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夢…?

《???年 ■■■■》


「……────…──ま─────か…──…さ──う─────────」



ん……何言ってんの?もっとはっきり喋ってくれない?

てか誰この人。

めっっっっちゃイケメンなんですけど。



しかも和服だし。イケメンと和服とか神じゃん。

なんかのCMの撮影にでも巻き込まれた?



でも私寝てたじゃん。

普通に学校から帰ってきて晩御飯食べて、お風呂入って寝たじゃん。



じゃあこのイケメンは夢?

まじ?明日の朝には記憶から消えちゃってるやつ?

しんどい無理。このイケメンを忘れるなんて出来ないわ!



てか、このイケメンなんで髪白いん?染めてるの?それともカツラ?

でも染めてる割にはピアスとか開けてないし…


それに私を見る目がめちゃくちゃ優しい感じなんだけど。




ん?ちょw何なにナニ!!?

顔近づけてきてるんだけど!これもしかしてキスでは!?

はーー!夢なら文句ない!イケメンにキスされそうなのに拒否する人いるん?いないやろ(反語)



よ、よし…私も覚悟決めて………っ!?

は?何この人直前になって顔掴んできたんですけど!!

しかもめっちゃ悪そうな顔して笑ってる!!!


そういうやつ!?ドSタイプの人ってこと???私まんまと騙された訳!!?!?



脳内で文句を言っていると、ドSイケメンが急に悲しそうな目をしながら口を開いた。



「…今日でお前が………────しても、俺は────」



はい?だからちゃんと喋って貰わないと聞き取れないんだって!!

んな、悲しそうな顔されても何言ってるか理解できなかったら元も子もないでしょ!!!




仕返しに私も顔を掴んでやろうと腕を動かした。しかし私は腕を動かそうとしてみるが腕が動かない。

いや、動かないというより無いのだ。



辛うじて頭は動かすことが出来たが、視界には腕が見える。

だが腕があるのに動かないのだ。棒のように細い…皮と骨しか無さそうな腕が。

まるで局部麻酔を打たれているかのように感覚がないのだ。



なんで動かないの?と困惑している私を他所にドSイケメンがいつの間にかいた、これまた和服のおじさんと喋っている。




「───は、本当に─────だろ──な?──

───俺はまだ────ぞ───」




たった2、3歩離れただけなのにまた話が聞こえにくくなった。



なんでこうなってるのか理由を答えなさいよ!!!

また怒っていると今度は頭が痛くなってきた。

しかも壁に頭をぶつけたような痛みが連続で起きる。



痛い痛い痛い!!!何いきなり!!?頭が…頭が痛い!

ちょっとそこのイケメン!!救急車くらい呼びなさいよ!!!

何すまし顔で見てるのよ!!!助けなさいよ!!



そうしているうちに段々と視界が白けてきた。

貧血でも起こしているのだろうか?



なんで夢なのにこんなに頭が痛いのよ!!



あ、なんとなくイケメンが近づいてきたのがわかる!

助けろこのドSイケメン!!!




「…すまない…────ではちゃんと…──────が──でる…も……───ら───…──……」



何が「すまない」よ!!

見殺しってこと!?そういう事ね!?

夢から覚めたらあんたのこと絶対に思い出して愚痴ってやる!!!

てか、腕めっちゃ握ってない?感覚無いけどめっちゃ強く握ってるよね!?



これ絶対に生身だったら跡残るやつだわ!!






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《現代》


「────んぅ…?──



なんか胸糞悪い夢見た気がするんだけど…痛っ


えっ…腕に痣ができてる…

寝る前にはなかったのにどうして…」



私の右腕には強く握られたような痣が出来ていた──。


幸い制服で隠れる位置だったが、寝ている間に腕を掴まれたのか分からない。



胸糞悪い夢といい、不自然な痣といい、

高校入学から1週間だというのに何が起きているんだろうか。


もちろんいじめ等は受けていないため、家で何かあったと仮定するしかない。


なんで痣が出来ているのか考えていると1階から母親の呼ぶ声がした。



母「美遥ー!入学から1週間で遅刻ー??」



遅刻!?待って、今何時…

8時!?朝ごはん抜きで走っても遅刻確定じゃない!




「私朝食べずに行くから!!!」


着替えながら返事をし、学校の準備をする。





この遅刻によって、私の未来が変な方向へ進み始めたのかもしれない。





その後私、【佐田谷(さたら) 美遥(みはる)】は遅かれ早かれこの未来を辿ることが決まっていたのかもしれないと思わざるを得なかった。

下手くそな文章で申し訳ないです…


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