表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祭音頭の音頭6  作者: カシギ
16/67

新しい友情

「それでは私たちも氷菓先生に許可をお願いしに行きましょうか」


気を取り直し葵は本来の目的を言う、


「はい、許可ってやっぱり部室での飲食のことですよね?」


ある程度の予想をしていたことを言う立花だが、


「その通りです、飲み物やお菓子程度ならともかく音頭君がやろうとしているのは明らかに違いますからね」


「氷菓先生の許可をもらえば大丈夫何ですか?」


「同伴と言う形になりますが・・・」


歯切れが悪い葵だが、


「分かります葵会長、親同伴のコスプレ誕生パーティーなんて恥ずかしいですよね!」


「分かってくれますか!、立花さん!」


立花の手を握る葵、新しい友情が芽生えた瞬間であった、


「音兄ちゃんも最初私がやらないって言ったら父さん母さんに蓬栄祭で演奏してもらおうとしましたから」


「なるほどそこで立花さんが折れたわけなんですね」


「さすがに自分の両親が学園祭で演奏なんて」


「立花さんの両親が断るとは思わなかったんですか?」


自分の息子と学園祭で演奏となると恥ずかしいとは思うが、


「う~ん、父さんはともかく母さんは結構ノリノリでやると思うんですよ、下手したら蓬栄学園高等部の制服まで着て」


その姿が立花には容易に想像できた、


「素敵なご両親なのですね」


「素敵と言うか学生気分が抜けてないと言うか」


「さて私も自分の母に頼みに行きましょうか、許可が取れなかったらそこまでと言うことで」


立花の話を聞いて気が楽になったのだろうか、葵の足取りが軽くなったように立花は思った、



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ