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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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ななじゅうご

重力加速度を感じたのも束の間で、気づけば雲の天井に頭を差し込んでいた


雲の層を超えた時、そこは青の世界に変わった


行儀良く並んだ雲海は地平線のようであった


景色が一様で、進んでいるのか止まっているのか、わからなくなる


室内に目を向けると、隣の男性が鼾をかいて眠っている


口を大きく開けて、暢気なものだ


どうして、この鉄の塊は飛ぶことができるのだろうか


恥ずかしいことに、私は何もわからず恩恵を受けている


ただ、これは私の持ち物のほとんどに言えること


半導体の意味はわからないし、時計が正確に時を刻むのも不思議なものだ


そして、このシンプルなスマホの中に凝集された技術を1%も理解していない


別に悪いことだとは思わない


人は技術で時間を捻出したわけだ


いま問われているのは、この作り出した時間の用途だろう


この時間をいろんなコンテンツが取り合いをしているのが気に入らない


エレベーターの中でもタクシーの席でも、必死に注意を引き付けようとする


これに悔しいけれど注意が向いてしまう


空いた時間の過ごし方を私は忘れてしまった


いや、もともと知らないのかもしれない


反抗心が芽生え始めた私は空をじっと眺める


まずはこの景色に広がる青について考える

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