元力について(元力、動元、魔元)
元力
各種族が発する様々な特殊技能の源となる体内に宿っている気力のこと。『アルビトリウム』の者たちは、歴史が途中で断絶してしまっているため、この『元力』についてあまり知られてなく、知っていてもあまり重要視していない。詳しく知っているのは『天界の者』たち、歴史が連続している『ワタマ族』、『仙人族』、そして一部の『諸族』の者たちだけです。
知られている『元力』は『動元』、『魔元』、『妖元』、『霊元』、『仙元』、『神元』の六種類。
動元
ワタマ族の持つ『元力』で、言い換えるなら「闘気」のようなものである。彼らの特殊物理攻撃を発する能力の源である。
彼らの持つこの『動元』は時間の経過によって増大し蓄積されていく。しかし体内に保持できる許容量には限界があり、それを超えると所持者の肉体を「自食」して蒸発させてしまう。そのためにその前に力を解放して減少させる必要がある。その最も効率的な方法は究極の破壊攻撃『ハルシオン』を発すること、或いは他者と戦闘を行うことで大量に消費させることである。但し前者の場合は広範囲の領域を蒸発させてしまうため、後者を選択する場合が多い。
ワタマ族が好戦的なのはこの『動元』の働きによる。それはこの力が所持者を興奮状態にさせるからである。ステラが同族を裏切り彼らを滅ぼすことで世界を救うという決意に至ったのは、彼が心理的に変化していったという経緯に伴って『動元』が「正」の方に働いた結果である。
そして『動元』は生命活動を活発化させ適度に量を調整することで所持者を不老不死にすることもできる。また他者との性交渉によって相手に分与される。
蓄積可能な許容量は性によって差があり、男性の方が女性に比べると一.五倍ほど多い。蓄積速度も女性は男性に比べると遅め。
魔元
『ワタマ族』と『人族魔道士型』の持つ『元力』で、『動元』の補助能力としてそこから分岐した能力である。言わば「覇気」のようなものである。彼らの特殊魔法攻撃を発する能力の源である。
その昔、ワタマ族と人族の分岐が始まった時、『動元』は進化の過程で消滅してしまったが、この能力を僅かに受け継ぎ潜在させた者たちがいた。それが独立した『魔元』へと進化して独自の魔法を発することができるようになった者たちが『人族魔道士型』となった。
これがあまりにも強すぎると、保持者の意識を狂気へと駆り立てて正気を失わせる危険もある。そして『ワタマ族』は『人族魔道士』に比べるとこの能力が強力なため、その危険性が高いので全て解放してはならないとされている。




