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黒助の異世界戦記  作者: ハル
12/30

第12話

ゴブリンとの戦闘から数時間。

シーリスと共に戦利品(ごみくず)を回収して道?を歩いている。

遮るものの無い道を歩いている為か、予想より早く森の端に着いた。


直線で此れだけ時間がかかるてどれだけ大きい森なのか。


「貴方の居たのは、まだ森の入り口から少し入ったぐらいの位置よ。

此の森は広大で、奥には伝説級の竜種やら魔獣やらがいるそうよ。

だから命知らず(ばか)以外はあまり奥に分け入ろうとしない。

貴方が狩った猪や鹿なんか、普通の狩人一人で太刀打ち出来る代物でもないしね。」


僕が振り返り森を見ていると、シーリスが説明してくれた。


「早く行きましょ、街までまだ大分距離があるわよ。」


ぼくは慌てて振り返り、

「うん、わかったよ。ごめん。」


そう返すと、僕も前を向き歩き出す。


其の後シーリスと雑談をしながら1日が経過した。


街道を歩いている為か、特に何かに襲われる事なく道を進めた。


「今向かっている街はどんな所なの?」

なんとも無しにシーリスに聞いてみる。


シーリスは和かに

「国境にある、獣人主体の街で、て言っても人族が迫害されてるわけじゃなくてね。ここら辺一帯が獣人の国だからってだけ。

だから人より獣人が多いわね。

力を主体に考える人が多いから、気をつけてね。悪く言えば単純だけど、良く言えば素朴で真っ直ぐな人が多いから、信頼を得られれば凄くいい人達よ。」


僕は楽しそうに話すシーリスをを見ながら今向かっている街が楽しみになってきたせいか、笑いながら

「そっか、いい街みたいだね。楽しみだよ。」


そう返すと、「リョウスケ見た目がヒョロッとしてるから、最初は大変かもね。」

とシーリスがいたずらがおで言ってきた。


僕が頬を膨らませ

「ヒョロッとは余計だよ」

と返すと余計に笑われた。


其れから数時間さらにあるいていると街を覆う外壁が見えてきた。


見えてきたが、何か可笑しい。近づくにつれ街の方から何本も煙が上がっており、シーリスの顔が青い。


「リョウスケ、何かあったみたい走るけど良い?」


僕は頷くとシーリスと共に街に向けて走り出した。





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