表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒助の異世界戦記  作者: ハル
10/30

第10話

夜が明け、夜中にシーリスと交代して眠ってだいたい3時間程眠れたと思う。


シーリスは考え事をしてるのか焚火を見ながらぼーっとしている。


「おはよう」


挨拶をするとシーリスは驚いたように顔をむけ、起きたのを確認して、

「おはよう、よく眠れたみたいね」

朝日がシーリスの綺麗な金髪に反射して、神話の女神の様に見え、少しの間見惚れていた。


怪訝に思ったのか、首をひねりながらシーリスが

「どうしたの?」

と声を掛けられ我に返って、何でもないと返す。

起きて身支度を整え、水筒を取り出し水を口に含む。

出来ればお茶かコーヒーが飲みたいが無いものは仕方ない。

水筒をポーチに仕舞い、剣を腰に引っ掛け、準備万端。

「シーリスは此れからどうするの?」

出会ったばかりで、一緒に行こうと言う勇気も度胸もないので聞いてみる。


「取り敢えず貴方は街に行きたいんでしょう?」

シーリスも動く準備が出来たのか動ける体制を取る。

頷く僕に、シーリスは可愛い笑顔で

「なら案内してあげるわよ。ほったらかして迷子になられても目覚めが悪いし

驚く僕を尻目に焚火に砂をかけ消火して、此方に向き、

「ほら行くわよ」

と昨日僕が作った"道"を進み出す。


僕も慌ててその後を追い掛ける。


シーリスの綺麗な笑顔に陽の光が祝福するかの様に優しく僕らを照らす。


いきなり此の世界に飛ばされて不安だったけど、なんとかなりそうだ。


元の世界に帰る方法も探さなきゃいけないし、やる事は多いけど、取り敢えず歩き出そう。

そう決めて僕は歩き出した。




やっとプロローグが終わりました。

リョウスケの旅が始まります。


のんびりと楽しんでもらえれば幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ