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ごじゅうはち
耄碌の翁に嘲笑われた現実を受け入れて生まれ変わった
気付けば冷え性になっていた、芯の温もりが届いていないのか、真が冷めたのか
嫌いなものを嫌いだなと口に出すとニキビが減った
野菜を美味しいと感じるようになった、年を取ると求める栄養は変わるのか
文化の飛躍で人間は拡張しているが分化も進んだような気がしてならない
爪や髪を切るのに、ちょうど良いタイミングが未だにわからない、伸びる速度は違うからか
孤独を楽しめるのは、ヒトといる時間があるからというアマノジャク