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瞬きを忘れた詩の流星を見上げて【3】
透き通った七彩の葉脈
音立てずに舞い落ちるサイレントリーフ
現実の園を閉じた無重力の煌めき
シルクスカーフに包まれて沸き立つリリック
ビーズクッションに後頭部を埋め
ホワイトリッチな空間に和んで心ふわり
明け方にハッピーバースデー
一本ずつ灯る余興のロウソクは幻想的で
私の心情描いた名刺をポストへ投函
無色透明の雪で凍った細い枝の木琴
奏でる拙いメロディー
レリーフを変換した清らかな甘味
こそばゆい波のささやきに揺れるの
温室であなたを待つ杞憂など在らず
露の雫に瑪瑙の猫が丸くなる
私の良質な眠りにあなたは欠かせない
あなたの優しさは膝枕のよう
気持ちよい幸福の訪れ