8.カットされないタイプの修行パート
ダンジョンで目覚めて数カ月過ぎ、私はえりゃあ目に遭った。このまま行き倒れるかと思った(もう死んでるから意味ないけど)
ゴブリンどもに襲われちまって、へっへ、しかし私は助かった。気が付いたら、あいつら全員くたばってた(嘘じゃないよ)。ヴィルガルム=サンは最後の冒険をしとった。そして私も剣技を憶えた。
イヤーヒドイメニアッター(遠い目。目なんかないけど)
それからこの数カ月、私はあの人の弟子んなった。それがでぇやーいっぽ(第一歩)だ。私が師匠にふさわしい弟子をすることになったと思ってちょうだい。今や私の苦戦となったゴブリンがよ、私の為に群れを使ってえりゃあいい経験値になってくれた。
そして、しゃーご(最期)にいい経験を作ってくれた。ベースよりでかくて丈夫なキングみてぇなやつまで来たもんなぁ!キングだぞおめぇ!(まじで初見のときに顎外れるかと思った。いや外そうと思ったら簡単に外せるんだけどね)
それをぶっ飛ばしたら、ビッタだ。(訳、師匠から認めてもらえるにはちょうどいい強さだったらしい)そん時から私はよ、自慢の一番弟子と呼ばれるようになってぇ。一般人、リビング・アーマーは新しく生まれ変わったんでぇ。いやほんと大変だった。もうね、師匠の実力が高すぎてどんだけ普段の練習で手加減してもらったか分からない。おかげで私の右手に握られたこの細剣くんもバッチリ手に馴染んだもんだ。
ここでいったん回想シーンに入ろう。お前らティッシュとハンカチ用意しといてよ。同情で泣くと思うから。
その日々は本当に厳しいものだった。師匠の指導はほんっッッッッッッとうに容赦なく、私は毎日汗を流し(目からも汗を流しそうになったよ!)、何度も倒れそうになりながらも、彼の教えに従い続けた。
「ちんたらするなさっさと動け!細剣の速さを活かせ」
師匠の声が響く中、私は何度も剣を振り、攻撃と防御の動きを繰り返した。彼の指導のもとで、私の動きは徐々に洗練されていった。
「力だけじゃダメだ。技術と知識を身につけろ。」
ある日の訓練では、師匠自ら私と戦ってくれた。師匠の動きは速く、まるで風…いや稲妻のようだった。その瞬間瞬間で、彼の剣がどこに向かうのかを読むことは私には難しかった。霹靂一閃かよあの人。
「ほら、そこだ!防げ!」
師匠の声に従い、必死に防御の体勢を取る。しかし、彼の剣の一撃が私の防御を突破するたびに、私は地面に倒れ込んだ。
「もう一度だ。」
師匠の言葉に従い、私は何度も立ち上がり、再び挑む。彼の厳しい指導のおかげで、私の動きは次第に鋭くなり、細剣を自在に操る技術が身についていった。…強くなったのはいいけど何回あの人を恨みそうになったかわかんないよ…!しかもなまじあの人性格良いからこのストレスのぶつけ先が魔物どもしかいないんだ!!!。
まぁでも、師匠の指導の下での修行の日々は、私にとって本当に貴重な経験となった。現実じゃあんな経験そうそうないし、ゲームだとPADの動かし方しか学べないしね。彼の教えによって、私は自分の力を信じ、困難に立ち向かう勇気を持つことができた。(あとアンガーマネジメントキル)
「よくやった。お前の成長を感じる。」
ゴブリンキング的な奴を倒した時の師匠の言葉は、私にとって海よりも大きな励みとなった。師匠の期待に応えるため、私はさらに努力を続け、剣の技術を磨き続けた。師匠との時間がもう少ししかないのではと不安なことを心の隅に置いておきながら。
名前:(なし)
種族:リビングメイル
レベル 10/10 Lock
称号:なし
スキル:細剣術 LV6/10
修復 LV5/10
暗視 LV―
反射速度強化 LV4/10
アーツ:ライトスラッシュ
ピアススティング
クイックスラスト
ダブルパスート
ブロックカウンター
アキュラシーストライク
耐性:物理耐性
刺突耐性
痛覚無効
精神耐性
状態異常無効
光属性脆弱 大
なんで盾術消えてるんかって?弟子になって細剣一本生活が続いてスキルが最適化されて消えたってことで