2回目『かくれんぼ』
午後13時
かくれんぼ開始まで約9時間程
ハジメの部屋では沈黙続きだった
「…あの、人生ゲームを発見して…皆さんでやりませんか?」
「舞花…俺はやるよ!」
「夕凪ちゃんはどーする?」
「みんなの見ているよ!まだ気分が優れてなくて」
「わかったよ!…僕も入れてくれてもらっていいかな?」
「勿論だよね、舞花」
「はい、構いませんよ」
ここの廃墟にあるモノはすべて生死に関わってきた
あの人生ゲームもただの『人生ゲーム』じゃないかもしれない
「みんな、気つけてね」
「…っ、アイツらを止めろ!!」
「…葛城?どーしたの?」
「あの人生ゲームはただの人生ゲームじゃないんだよ」
「えっ、どーゆうこと?」
「マスに書いてあることが必ず起こる『絶望ゲーム』だよ」
「『絶望ゲーム』?何それ」
「ゴールに書いてあることを読め」
「『死刑』って!?嘘…みんな、その人生ゲームはダメッ!!」
【えっ…?】
「あっ…嘘、始まっちゃったの…?」
「…はぁ、おいお前ら死にたくなければ今すぐゲームを止めろ」
「『死にたくなければ』って何を言っているのですか?葛城さん」
「そーだよ!!急にマジ顔になってさ」『コレヨリ…ゼツボウゲームヲ、カイサイシマウ』
「絶望ゲーム?何それ」
「マスに書いてあることを実際になるの…そして、最後は死刑」
「だから夕凪ちゃんは僕らを止めようとしていたんだね」
「えぇ…まっくまさかゲームを巻き込まれるとは」
「…ごめんなさい!!私のせいで」
「舞花はわからない状態でゲームに誘ったんだよね?」
「…うん、本当にごめんなさい」
「大丈夫、だから」
「…アンタらしくないんじゃない?」
「舞花、頑張ろう」
「うん!」
人生ゲーム(絶望ゲーム)のプレイヤーとなってしまった奏太と私と海崎、赤坂の4人
そして、遠くから見ていた葛城が動いていた
「おい、狐」
『はいはーい♪狐ちゃんだよぉ?どーしたの?』
「絶望ゲームを停止させてくれ」
『ぜ、絶望ゲームって…どっから出してきたのぉ!?』
「早くしないとかくれんぼのプレイヤーが減って面白くなくなるぞ?」
『うぅ~仕方ないにゃ…。』
「で、何処に停止ボタンがあるんだ?」
『にゃ~すごい小さいの、だから場所はわかんないよ…でもボードにあるのは確かなんだよね』
「わかった…面倒だが探してやる」
『今回はやけに素直だにゃ』
「花芽夕凪に死なれては困るだけだ」
『あぁ~はいはい、じゃお休み』
「おい!!!狐!!」
『もう~うるさいー!!!まぁ、そろそろだしいいんじゃん?助けなくて』
「はぁ?何を・・・。」
『只今よりかくれんぼを開始します。現在使っているモノの手動電源を強制終了いたします』
そうアナウンスが終わると絶望ゲームの電源も落ち
みな無事に助かった
「よーし、かくれんぼの時間だぁ・・・んー、と隠れますか!」
「そうだね、行こう」
「うん」
私と奏多はいち早くその場から走って出ていった
すると奏多が口に出した
「夕凪ちゃん、海崎さんって・・・さ」
「えぇ、わざとよ」
「知ってたの!?」
「まぁ、ね・・・嘘泣きだったし、問題は赤坂健太ね」
「うん、彼は海崎さんのこと完璧にい信じきってるもんね」
「そうなのよ・・・、多分今回のことも彼は気づいていたわ」
「やっぱり、信じきってるから責めようにもできない・・・だよね?」
「えぇ・・・多分ね」
「今回のかくれんぼもきっと彼は命をかけてまでも守るかもしれないね」
「・・・そーね」
「夕凪ちゃんは心配じゃないの!?」
「・・・今は自分達のことを第一優先でしょ?じゃなきゃ死ぬ、確実に・・・ね?」
「そうだけど・・・、わかった、早く隠れ場探そう」
「えぇ」
信じると言うことは必ず裏切りがついてくること
例え・・・自分が望んでいなくともね




