表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

変身

翌日。俺は学校へ普通に行った。

「眞野くん大丈夫なの?」

クラスメイトの一人が話しかけてきた。

「ああ、心配かけて申し訳ない」

俺は軽く頭を下げながらそう言った。クラスメイトは大丈夫ならいいよ、なんて言って自分の席へ戻って行った。

俺が席に座ると麗奈とおねぇが話しかけてきた。内容はただの心配の言葉と休んでた時の授業の内容の話だった。そんな事を話していたら教師が入ってきてホームルームが始まり久しぶりの学校生活が始まった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その日の夜。何故か俺の家に泊まると言い出した幼なじみ一号二号と一緒に近くのスーパーに晩飯の買い出しをして、その帰路。『ヤツ』は現れた。三日前に教室に現れたバケモノ、「ゴレイズ」。俺は咄嗟に二人の前に出てファイティングポーズをとる。

「さ、さっくん!?」

「何してるの櫻!!早く逃げないと!!」

二人は俺の後ろでそんな事を言っていた。俺だって逃げれるなら逃げたかった。だが、何故だか俺には解った。こいつが『俺を狙った』って事を。ここでもし俺が全力で走って逃げても間違いなく追いつかれるし、後ろの二人に被害が行く可能性だって高い。

「さて、どーすっかな」

俺がそう呟くと、急に

ドクンッ!

胸に痛みが走った。

ドクンッ!

更に痛みが増す。

「ぐっ」

遂に俺は耐えられず膝をつく。

痛みは次第に熱さに、まさにゴレイズに噛まれた時の様に。違うのは、熱いのが例の文様の位置である事くらいだ。

「くっ・・・そ!何だよ!」

俺が痛みに悶えてる時にゴレイズが親切に待ってくれてる訳もなく、奴は俺に襲いかかってくる。

「シャアアアアアア!!」

走ってくる。俺は後ろの二人を自分の後ろから離れるように突き飛ばし、奴の攻撃を受けた。

「ぐあっ!」

奴の蹴りが俺の腹にクリーンヒットした。俺はその痛みと文様の熱さに悶えていた。そして、少し飛んだ俺に奴が近づいてくる。

このままじゃまずい、殺される。俺が殺されればあの二人がやられる。それはダメだ、俺が・・・護らなきゃ・・・

ドクンッ!ドクンッ!

心音がまた激しくなる。

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ!

熱い、痛い、でも、ここで・・・

「ここで死ぬわけにゃいかねぇんだよ!!」

俺は拳を握り締めゴレイズの腹部に叩き込む。

「シャアア・・・アア」

ゴレイズは少し後ずさる。俺は痛みを吹き飛ばすために

「かかってこいやあああああ!!!」

叫ぶ。その直後、文様が光を発する。

すると俺の体が炎に包まれる。そして、それが自然に消える。すると、俺の体は変わっていた。




to be continued.

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ