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あーかい部! 25話 不良

ここは県内でも有名な部活動強豪校、私立池図女学院。


そんな学院の会議室、現場……いや、部室棟の片隅で日々事件は起こる。



3度の飯より官能小説!池図女学院1年、赤井ひいろ!


趣味はケータイ小説、特筆事項特になし!

同じく1年、青野あさぎ!


面白そうだからなんとなく加入!同じく1年、黄山きはだ!


独り身万歳!自由を謳歌!養護教諭2年生(?)、白久澄河(しろひさすみか)



そんなうら若き乙女の干物4人は、今日も活動実績(アーカイブ)を作るべく、部室に集い小説投稿サイトという名の電子の海へ日常を垂れ流すのであった……。

池図女学院部室棟、あーかい部部室




「「……ぷはっ。」」




あさぎときはだはタバコ型の駄菓子を賞味中……。




「教師に隠れて溜まり場で一服……♪」


「きはだ殿、お主も悪よのう?」


「いえいえ、お代官様ほどではありやせんよぉ、」


「「ゲヘヘヘヘ。」」


「何してんの……。」




白ちゃん入室。




「あ、白ちゃん先生。」


「不良ごっこだよぉ。」


「不良ごっこ……?」


「バレちまったら致し方あるめえ、澄河(すみか)殿。」




あさぎは周りから見えない様に、懐からさっきのタバコ型の駄菓子を取り出し白ちゃんの手に一本握らせた。




「他言は無用で頼みやす……!」


「なんで手慣れてるのよ……。ありがたく貰うけど。」


「これで澄河殿も一連托生、旅は道連れ世は情け、ってなぁ?グヘヘヘヘ。」


「きはだちゃんは三下風なのね。あと2人ともそれ不良じゃないわよ?」




「「……!!??」」




「いや、明らかに時代が違うでしょ。」


「い、いやいやいやいや!?」


「現代のどこに『〜殿』なんて使う不良がいるのよ。」


「なはは、ダメ出しされてやんの。」


「きはだちゃんは笑い方が時代劇の三下なのよ。」


「「く……っ!」」


「ま、楽しむだけなら好きにやれば良いんじゃない?」




そう言うと白ちゃんは机に背を向ける様に片手で椅子の向きを変え、どっかりと腰を下ろし、片足を高く上げもう片方の足にクロスさせ、肩肘を机に預けタバコ型の駄菓子を咥えた。




「「おお……!」」


「……あ。」




白ちゃんは2人の煌びやかな眼差しに気づき、慌てて姿勢を直した。




「きはだ見た!?さっきの白ちゃん先生の流れる様な不良仕草!」


「いや、これは

「マジパネエっす姐さん!」


「そ、そう……?///」




褒められて気をよくした白ちゃんはもう一度姿勢を崩した。




「そうですよ姐さん、まるで大昔からそうやってきた、生きた不良みたいでしたよ!」


「だいたいの不良は生きてるわよ……。」


「つまりレジェンド……!」


「ねえ、2人は不良になりたいの……?」


「「いや別に。」」


「そ、そうなのね……。」


「ごめんね白ちゃん。わたし達じゃ白ちゃんみたいな歩く不良にはなれそうにないや……。」


「不良は歩くわよ……?」


「すみません。白ちゃん先生みたいには……死んでもなりたくありません……!」


「不良じゃなくてもシバくわよ……?」


「「おお……!」」


「その『頂きました』みたいなリアクションやめてくれない?」


「すまない、遅くなった。」




ひいろ入室。




「ちょうど良かった。ひいろちゃん、2人を何とかしてくれない?」


「なんとか?」


「2人が不良になりたいみたいなのよ。」


「そうなのか?」


「「いや、別に。」」


「……白ちゃん?」


「まあいいわ。ひいろちゃんは不良になりたいとか、悪ぶりたいって思ったことある?」


「ワタシか?ないぞ。」


「そうなんだ。」


「ちょっと意外だねぇ。」


「ワタシが悪ぶったりなんかしたらみんなが怖がるだろう。」


「「「確かに。」」」


「泣いていいか……?」


「でもでも、願望とかないのぉ?」


「願望……ないな。」


「そんな人がいるなんて……!?」


「そりゃいるでしょ。」


「ワタシがグレたらお婆ちゃんやおばさんが悲しむからな!」


「あ〜、老人に優しくないのは不良じゃなないよね。」


「わかるぅ〜。」


「そうなのか?」


「子どもやご老人に強くあたるなんてシャバ僧のすることよ。」


「「「……。」」」


「……はっ!?///」


「白ちゃんって


「私いいところのお嬢様だったから不良とかわかんないわ〜、やあねえほんと。オホホホホ……。」






あーかい部!(4)




きはだ:投稿完了〜!


ひいろ:不良のヤツか


あさぎ:姐さんマジかっけえ


白ちゃん:姐さんはやめなさい

白ちゃん:お菓子ありがとね




ひいろ:楽しそうなことやってたんだな


きはだ:ひいろちゃんも今度やろ〜


あさぎ:3人いたら悪代官、バカ息子、取り巻きができるね


白ちゃん:それはもう時代劇なのよ


ひいろ:時代劇だったら自信あるぞ!


白ちゃん:自信とかそういうものなの?


ひいろ:朝によくお婆ちゃんと一緒に見てるからな


あさぎ:めっちゃ早いやつ


白ちゃん:今でも時代劇やってるのね


きはだ:早起きして見てるよ〜


あさぎ:私は録画で


白ちゃん:あなた達、高校生よね……?


ひいろ:高校生が時代劇見たって良いだろう


あさぎ:刀の『ズブブァッ!』て音が好きで悪かったですね

きはだ:薄目で見てもわかる悪人メイクがたまらねえのさ

ひいろ:サービスシーンが良い

白ちゃん:いや、悪くはないんだけど

白ちゃん:めっっちゃ語るな……!?


あさぎ:白ちゃん先生も観てみましょう


きはだ:沼れ沼れ……


白ちゃん:考えておくわ

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