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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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88/100

はちじゅうはち

帽子を被ってベンチに座っていると、突然の通り雨に強く打たれた


あんなに晴れていた空が、嘘のように表情を変えた


楽しんでいるようにも見えたが、僕に悲しみは無かった


何年も前の携帯だが、防水機能があったかは覚えていない


そんなことを考える余裕は残っていた


不思議なもので、僕は一歩もベンチから動かなかった


体のどこがとは言えないが、細胞の一つ一つの重みを感じていた


雑草に乗った雨粒がガラスのように輝いて綺麗だった


ずっと視界に入っていたが、僕はその存在を意識していなかった


その隣には、黒く干上がったミミズの死体があった


コンクリートのミミズも息を吹き返さないかな


戯言を吐く僕の口元はわずかに笑っていた

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