギルドに来ました


「あの、ギルドマスターに会いたいんですけど・・・。」

受付「あら、呼び出しがあったの?」

「いえ以前約束してたことがあって。」

受付「そうなの、時間があるか聞いてみるわね?ちょっとまってて?」

「はい」


しばらくして受付のお姉さんが帰ってきた

受付「ギルドマスターが会うって言ってたから部屋に行ってくれる?二階の突き当りよ。」

「わかりました、ありがとうございます。」


そう言ってギルドマスターの部屋に向かう

部屋の扉にはギルドマスタールームと書いてあったわかりやすい

コンコンコン「 アルノーラです」   「おう、入ってくれ」

「しつれいしまーす」

入ってみると意外と簡素だ、大きな執務机と応接セット

ギルマス「よう、今日はどうしたんだ?」


「あの、この前の約束を果たそうと思いまして。」

ギルマス「やくそく?約束なんかしたっけな?」  うそ、忘れたの?

「この前お酒を買ってもらった時に、美味しいご飯が出来たらご馳走するって言ったじゃないですか。」


ギルマス「ああーーー。そんなこと言ってたような気がするな。」

こんだけ言っても思い出さないのか・・・・。まいいか


「お昼ご飯まだですよね?良かったら一緒に食べませんか?」

ギルマス「おお!いいな!食べる食べる!」

「ここで食べてもいいですか?」

ギルマス「いいぞ、楽しみだな。」 いそいそと応接セットまで移動してくる


「じゃあ、並べていきますね。フォレストディアのローストにフォレストボアの炒め物、オークのとんかつ、スープに、パン。はい、どうぞめしあがれ。」

私も反対側に座る  こんなにご馳走が並ぶなんてテンションあがっちゃうなー


ギルマス「うおおおおお!なんじゃこりゃ貴族の食事かよ、全部食べていいのか?」

「全部はさすがに食べきれないんじゃないですか?ふふふ。好きなだけ食べていいですよ。」


「いただきます。」  さっそくとんかつにかぶりつく  うーーーーん

コレコレ、とんかつはロースとヒレだ。なんって美味いんだオーク

見た目じゃないな、高級ブタだよ君は


ギルマス「なんだコレは!?全部うまいんだが!?」

ギルマスは全種類を一通り食べて、一番気に入ったんであろうとんかつを自分に寄せた

お目が高い、でも独り占めはダメーーー


「美味しいですよねー、ギルマスが買ってくれたワインがほとんどの料理に使われてますよ、買ってくれてありがとうございました。」


ギルマス「ほへにふはわへへふほふぁ?ふぁふぁんへーほ、ふぇんふふはい」

ほっぺパンパンでしゃべらないでいただきたい

「誰も取らないのでゆっくり食べて下さい。ふふふふ。」


ここで食べるようにして良かった、美味しいモノは誰かと食べた方が絶対美味しい

ちゃんと味わってくれているかは不安だけど、まあいいや


美味しいねー


もっと食べたいけどさすがにお腹いっぱいだ

たまにはいいよね、ストレスたまることあったし・・・


それにしても良く食べるな・・・・

「ギルドマスター大丈夫?そんなに食べてお腹いたくならない?」

ギルマス「俺は大人だからな、ならん。」


あんなにあった料理もあとわずかだ

半分くらいは残るものだと思っていたのに・・・すご


ああー楽しい食事だったな、満たされちゃったよ



ギルマス「なあ?なんでお前はこんな料理がうまいんだ?」

「なんで?お母さんいないですし・・・自分で作らなきゃいけないし・・・美味しいモノ食べたいし?」


ギルマス「なんで疑問形なんだ、変なやつだな・・・・。まあ困ったことがあれば何でも言ってくれこんな美味いモノが食えるなら何でも聞いてやるぞ。」

「なんですかソレ、めちゃくちゃちょろいですね。ふふふふふ」


ギルマス「そうだ、俺はちょろいんだ、いいように使えよ。」


そして料理はほんとに全部なくなってしまった  すごい


「わかりました、またお願いします。報酬は美味しいご飯で」


ギルマス「おう、まかせろ」



こうして秘密の約束をしてギルドを出た


ギルマス本当にいい人だな、また頼らせてもらおう


美味しいご飯も一緒に食べてくれるし  ふふふふ


また頑張って美味しいごはん作ろう

そんで一緒に食べるんだ

新しい楽しみができた   ふふふふ  たのしみーーーー

ありがとござした!

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