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また、ゲーセン跡地で  作者: 吉田九朗
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空っぽ

物心ついた時から未来を見る能力をもっている。人に直接触れると他人の未来が見えるし、勿論自分の未来も常に見えている。

幼いころから徐々に能力が強くなっていき高校生の頃には、今の状態となった。何故かこの能力が身に付いているのかは分からないがずっと隠しながら21年間生きてきた。

未来が見えるとしたらどんなことをするだろうか?

大半の人は大当たりの宝くじを買って大金持ちになることを考えるだろう。

しかし、現実は甘くなく上手くいかない。

実際には、未来はある程度、決まっているからだ。いくつかの選択肢がありその中から選ぶしかない。

例えば、大当たりの宝くじを当てるためには、宝くじを買う未来の可能性が無ければいけない。それで尚且つ地球に巨大な隕石が降ってくるよりも低い確率の大当たりで当選する未来が無ければ、宝くじを当てることは、出来ない。残念ながら僕は、その可能性はなかった。人生でも外れくじを引いたのか。

今まで、僕の人生は、あり得る可能性の中で一番、ベストなものを選んできた。高校も大学の受験も自分が入学できる可能性がある中で一番ランクの高い学校の未来を選択してきた。

能力で将来なりたい職業にはなれないと知ってから、それが一番、楽で安定していて幸せに暮らしていける生き方だと思っていた。今までは


今は、「まるで他人選んだ人生を生きていたとようだった」感じて後悔している。


考えに囚われ始めた、きっかけは、大学3年の冬休みが始まったばかりあの日からだ。


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