13.目指せ。上層へ
我が名はアルバ!妄想がマジに叶うかもと現実世界より異世界にやってきた!(拉致された)
異世界に来たかと思えば凄そうなお方に弟子入りし!かと思えばそうそうに師匠を無くし!最終的には爆弾発言4回と+αを押し付けられてあの世に行かれてしまった!私はこの先どうすればいいのか!!
…はい。いくらふざけても現実は変わらないんですよ。砂漠にある洋館に入って空間を削り取るような敵に遭遇して絶対絶命なところまで追いつめられてから自問自答したときみたいに
そこで問題だ!このえぐられたこころでどうやって生きていくか?
3択―ひとつだけ選びなさい
答え①ハンサムのアルバは突如死者蘇生のアイデアがひらめく
答え②師匠の仲間がきて助けてくれる
答え③そんなことはない。現実は非情である。自分でちゃんと歩けマヌケ
ご都合思考の私としてはぜひともぜひとも①か②に丸をつけてやりたいんですけど、ウチの師匠のことだから何かあったら助けに来てくれなんて言ってそうにもない。助けに来てくれることは期待出来ない。
「絶望!突きつけられた答えは③ッ!現実は非情なりッ!!バカヤロー!!!」
私の魂の叫びは私以外がいない静寂につつまれたこのダンジョンにこだまするだけであった。ここでグギャーだのなんだの言い返してくるやつがいたら八つ当たりしてやったのに…はぁ~。
出もしないため息を吐きながら変化した自分の右手を見る。私は…師匠を殺し、それで得た経験値によって存在が進化した。…普通こういう進化ってもっとわくわくタイムなはずなんだけどね…。進化してからの私のステータスはこうなった…
ステータス
名前:アルバ・ローダンテ
種族:シャープエッジ
レベル:25/35
称号:ヴィルガルムの元弟子
スキル
細剣術(熟練者)LV10/20:細剣の扱いが上達し、次の段階に進化した。
修復:LV8/10:自身を修復する能力
暗視LV- 完全な暗闇でも視覚を失わない。
反射速度強化LV8/10:敵の攻撃を見切り、瞬時に反応する能力。
鋭蜂化LV1/5:自身の魔力を刃に通して鋭くし、攻撃力を高める自己強化スキル。
アーツ:
ライトスラッシュ:素早く剣を振り抜く基本的な攻撃。
ピアススティング:一点集中の刺突技。
クイックスラスト:短距離を素早く突進して刺す技。
ダブルパスート:細剣を使った連続攻撃。追撃が発生することから名付けられた。
ブロックカウンター:敵の攻撃を受け止め、その反動を利用して隙を生み出す技。
アキュラシーストライク:精密な突きで敵の弱点を狙う技。
耐性
物理耐性:物理攻撃に対する耐性がある。
刺突耐性:刺突攻撃に対する耐性が強化されている。
痛覚無効:痛みを感じない。
精神耐性:精神への干渉に対する耐性がある
光属性脆弱(中):光属性攻撃に対しては依然として弱いが、以前よりは耐性が向上している。
状態異常無効:状態異常にならない
こうなりました。なんかすごい分かりやすくなったね。これなら読むほうも助かるよ。毎回あれこれどういうやつだっけってなりかけるからね。まぁ…ステータス強くなりましたはいいけど…レベルがなぁ…多分だけどさこれ…いや、物凄い上がったよ?うん。でもこれレベル格差ありすぎて何割かカット掛かった気がするんだよね。…だって私レベル10だったんよ?しかも謎にロックかかってたし、そこから急に15上がってもうすぐまたMAX…っていうかレベル10になるまでも結構かかったんだよ。やはりこいつ…そこそこ強い種族だからレベルが上がりにくいのか?いやでもなぁ…レベル7あたりでここらのモンスターには苦労しなくなったんだよな。技術が上がったのもあるけど…やはりこれ以上の展開は地上に出ないと進まないな。いつまでもくよくよしてられない。
次に目指すのは地上の冒険者ギルド。私の予想が当たれば多分近くに出るはず。そして今が何階かわからないけどちょっと進めば他の冒険者にも会うはず。そうなれば…あとはうまくやるしかない。今の私は進化して見た目が結構変わった。シャープエッジの名の通り、鎧が全体的にシュッとしたというか”エッジ”が効いた感じになった。とげとげしいね。ただ変わったのはそれだけじゃない。手首とかの関節回りが動かしやすくなった。おかげで細剣がより扱いやすくなったような…気がする。スキルも結構強くなった。細剣術が熟練に上がっていた。うん、純粋な強化だ。前みたいに何かが消えて新しくなるとかもない。あと気になっていたのはこの鋭蜂化というスキルだ。説明を見た感じは使いやすそうな火力スキルらしい。ただ、魔力を使うのがちょっと怖い。今まで話していなかったけど…この身体は魔力に依存している。基本的に損傷は修復で直せるけど、使いすぎると魔力が切れかかるのか物凄い倦怠感に襲われる。戦闘中にでも起きたらもう死ぬしかないじゃない。切れたらどうなるかまではわからないけど、この感じロクな目に合わなさそうだ。
…この身体で…師匠の力を受け継いだ私ならこの先どうにかできるのだろうか…




