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ろく
無償の代償は莫大で、
天秤はブランコの如く不安定。
自ら賭した命のように、
裁くことは誰にも出来ない。
君が築いた創造は、
繊細な糸で吊るされて、
弄ばれて、捨てられた。
それでも誇らしげな君の傷に、
塩を塗りたくる私は何者。
最後の時間を過ごすにも、
明確な時刻は決められない。
恐怖と憎悪と懺悔のために、
火を点け、燃え上がるその姿。
それが私を包む時、
そこを終わりに定義する。
明々と照らす道筋を、
希望との邂逅とするならば、
後悔はないと鼻息荒げ、
強がる私は尚も醜い。




