好きは止まらない
「好き」っていう気持ちはとまらない
「好き」が「好き」という気持ちに結びついたらなおさらとまらない
なんて幸せなことなんでしょう
自分の気持ちを一つも偽らず開放できるなんて
一体なにが「好き」を走らせるんでしょう
誰も走り出した「好き」の燃料は持って行けない
走り出さない「好き」の燃料はいくらでも持って行こうとするのに
どんなに甘い果実よりも
どんなに栄養満点のお野菜よりも
鉱山に眠るたくさんの宝よりも
誰もが求めてやまないもの
人生で最も素晴らしいもの
それでも一番あいまいで輪郭が掴みにくいもの
「好き」がなくちゃ手に入らない
だけど、「好き」には理由がない
だからこそ、どこか神秘に満ちている
「好き」を見つけること
それは、一見単調に見える人生の、最もドラマチックなノンフィクションの喜劇




