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異世界転移少女 受付嬢になる  作者: 猫神 ケイ
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その頃のあの子は

今回は留美視点となります。

「はぁ〜、やっと事情聴取終わった。天音が死んだと思ったときはどうしようかと思ったけど、生きててくれて良かった。とりあえず、今日の学校は休めることになったから天音のご両親に状況とか伝えて来ようかな。天音のお父さんは仕事中だろうけどお母さんなら家にいるかもしれないしね。」


私はそう考えて、天音の家を訪れた。予想通り天音のお母さんに会えたため、なんとか伝えることができた。天音のお母さんは私が天音が事故にあったって言った瞬間に一気に絶望したような表情になって必死に、「ねぇ、天音は生きてるの。生きてるのよね。」と確認された。やはり未だに天音の姉の美華お姉さんが亡くなったときのトラウマが残っているのだろう。私は落ち着いて今日起きたことを全て伝えて、天音から言われたことも伝えた。最後まで話し終えると、天音のお母さんに「伝えてくれてありがとうございます。このことは主人にも伝えておきます。」と涙ぐみながら言われた。


 天音は両親が自分の不幸を事前に察知する能力を信じてくれなかったと言っていたが、本当は理解はできたが信じたくなかったのだろう。それに、天音がその人が死んだのが自分のせいだと思わせたくなかったのもあるだろう。その人の死が分かっていたのに防げなかったとなれば、天音の心の傷は更に深いものになるだろう。だからこそ、天音の両親は否定したんだろうな。実際、私ももし天音が死んでいたらどういう風になったかわからない。本当に天音を助けてくれた神様には感謝しかないな。


天音が地球に戻ってきた時に不自由しないためにも今から色々と頑張って万全の状態で天音を迎えられるように頑張ろう。

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