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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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さんじゅうきゅう

どれだけ着飾っても僕の心象風景は

黄色い砂漠が広がっているだけだった


生き物は何もいない、ただただ無数の砂のみ


自分の心の中なのに、僕は彷徨い続けていた

何かを期待していたのだろうか


そんな僕の心にある日オアシスが出来ていた

彼女は砂漠の中でも水を生み出し植物を育てた


僕は何とも言えない心地よさを感じていた


何人たりとも入れないつもりだった聖域に

自然に入って、彼女は自然を増やした


しかし、ある日、気付いてしまった

彼女はそのオアシスの水を汲んでは外に運んでいた


僕は恐る恐る聞いた

何処に行っているの、それは僕たちの水でしょう


しかし、彼女は毅然と答える

あなたの砂漠は水を作るのに適していた

ただその水を使うのは私次第でしょ


そうか、勝手に願いを妄信に変えてしまっていた

なんと、お目出たい脳内だったのだろう


丁寧に彼女を埋葬した

そうして、僕はまた砂漠を広げた


もう誰も入れたりしない

この孤独と苦痛こそ

僕にとっての生なのだから

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