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詩集『想・葉・連』~無数の点は線を描くのか~  作者: 槇河 しゃち


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にじゅうよん

これ食べてみるか、と差し出された肉まん

割った途端に湯気が溢れて眼鏡が曇る

作業着は泥に汚れて体は冷たくなっていた

一口一口噛む度に溢れる肉汁が舌に染み入る

胃の輪郭が分かるほど温もりが体内で広がっていくのがわかった

上司はコーヒーを一杯飲んで何も言わずに場を去った

ぶっきらぼうで、失敗を大声で攻め立てるような嫌な奴

だけど、さっき僕の眼鏡が曇った時にぼんやりと

髭オヤジの顔が笑っているように見えた

独り身だし別に良いかと思っていたが

今日は俺の33回目の誕生日だった

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