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よんじゅうなな
寝ている途中で目が覚めたのだと思う
額に汗を浮かべながら夢か現か不明瞭なまま
歩き慣れた部屋の中を半目になって歩いた
冷蔵庫の光が冷たく心地よく感じた
最近はラベルレスの水しか飲まなくなった
殊勝な健康志向ではなく自然と水に行きついた
なんの癖もない静寂な透明な液体に優しさを感じていた
喉を唸らせながら一気に1本飲み干した
暗い部屋の窓から外を眺めると一斉に信号が赤になった
そういえば正面のマンションのすべての電気が消えているのを見たことがない
しばらく景色を眺めていたが眠気に負けてベッドにまた潜り込んだ
覚えていないけれど、嫌な夢を見ていた気がする
また僕は夢の続きに連れ込まれるのだろう




