軽音楽部 部長 祭 音頭
「ジブンのキモチにショージキなトコロカッコイーデース」
「そうでしょうパル僕カッコいいでしょう、やっちゃんりっちゃんはどう思う?」
「聞かなくてもカッコいいと思ってるから安心しろ」
「実際言葉に出してほしいんだよやっちゃん、りっちゃんはどお?」
「うん、純粋正直にバカ」
バッサリである、
「やっちゃん、パル、りっちゃんが冷たいよ~」
「まぁ音頭話を戻そう、葵会長の誕生会をするんだろ」
このままでは脱線しそうなので屋台が話を戻す、
「そうそ、場所はここでね、我が部室での初本格的演奏だよ」
「今まで楽器の練習はしてたけど、部室でバンドはしてなかったものね」
「まだ部が出来て間もないからな」
「そ、だから初バンドは葵会長のバースデーバンド」
「グッドアイディアデースオンド」
「バースデーバンドというよりはバースデーソングを歌うんだろ、それで担当楽器は決まってるのか?」
「ハァーイオンド、ワタシにワガママイワセてクダサーイ」
パルディアが元気よく挙手をする、
「言って~パル、ワガママでも無理難題でも部長の僕はなんでも聞いちゃうよ」
嬉しそうな音頭である、
「何であんなに嬉しそうなのかな?」
「多分部員のわがままを聞いてあげる部長って言うのに憧れてたんだと思う」
屋台の言うとおり今の音頭はそんな感じに見える、