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全てバレる

ライルはお金を貰うと、すぐに家に帰り今は母親の執務室のドアの前にいた。入室の許可を貰い、中に入ると、執務机の上には書類が置かれていた。


「なんの用だライル」


母親は書類の束から目線を移しライルにそう尋ねた


「これを」


ライルはマジックポーチから祖父にもらった、代金が入った袋を取り出した。


「な、なんだそのポーチは!! 収納容量以上のものがなんで出てくるんだ」


「それよりも中を」


「わかった」


母親はポーチのことはあとで説明させようと決め、ライルに促され袋を開けた。


「な、」


中身を見た母親は絶句していた。あり得ない額の白金貨に


「どうです? これで借金は返済できますよね?」


「あ、ああ、これで豚の話を潰せるぞ!」


「よかった、では僕はこれで失礼します」


ライルは母親に説明するのがめんどくさかったので急いで部屋から逃げようとした


「待て!」


母親がライルの首元を掴み静止させた


「まだ、金の出どころと、ポーチのことを聞いてないぞ」


「いや、それは」


「ほう。私相手に黙秘しようというのか。よかろう。話したくなるまで武術の稽古だ」


「わかりました。話しますよ」


ライルは遺跡のことなど、いろいろ母親に追及されて全て自白させられた。母親はいい尋問士になれるのではないかとライルは密かに思っていた。



「よし、ならその遺跡に行くぞ」


母親はそう言うと、メイドに他の家族を集めさせ、ライルの案内で遺跡へと向かった。


隠し通路を通り、中に入ると、イリスが待っていた。


「お待ちしておりました。皆さま」


「君がイリスさんか。息子がお世話になっている」


「いえいえ。大したことはしておりませんので」


「息子がいっていた訓練場を見せてもらいたいのだが」


「わかりました」




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