[フンス]
「そーですよ葵会長!、僕たちももの凄く葵会長のバースデーパーティーをやりたいんです!」
再び零距離まで葵の顔に自分の顔を近づける音頭であった、
「お、音頭君だから顔が近いって!、少し離れておくれ!」
「いいえ離れません!」
「!!?」
音頭の拒否にビックリする葵である、
「葵会長がバースデーパーティーをやっていいと言ってくれるまで離れません!、フンス!」
自分でフンスと言いながら鼻息を荒げる音頭である、
「は、鼻息がかかるよ、そそそそそれに口も近いよ!」
「お、音兄ちゃんそろそろ離れてあげても」
「音頭、さすがにそれ以上は」
まずいと思ったのだろう、立花と屋台が止めに入ろうとしたが、
「まぁまぁ、ここは音頭君に任せようよ」
「そうそ、それにこれぐらいしなくちゃ葵は動かないしネ~」
逆に生徒会役員の2人に止められる立花と屋台である、
「ああああアンタたちいいぃ」
口調も[素の葵]に戻っている、
「ほらほら葵~、どうするの?、祭君の顔が近いよ~」
「このままじゃ祭君との熱いキッスが始まっちゃうのかな~」
「うううううう」
音頭の顔が近づく度に葵は後ずさるが合わせて音頭も前に出てくる、そしてとうとう、
「あ?」
ちょっとかわいい声をだして、壁まで追い詰められてしまった葵である、
「お~とここで葵選手とうとう壁際まで追い詰められてしまいました」
「祭選手の顔も迫っています、さぁここからどう逆転の狼煙を上げるのでしょうか?」
解説に入り完全に面白がっている生徒会役員の2人である、