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祭音頭の音頭6  作者: カシギ
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11月20日は

「実の妹の冷たい視線と言葉をものともしない僕」


マイクとスティックをたかだかと上げて言う音頭である、


「それで音頭」


「ん?、な~にやっちゃん」


「そんな格好をして、こういう問答をしたってことはなにか考えてるんだろ」


「さっすがやっちゃん、僕のことは全部分かってる!」


嬉しそうに音頭は言う、


「そんな格好をしてれば大体の人は分かると思うけどな」


「葵会長がまだ来てないけどそれも関係してるんじゃないの?、音兄ちゃんはこういうのは絶対全員いるときにやるんだから」


確かに蓬栄学園高等部生徒会長[氷菓 葵]、生徒たちからは[氷の模範生]と呼ばれているが、その姿はここにはない、


「オゥ、セイトカイのシゴトでオクレルトイッテマシタ」


「そうパル、僕たちも手伝うって言ったけど後は資料を職員室に届けるだけだからってことで先に来てるんだよね、だから今がチャンスだと思って僕は急いでこの格好になったんだよね」


「チャンスね~、音兄ちゃんのそう言うときって大抵騒動のもとだよね」


「デモワタシはイベントダイスキデース」


「それで葵会長には聞かれちゃまずい話なのか?」


「う~ん、別にまずくはないんだけど皆、今月の20日が葵会長の誕生日って知ってた?」


「いや知らなかったな」


「私も今聞いて初めて知った」


「ハーイ、オンドがイワナケレバシリマセンデシター」


「でしょ、だからさ僕たちで葵会長の誕生会をやろうと思って」

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